新型コロナウイルスの影響で、趣味の旅行を自粛していた日々。
GoToトラベルも始まったので、久しぶりに夫婦で旅行をすることにしました。
今回の行き先は秋田県の小安峡温泉にある旅館「多郎兵衛」です。選んだポイントはこちら。
①湯守り12代続く、格調高い上質な老舗旅館
②クチコミ高評価の温泉や食事、若女将さんのおもてなし
③都会の騒動を忘れられる非日常的な空間
詳しくは下の赤いボタンからチェックしてみてくださいね♪
小安峡温泉は秋田県の南にあり、秋田空港から車で約1時間30分で行けます。
今回私たちは空港近くでレンタカーを手配して車でアクセスしました。
冬期間は一部道路で通行止めがあります。
冬季の通行可能な道路は公式サイトにのっているのでご覧ください。
電車でアクセスする場合は、湯沢駅から旅館まで無料送迎があります。
こちらは時間が決まっており、予約制なので詳しくは下の赤いボタンからご覧ください。
旅館に到着したら、若女将さんがお出迎え。
若女将さんの接客やおもてなしはクチコミでも高評価。荷物運びなど些細なところにも気遣ってもらえて心地よかったです。
実際に若女将さんは接客について
「遠方からいらっしゃるお客様も多いので、遠くの親戚を迎えるような気持ちで笑顔でお出迎えしています。
お客様とはなるべくコミュニケーションをとって、どういったところを求めているのか常に気を付けています。」
と明るくお話されていました!
旅館は常連さんも多くて、"ただいま"と言いたくなる温かい雰囲気です。
館内は清潔感があって、広々しています。
フロントには秋田県湯沢市で有名なこけしが飾られていました。他に木地山こけしや小安こけしが約200体もあるそうです。
チェックイン時は、飛沫対策としてビニールカーテンが設置されていました。
お客様やスタッフ全員の温度を測って、アルコール消毒も徹底しているので、安心して過ごせます。
フロントにはおみやげ処や喫茶店があります。
飲み物などはこちらで購入できます。自販機もあるので安心。
おみやげ処では、地酒や地元の特産品(いぶりがっこ、梅干しなど)がありました。
18時に閉まってしまうので、早めの時間に購入すると良いでしょう。
続いて、夫婦旅行でおすすめなお部屋を紹介します。
多郎兵衛のお部屋は3タイプの和室に和洋室、特別室があります。
お客様が寛げるような家具が備えており、ゆったりした雰囲気になっています。その中でも夫婦旅行でおすすめな和洋室タイプのお部屋をご紹介します。
こちらは和と洋が融合した贅沢なお部屋です。
ウェルカムスイーツ(おかみの手作りクッキー)もあり、お茶と一緒に美味しくいただきました。
寝室にあるベッドもふかふかで、心地よかったです。
洗面台も2つあり、アメニティもメイク落としや化粧水、乳液、ボディミルク、ボディローション、ヘアローションなど豊富。手ぶらでOKなのも嬉しいポイントですね。
続いては、中庭が見えるベランダ付きの和室。
中庭には大きな池があり、鯉が優雅に泳いでいる姿を見られます。
小安峡の自然をたっぷり堪能できるので、日頃の喧騒を忘れて心も体もリラックスしたい人におすすめです。
アメニティは化粧水と乳液、メイク落としがあります。ドライヤーはフロントに連絡をしたら借りられます。
湯守12代続く、歴史ある温泉は旅館の自慢。
内湯が3つ、露天風呂が1つ、貸切風呂1つあります。
男女入れ替え制になっているので、時間を決めていくと良いでしょう。
柔らかい源泉掛け流しは、単純温泉で神経痛や筋肉痛、冷え症、疲労回復などに効果があるそう。
温度も高めで身体が芯から温まりますよ。
宿泊中に浸かってほしい温泉を紹介します。
まずは、秋田杉の全長50mもある梁と熊本県阿蘇より惚れた石を敷石に使用した大浴場。
天井が高くて、ほっと落ち着く温泉です。
夜はかすかな光で照らされて、極上のリラックス体験ができます。
ひとりの時間を大事に過ごしたい時におすすめです。
湯船に宮城県栗原市の栗駒焼を敷き詰めた変わり温泉です。
温泉に入ると、多郎兵衛の文字と栗駒焼のゴツゴツとした肌触りを楽しむことができます。ぜひ触れてみてください。
時を超えたようなユニークな温泉で、非日常的な時間をたっぷり堪能できました。
個性的な温泉を存分に楽しみたい方におすすめです。
最後は、四季折々の自然を肌で感じる露天風呂。
日中は柔らかな光が差し込み、夜は幻想的なお風呂になります。
岩肌の間には横になれる箇所もあり、ゆっくり寛げました。
極上の静寂に包まれた、至福の時間を過ごしたい方におすすめです。
夕食は会場食(イステーブル席等)か、部屋食(部屋食は2名様まで。3名様以上個室)のどちらかを選べます。
お料理は地元でとれた旬の食材にこだわり、すべて若女将さんが手作りしています。
秋田名物のきりたんぽや皆瀬牛のサーロインステーキ、稲庭うどんなど、全17種の和食膳でした!
まずは、乾杯に旅館オリジナルの日本酒「多郎兵衛一二代」をいただきました。
すっきり飲みやすい日本酒でお料理が進みます。
今回いただいたお料理はどれも美味しくて、旦那様も大喜びでした。
特に皆瀬牛のサーロインステーキは絶賛です。
皆瀬牛は、皆瀬で一軒しかない牛肉肥育農家で育てられた希少な黒毛和牛。
上品な脂でとろける旨さ。ゆず胡椒との相性も抜群です!
贅沢なひと時を過ごせて大満足です。
夕食後はお部屋でゆっくりして、温泉に浸かり、お休み処でのんびり過ごしました。
久しぶりの旅行だったので秋田の地酒で乾杯も。
秋田県の地酒「福小町 純米令嬢」をいただきました。
数々の賞をとっている日本酒で、かすかな甘みがアクセントになったお酒でした。
他にも湯沢は酒蔵がたくさんあり、様々な味を楽しめます。日本酒好きにはたまりませんね。
日本酒を飲んでぐっすり熟睡。翌朝は会場食(イステーブル席)で、体に優しい和定食をいただきました。
新型コロナウイルス感染症対策としてバイキングは中止していましたが、テーブルごとに少しずつ盛り合わせにした料理をいただきました。
一品ずつ手の込んだおかずは、どれもごはんが進むものばかりで美味しかったです。
おかずに食用菊もありました(黄色と白い紫色のもの)。
初めて食べましたが、シャキっとした味わいでさっぱりしていました。ぜひ試してみてください♪
最後に「多郎兵衛」と合わせて周れる観光地をご紹介します。
小安峡の絶景や酒蔵見学、伝統工芸品の蒔絵体験もできるので、チェックイン前後に訪れてみてくださいね。
旅館から徒歩15分ほどでアクセスできる小安峡。
皆瀬川の上流にある渓谷で、栗駒国定公園という岩手県、宮城県、秋田県、山形県にまたがる山岳公園の一部でもある人気観光地です。
渓谷は深さ60mあり、300段の長い階段を下りると98℃の大噴湯があります。
遊歩道から間近で見ることができ、圧巻の景色でした!
渓谷の上からでも素敵な景色を眺めることもできます。
10月中旬~10月下旬の時期は、色鮮やかな紅葉と渓谷、噴き上げる白煙が見渡せます。
湯沢市はミネラル豊富な名水に良質な酒米がとれるので、酒造業が盛んな地域です。湯沢駅周辺にもたくさんの酒蔵があります。
今回は400年の歴史があり、世界一の称号を獲得した木村酒造に行きました。
江戸時代に建てられた立派な内蔵を見ることができます
他にも酒造りに使われる道具やわらで作られた道具類、昔の水道管など珍しいものが展示されていました。
奥に進むと、酒を搾る機械の槽(ふね)、搾った酒を一時的に保管する陶器、内蔵があります。
昔使われていたものが間近で見られるのでタイムスリップした気分になりました!
※2020年10月現在、酒蔵見学や試飲は休止しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
内蔵にはたくさんの賞が飾られていました!
中でも「福小町」は、世界で最も歴史と権威があるインターナショナル・ワインチャレンジのSAKE部門で最高賞(チャンピオン・サケ)を獲得しているんです!
この賞を持って写真を撮ってOK!わたしも写真を撮らせてもらいました。ご利益がありそうです♪
帰りに数々の賞を獲得した「福小町 大吟醸」を購入。洋梨のようなジューシーな味わいで、美味しさに感動しました!
季節限定の商品や蔵限定の生酒「ふくこまち」もあります。生酒は常時5℃以下の温度で保存しないと味が変質してしまうので、保冷できるものが必要です。
川連漆器は鎌倉時代から続く、歴史ある漆器です。
こちらでは常時800点以上の製品を取り揃えた展示販売コーナーや実際の工具や道具などの膨大な資料を展示している歴史資料館があります。
お箸やお椀などの食器もあるので、大切な人へのプレゼントにもおすすめです。
こちらでは漆器に趣を与える沈金や蒔絵を体験できます。
今回は蒔絵をやりました。
蒔絵は漆器の表面に漆で絵を描き、乾かないうちに金属粉を蒔いて器面に定着させる技法のことです。
お揃いのうさぎの絵を選びました。お客さんによっては自分の絵を描く方もいるそうです。
描く際は、力加減によって太さが変わるので緊張しました!
そのあとは好きな色を選んで金属粉を蒔いていきます。
あっという間に世界にひとつだけの漆器が完成です♪
体験教室の予約は必須なのでこちらをご覧くださいね。
新型コロナウイルスもあり、疲れた身体を存分に癒せる「多郎兵衛」。
12代続く歴史があり、上質な体験を求める私たち夫婦にとっては至福の時間でした。
ぜひ極上の癒し体験をしたい方は、下の赤いボタンから見てみてくださいね。