だんだん過ごしやすくなってきた秋。秋といえば、やっぱり「アート」ですよね。そこで、最近多方面から注目を集めるアーティゾン美術館へ行ってきました。
実はここ、旧ブリジストン美術館がアーティゾン美術館と名を変え、今年オープンしたばかりなんだとか。
アーティゾンはアートとホライゾンをくっつけた造語、つまり「美術の地平」。ここではどんなアートと出会えるのでしょうか。
※アーティゾン美術館の詳しい情報はこちらをチェック→https://www.artizon.museum/
10月初旬に訪れた今回は、鴻池朋子（こうのいけ ともこ）さんの展示会、「ちゅうがえり」という動物をテーマにしたユニークな展示会が行われていました。
ちなみにこの展示会は石橋財団コレクションと現代アーティストがコラボしたもの。
伝統的な絵画や新進気鋭の作品の融合を楽しめる内容となっています。
そして今回はその記念すべき第一回、鴻池朋子さんとの展示会なのです。
※詳しい展示内容はこちらから→石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり
石橋財団コレクションとは、約3200点もの美術品を貯蔵している財団のこと。著名な作品だと、青木繁さんの「海の幸」などがあります。
「歴史の教科書でみたことある！」そんな作品にも出会える貴重な展示会です。
今回は私が特に印象に残った作品を紹介します。
こちらは毛皮に対しての警鐘なのかな？と私個人としては受け取りました。かなりインパクトの強い展示内容です。
この動物の毛皮を展示したコーナーの横には「クールベの雪の中を駆ける鹿」という作品が(4枚目）。こちらの作品は、狩で捕らえられる寸前の様子を描いた作品。毛皮の横に飾る作品としては、かなり強い意味がありそうですね。
石橋財団が貯蔵しているヨーロッパの田舎の風景を描いた絵画、シスレー作、「森へ行く女たち」です。フランスと思われる田舎の風景と日本の田舎の風景を描いたパッチワークで表現したものなんだとか。日本の風景をパッチワークした作品とのジャム※です。
※ここでの「ジャム」とは、美術館の空間の中に異質なものを同時に展示して、ひとつの心地よいものを作り上げるという意味。
フルーツのジャムのように果物と砂糖を煮て溶け合わせて美味しいものができたということから、このような意味が出来上がりました。
アートに浸れる贅沢な時間はなににもかえがたい時間です。じっくりゆっくり、自分を見つめ直して。非日常的なものに触れて、新しい感覚を自分の中に宿でたら...こんなに嬉しいことはありません。
アートで秋を堪能したあとは、「食」で秋を感じたい。ちょっと優雅な気分に合わせて訪れたのは銀座にある「資生堂パーラー サロン・ド・カフェ 銀座本店」。
灰色の建物街の中に現れるこっくりカラーの赤いビルが印象的です。
通されたソファ席にはそっと添えられた一輪のお花が♡くすんだピンク色のお花は壁とも統一されています。可憐なお花のおもてなしに心もホッとします。
こっくりレッドの外観に、こっくりピンクを基調とした内装。女の子というよりも「レディ」な空間が気持ちを舞い上がらせてくれます。
そして、今回の1番のお楽しみは秋の限定スイーツ。こちらは、今月のおすすめスイーツ「秋の味覚クレープ」(2100円)。秋の果実の彩りがとっても綺麗♪
バニラとシナモンを使用したクレープ、フロマージュクリーム、カシスクリーム、秋のフルーツがふんだんに使われたこちらのスイーツ。
みずみずしい秋の果実と濃厚なクリーム、香ばしいクレープ生地がからまりあいます...♡
コーヒーと紅茶がついてくるのも嬉しいポイント。
続いて私がいただいたのは「九州産 和栗のモンブランパフェ ジャージーミルク仕立て(￥2,400) 」です。秋といえばやっぱり栗！ブラウンみのある見た目もほんのり秋を感じさせてくれます。
アイスクリーム・マロンクリーム・生クリーム...素材すべてが最高級。
クリームには長野県八ヶ岳野辺山高原で育ったジャージー牛のものを使用。そのため、濃厚なコクながら後味がさっぱりとしてくどさが一切ないんです。
パフェの奥底のサクサクはまるでアーモンドフロランタンのようでしっかりとした味わい。
全体的に「こってりさ」と「さっぱり感」のバランスがとれているので、このボリュームでもしっかり食べられます♪
店内のどこにいても清潔で綺麗でキュート、エレガンスな空間がひろがっています。いるだけで上品で洗練された気分に。
銀座の街を眺めながら、優雅に物思いにふける時間を過ごせます。老舗ならではの上品でレトロな雰囲気を味わいましょ♪
お店に入って思ったのが、壁も天井も全部ピンクのような、茶色のような、ここ独特の色であること。これはどうやら「レンガ色」なんだそう。いい意味で重厚感のある色を使うことでかわいいよりも「大人かわいい」そんな、落ち着きのある空間を演出してくれているのかもしれません。
今回は秋を堪能するのにぴったりな「京橋・銀座のちょっぴり贅沢なアート＆秋スイーツプラン」を紹介しました。
シックでモダン、エレガントでスイートな気分を京橋・銀座でアップさせてくださいね♪
自分に秋ならではのご褒美を。
秋といえば、「芸術の秋」「食欲の秋」。涼しく過ごしやすいこの季節、休日はちょっと京橋＆銀座まで足を運んでみませんか。今回は今最も旬なニューアートスポット、アーティゾン美術館と、期間限定高級マロンパフェが味わえる資生堂パーラーでちょっぴり贅沢な秋のお出かけプランを提案します♪今度の休日は日常からしばし離れてみませんか？