日本最大級!遊びプラン投稿メディア
モデルコース20,609
月間利用者数400万人以上

【庭園日本一・足立美術館】島根県の僻地にありながら、年間50万人が世界中から訪れる、謎にせまる。

9947
2016/02/05
【庭園日本一・足立美術館】島根県の僻地にありながら、年間50万人が世界中から訪れる、謎にせまる。

島根県安来市(やすぎし)にある足立美術館は、松江から車で30分少々、電車などのアクセスもなく、とても行きにくい場所になる美術館。それなのに、なぜか年間50万人もの観光客が、世界中から訪れています。 その秘密をのぞいてみましょう。ちなみに、安来市は、どじょうすくいでも有名な場所です。

・掲載時点の情報です。最新情報については各施設のHPをご確認ください。
・紹介している施設等について、アフィリエイトプログラムを利用した広告リンクを設置している場合があります。
足立美術館足立美術館足立美術館

松江でレンタカーを借りて、足立美術館へ。車を走らせること30分ほどで到着しました。

入館料:大人2300円、大学生1800円、高校生1000円、小中生500円
開館時間:4月~9月=9時00分~17時30分      
     10月~3月=9時00分~17時00分
休館日:無休 

足立美術館

こちらは、足立美術館の主庭である「枯山水庭」。とにかくスケールがでかい庭園です。

実は、足立美術館の日本庭園は、世界37ヶ国で読まれるアメリカの日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』の日本庭園ランキングで、なんと2003年から「12年連続日本一」に選ばれている、ものすごい庭園なのです。

足立美術館足立美術館

「枯山水亭」だけでも、いろんな角度から、いろいろな表情を楽しめます。

この奥深い、日本一の庭園の魅力を味わおうと、世界中から多くの人が訪れるのです。もちろん、日本人も。観光バスでたくさんの人が、訪れていました。

足立美術館

苔のはえた庭園、この先には茶室があります。紅葉がほんとうにきれいです。

館内には、喫茶店や茶室がいくつかあり、ゆったりとくつろぎながら、庭園を楽しむことができます。

足立美術館足立美術館足立美術館

背後にある山や、山の中にある滝など、だいたんに借景を利用した庭園。

季節によっても、全く別の表情を見せてくれます。

足立美術館足立美術館足立美術館

こちらには、錦鯉がたくさん泳いでいます。景色を、四角いわくで切り取った、生の掛け軸など、趣向をこらした、ユニークな展示も。

いろいろな趣向の庭園は、もしかすると、日本人よりも、外国人ごのみの、日本庭園かもしれません。

足立美術館足立美術館

12年連続、庭園日本一の碑が庭の中にあります。右の人が、この美術館を作った足立全康さん(故)です。

足立美術館は、庭園の他にも、120点を数える横山大観コレクションを所蔵。横山大観特別展示室では、常時20点前後を展示しているとか。河井寬次郎、北大路魯山人などの陶芸作品もたのしめます。

足立美術館
場所:島根県安来市古川町320
アクセス:JR安来駅から無料シャトルバスで約20分。
営業時間:4月〜9月/9:00〜17:30、10月〜3月/〜17:00

足立美術館 茶室 寿立庵

茶室寿立庵で、抹茶とお菓子をいただきます。見学料は1500円。なかなか風情のある茶室です。庭園の中は歩いてまわることもできます。

安来節演芸館安来節演芸館安来節演芸館安来節演芸館

ついでに、足立美術館の横にある。安来節演芸館ものぞいてみましょう。

なんとここでは、どじょうすくいで知られ安来節(やすぎぶし)を見ることができます。
公演時間は、事前に要確認です。

どじょう亭では、柳川などのどじょう料理もたのしめます。

鑑賞券:大人600円、小人300円
営業時間:10:00~17:00 
休館日:水曜日

足立美術館は、2時間くらいかけて、ゆったりと見るのがおすすめ。きっと、絶賛する人もいれば、批判する人もいるだろうし、人によって賛否両論だと思われます。庭園観について、議論をかわすのも、それはそれで面白いのかもしれません。松江の観光に合わせて、予定をたてて、ぜひ行ってみましょう。

野口 武
編集者・ライター。1977年7月1日生まれ。大学時代にバックパッカーとして旅する。出版社に勤務し、ガイドブックなどを制作。現在、編集プロダクションJETならびに出版社まる出版に所属し、児童書を中心に多岐にわたる本を制作する。著書に『タオルの絆』(コープ出版)、『うごかすえほん はたらくくるまとまちをつくろう!』(まる出版)がある。
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。