今回の小樽巡りのスタートとなる南小樽駅は、札幌から快速で約30分とアクセスもばっちり。
ホームに降り立つとさっそく降り注ぐような満開の桜が出迎えてくれます。
実はこの南小樽駅、初代の小樽駅(現在の小樽駅は南小樽駅の次の駅)という歴史ある駅なのです。
駅を出た跨線橋からの列車と桜のコラボレーション。これもまた見事です!
高台にある、小樽市指定歴史的建造物にも指定されている神社です。
急な上り坂を登り切ったあとに、まずは一面の桜がお出迎え。
さらに足を進めると、小樽の港町を桜とともに一望できる絶景が待っています!
港から吹く風を感じながら、しばらくぼ~っと眺めて時間を過ごすのもおすすめです。
水天宮を下っていくと見えてくる橋。実はここ、あまり知られていない桜の名所なんです。
南小樽駅から小樽駅に向かう線路を渡る橋で、タイミングが合えば列車と桜のコラボレーションが楽しめます。
そして、現役の線路と桜の間に見える古びたレール…。実は、この線路がもう使われることはありません。
ここに佇むこの桜、新旧の線路をそれぞれ走る列車を眺めていたのでしょうか。
ちなみに、橋を渡り切ったところには桃の花も。桜と桃を一度に楽しめるのもおススメのポイントです。
北海道で最初に開通した鉄道がここを通っていました(明治13年に手宮~札幌を結び、当時はなんと3時間!)。
花園橋から見えた廃線跡、実はこの手宮線の一部だったんです。
手宮線の跡地は、一部が散策路として整備され、北海道遺産や近代化産業遺産にも登録されています。
途中にある旧色内(いろない)駅など、線路を歩きながら手宮線の歴史を感じることができます。
誰でも一度は聞いたことがある小樽のシンボル的存在。
大正12年に完成し、港町小樽の発展を支えてきましたが、その役割を終えて一度は埋め立てられる運命にありました。
しかし、歴史遺産として残すべきだという声が上がり、その結果一部が残されることになりました。
ガス灯の明かりに照らされた夜の運河や雪の運河、青空の下での運河…いつ見ても絵になるから不思議です。
小樽を代表する地元グルメのひとつが小樽あんかけ焼きそば。
いくつか食べられる場所はありますが、地元の人に聞いたおすすめスポットがここ。
小樽を代表する商店街「都通り商店街」にある老舗の中華料理屋で、この日もすでに行列発生。
あんかけ焼きそば(820円・税込)はもちろんですが、チャーハン(770円・税込)もオーダー。
濃すぎず薄すぎずの絶妙の味付けで、見た目以上にボリューミーで大満足。
創業50年を超えた地元民にも愛され続ける理由が分かります。
お腹がいっぱいになったら食後の運動。南小樽駅に向かって歩きましょう。
ここ天上寺は、門や境内に咲き誇るソメイヨシノが見事な、桜の名所として有名なスポット。
枝が低いところにもあるので、桜の花を身近に愛でることができます。
春は桜で有名な天上寺ですが、秋は紅葉も見事で多くの人が訪れます。
ウォーキング一人旅の最後はスイーツで締めくくりましょう。
プリン専門店として地元の人たちにも人気のスポットです。
いろんな種類のプリンもおススメですが、「噂」のプリン大福(240円・税込)はマスト!
なんとプリンを求肥で包んだ、外はもち~っ、中はぷる~んの至福の食感…。
今までの足の疲れも一気に吹き飛ぶような、優しい気持ちに包まれます(笑)。
北海道でも早くから発展してきた小樽。その発展の今昔を垣間見ることができるのも小樽の魅力のひとつ。
歴史的建造物がバー、居酒屋、ホテルとして生まれ変わった姿を眺めながら散策するのも面白いですよ。
それに季節とグルメがプラスされれば、もう最高のウォーキングになること間違いなし!です。