大阪から電車に揺られること約1時間。
本日は奈良県中部にある橿原市へやってきましたー!
今井町への最寄りは近鉄八木西口駅とJR畝傍(うねび)駅があります。
また奈良公園のある奈良駅からは約40分ほど。
駅を出たら西方面へまっすぐ進みましょう!
八木西口駅を出ると正面には飛鳥川が流れ、
朱色の蘇武橋を渡ると一気に江戸の雰囲気に早変わり。
雰囲気的には倉敷の美観地区に似ているかも。
観光マップも設置され、初めて訪れた人でも迷わず周ることができます。
細い通路の左右に建つ並ぶ全建物数約1500棟弱のうち、約500棟の伝統的建造物が存在しており、迫力があります。
またその中には国の重要文化財が9件、県指定文化財が3件、市指定文化財が5件存在し、
歴史的にも地理的にも大変貴重な町です。
東西約600m、南北約310m、面積にして17.4haの地区内には、
小道の左右に肩を寄せあうように古民家が立ち並び、周囲の住宅と比較して外観から大きく異なります。
理由は今井町は周囲を堀に囲まれており、外部からの侵入者を拒絶し、
独立した自治都市を築いた歴史が表されているためです。
まずは今井町に残る町家の中でも特に貴重な重要文化財をご紹介します!
旧米谷家住宅は「米忠」という屋号で金具商や肥料商を営んでいた米谷家の旧住宅。
訪れた時は作業中で中を見ることができませんでしたが、内部は広い土間や煙返しがある農家風の作りになっています。
河合家住宅は江戸時代から続く現役の酒屋さん。
到着すると中から女性の4人組が満足気にお店から出てきました。
こちらのお店試飲も可能ですので、
お酒好きさんは足を運んでみてはいかがでしょう。
その向かいにあるのが2階建ての高木家住宅。
こちらも酒造業を営んでいました。
屋根の頂部の水平な大棟から両側に葺きおろす切妻造(きりづまつくり)と平瓦と丸瓦を交互に用いる本瓦葺を採用した2階建ての作りは幕末の上層民家の特徴。
中には江戸時代の生活用具や火縄銃なども展示しており、見学することも可能です。
町の南側にある称念寺は今井町の起源となった場所で、
寺内町の形成、発展を支える町政全般の拠点となった歴史ある寺院。
現在は解体修理中でしたが、境内に咲く桜が満開でした。
今井町でおすすめしたいカフェもご紹介します。
うのまち珈琲店は岡山県玉野市にある行列のできる人気ブックカフェ。
遠出してでも食べたいと巷で話題のお店でしたが、この度2号店を関西に出したということで大いに話題になっています。
広々とした店内にはたくさんの書籍が置かれ、ソロ活にもおすすめ♡
テラス席もあり、天気の良い日は外で食事を楽しむこともできます。
訪れたこの日もほぼ満席!さすが人気店といったところ。
※お写真は落ち着いた頃に撮影しました。
そしてうのまち珈琲店が注目されるきっかけとなったのがこちらのパフェ!
今回はいちごのクリームブリュレパフェ(950円)とうのまちクリームソーダ(600円)をいただきました。
1番人気の季節によって内容が変化するパフェは今の季節は苺を使用しています。
見た目も華やかで写真映えも抜群!
パリパリのブリュレに甘さ控えめの生クリーム、中にはミルクプリンやアイスクリーム、いちごシャーベットが層になっています。
パフェはシャーベット状なので少し待ってから食べるのがおすすめ。
クリームソーダも水々しい真っ青なカラーがとっても綺麗!
味もさっぱりとしていてこれからの季節に人気が出そう。
称念寺の南側にある今井まちや館は江戸時代の豪商の暮らしが体験できる場所。
現在は管理が行き届いていますが、元々廃墟と化していた18世紀初期頃の町家を痕跡資料にもとづき復元したのだとか。
館内は見学することができ、はしごに登って屋根裏部屋を見学したりすることが可能です。
館内には当時を彷彿とさせる調度が置かれており、はしごを登って屋根裏に上がったり、珍しい地面に埋まった一口かまどを見ることができるなど、江戸時代の豪商の暮らしを体感することができます。
個人的にびっくりしたのが、小林豆腐店の軒先にあった豆腐の自販機!
みなさん豆腐の自販機って見たことありますか?
私は初めて。笑
もちろん実際に購入することができます!
町内にはカフェやレストランも数件あり、貴重な町家内で食事を楽しむことができるのでぜひ利用して見てください。
お庭が見えるお店や畳の広がるお店など、
風情を感じる店内でのお食事はたくさん歩いた疲れも吹き飛びますよ♩