沼津港深海水族館にやってきました。目の前には最深2500mの日本一の深海をようする駿河湾が広がります。この水族館には、駿河湾で発見された珍しい深海魚が展示されます。
営業時間:10:00〜18:00(7月中旬から8/31日は19:00まで)、料金:大人(高校生以上)1600円、こども(小・中学生)800円、幼児(4才以上)400円
(左上)なんともインパクトのある顔をしている「ミドリフサアンコウ」。
(右上)海底を歩くように移動し、どことなくセミに似ている「セミホウボウ」。
(左下)おちょぼ口で餌をついばむ、赤い体色の「ベニテグリ」。
(右下)オスからメスへ性転換をし、体色が青から黄に変化する「ハナヒゲウツボ」。幼魚は黒色。
(右上)最大で50cmになる海のダンゴムシ「ダイオウグソクムシ」。
(右真ん中)胸ビレに味を感じる器官がつく「サケビクニン」。
(左下)オスは3mを超える世界最大のカニ「タカアシガニ」。
(右下)UFOのような形のタコ「メンダコ」(人気なのか写真撮影禁止でした)。
2階にあがると、3億5000万年前と変わらぬすがたで現代に生きるシーラーカンスがいます。残念ながら生きてはいないですが、世界で唯一の生冷凍保存と、剥製を見ることができます。長いあいだ、環境の変わらなかった深海だからこそ、シーラカンスは現在に生き延びることができたようです。
水族館を出たら、目の前の回転寿司へ入ります。ここは水族館のレシートがあれば料金10%引きです。
駿河湾にきたら「特盛 生しらす」380円と、「特盛 生桜えび」 530円ははずせません。湧水で育てられた富士山サーモン280円もおすすめの逸品です。
このお店の「名物! 活けいけ あじ姿寿司」530円は、まだピクピク生きた状態ででてきます。身が引き締まっていて歯ごたえがあります。骨も唐揚げにしてもらい、残すところなくいただきました。
このお店では、なんと深海魚がネタにあります。さきほど水族館に泳いでいたベニテグリが寿司になって出てきました。ぷにょぷにょした食感で、薄味です。
不思議な形のトウジン(ゲホウ)や、デンデン(オオメハタ)という深海魚もいただきました。いずれも蛋白で、身がゆるい感じです。
ほかにも、ヒウチダイ、ハシキンメ、キンメダイ、シマエビ、ニギスなどの深海魚がこの日はありました。深海魚は280円から530円とやや高めの設定。深海魚は数が少ないため、早めにいかないと、売れきれるものもでてきます。
沼津魚市場 INO 魚食館では、新鮮な魚介類を楽しめるお店があるほか、魚市場のセリの様子を見学できます。この日はすでに終わっていたので、ガランとしていました。セリの時間は朝5:45〜7:00くらい、基本土曜が休み(不定休あり)です。
※沼津魚市場のホームページの休日案内をチェックしてから行きましょう http://www.numaichi.co.jp/index.html
巨大な水門は、津波をシャットアウトするためにつくられました。2004(平成16)年に完成し、総工費は43億円かかっています。扉体(ひたい)は、幅40m、 高さ9.3m、重量は406tと日本最大級。
扉体が降りた状態で、高さは6mほど。水深の深い駿河湾では、この高さでも十分、津波を防ぐことができるのだそうです。
営業:10時~20時(木曜日は14時まで)、料金:大人100円、小中50円
エレベーターで上までのぼります。展望回廊からは、駿河湾や沼津の町並み、富士山をながめることができます。展望回廊を通って、水門の反対側にわたることもできます。
東京に帰ります。行きは2時間、帰りは東名でやや渋滞し、3時間ちょいかかりました。