恵比寿駅の西口を出て徒歩5分ほど。ロータリーから坂道を上がってゆくとこちらの建物はあります。
お昼間はわかりにくいですが夜になると曇りガラスの中に木のような影。色合いも合間ってセクシーですな。
インターホンを鳴らしてエレベーターで上がります。
エレベーターを降りると扉の前に待機していた店員さんがお出迎え。
扉が開かれると広がっているのは青と緑の空間です。
荘厳かつエレガンスな雰囲気が漂います。
個室と言ってもいいかもしれませんが2階ロフトもいずれ使えるようにするそうです。
オリジナルの箸を選び、今夜の宴のお供に。
こちらのお箸は専用ケース付きで持ち帰れます。マイ箸として愛用できますね。
麹の効いたドリンクはこれから始まるペアリングコースの期待を一気に高める味わいです。
Corso di Settembre 2019と題された今回の長月メニュー。
先付八寸は
☆パッパ・アル・ポモドーロの冷製
☆ドライトマトとリコッタチーズのカッサータ
☆シマアジ 柚子胡椒のサルサ・ヴェルデと白インゲン豆のピューレ
☆仙鳳趾産牡蠣と舞茸の藁燻し ポン酢のジュレ
☆椎茸と葡萄の白和え
どれも絶品だったが、特に牡蠣の味わいは筆舌に尽くしがたい。
続いて然に用意されたのは乳酸発酵させた時季の野菜と果実のガスパッチョ。玉ねぎと甘酒に豆乳ヨーグルトのジェラートが添えられている。
箸休めには自家製天然酵母のパンオルヴァン プロシュートとブラータ、ストラッキーノとマスカルポーネのクレーマ黒トリュフ添えが。
ペアリングのお酒の何が素晴らしいかって、ペアのお食事にマッチしているのはもちろん、次のメニューにまで味が残らないぐらいさっぱりじっくり染み込んでいく感じがあることだ。
意外な組み合わせと思えるペアリングも味ってみれば絶妙なのを思い知る。シェフの経験値の高さをここでも感じた。
続いては油物。玄界灘産クエの
コトレッタと茸のフリット ラルドとポルチーニのソース。
預鉢にはパルミジャーノ・レッジャーノのビニエ、西京漬にしたフォアグラ豆腐と奈良漬けにヘーゼルナッツのクロカンテ、新丸十のマイヤーレモン煮を。
そして炊合せに用意されたのは和牛ミスジと翡翠茄子 スッポンのコンソメの菊花飴。
味わいはもちろんのこと、見栄えも素晴らしい。
締めのご飯へと突き進みます。 なんとペアリングドリンクはポルチーニなる純米吟醸。一見ワインに見えました。
そこに合わせるご飯も秋の旬のものということで松茸とトリュフの絶品ご飯!
二回に分けて提供してくれます。幸せ。
思わず声をあげてしまったのはなんとデザートにまで合わせてペアリングドリンクが用意されていること。
またこれが恐ろしいほどにマッチするんです。
今回の水物はスイカのコンポートと酒粕のジェラート ココナッツと甘酒のビアンコマンジャーレで、Dolceにはカカオと日本酒のバリエーション 貴醸酒のババと古酒のソルベ、発行プラムのピュレでした。
最後の最後にコーヒーかハーブティーのチョイスも。
これで品数16品12,000円です。とんでもなく素敵なお店に出会えてしまったという印象を受けてお店を後にしました。
デートでも友人たちとでもファミリーでも、どんな形でもお勧めできる素敵なレストランです。
5800円、8800円のランチコースもあり(週末限定)
夜は13品8800円コースから、16品12000円、16品18000円のCarta Bancaコースまであるので好きなところからチョイスはいかが?
HaRe Gastronomia(ハレ ガストロノミア)
東京都渋谷恵比寿南1-9-4 長谷川力ビル2階
050-3184-0301