桃の花咲く目黒のホテル雅叙園東京。
いつ来てもここは時空を超えた感覚に、、
雅な世界が広がっております。
今回訪れたのは、過去47万人もの来場者を記録した第9回目となる百段雛まつりの催しです。
500体のひな壇人形が飾られていらっしゃるということで
今年で雅叙園東京さんは、90周年をお迎えなさいます
その90周年記念記念すべき百段階段ひな展は
近江 美濃 飛騨 ひな紀行と題し
五節句の中の一つ 桃の節句をお祝いするとても貴重かつ魅力溢れるイベントとなっております
いざ、雛まつりの百段階段へ!
昨年までは、写真撮影NGでしたが、今年から、豪華なフォトスポットが!!
おまんじゅうのようなお顔立ちのお雛様たちがなんとも愛らしい浅草橋からいらっしゃいました、売り物ではなく展示用のひな壇飾り。
わたしが大好きな吊るし雛も御座いましたよ(o^^o)
そして、わたしが撮影させて頂いたフォトスポットは、なんと、婚礼のお着物の前で特大サイズの扇子を広げw
私の格好は、寒くないようにと北の国からの五郎さんスタイルだったのですが、豪華なお着物と扇子にはミスマッチでしたねw
御許しを!
センスは二種類ありますよ!
こちらのお写真は、プラスとして特別に許可を頂き撮影をしております。
十畝の間 滋賀 東近江 でパッと目を引いたブルーの清湖雛。
こちらは近江の麻をまとっているそうで、麻でないとこのなんとも言えない鮮やかなブルーの色味が出ないそうですよ!
このブルーは琵琶湖の青さをイメージしていらっしゃいます現代らしいかつ非常に美しい作品で御座いますな。
こちらに展示されているお人形は、今回のためにわざわざ東之湖氏が製作されたものです。
近江 日野商人 正野家の御殿飾り
近江商人のお雛様は、代々続くということがテーマであり
豪華ではないというお話をいただきましたが、楽しさが伝わってくるとても朗らかな御殿飾りで御座います。
こちら、もとはお薬屋さんで、今でもそのお薬を販売しているというから驚きです。
正野萬病感應丸 まんびょうかんのうがん
胃腸虚弱に。
私、胃腸虚弱体質なので飲んでみようかしら
貴重ですよね〜
なんたって300年以上前からあるお薬なのですから。
とても興味深いです。
漁樵の間 岐阜 飛騨高山
本陣平野屋 花兆庵の雛まつり
このあたりは小京都とも呼ばれ、江戸時代の面影を残す古い町並みなどの歴史や文化が息づく町です
本陣平野屋 花兆庵は飛騨高山の人気旅館
雛の宿としても知られており、雛まつりの時期には、宿いっぱいに、御殿飾りやお雛様が100体以上が並び、全国からも大勢の観光客が訪れているそうです
草丘の間には静岡の御殿飾り 屋根の上にはシャチホコに注目!
こちらの間には、とても興味深く可愛らしいおままごとセットが飾ってありました!
ミニチュアの家財道具、おままごとセットに大興奮!
いつまででも眺めてられるほどの面白さ!精巧に作られているその様には職人の心意気が感じとれます。
かご一つにしてもヒゴの細い竹で作られているので、よく見てみてくださいね!
繊細な手仕事です!
明治から戦前までのお子さんは、リアルなままごとをしていたようですね。
私のおばあちゃんもこのような道具を使っておままごとをしていたのだろうか?
静水の間 滋賀 長浜 井伊家 砂千代姫伝来の古今雛
砂千代姫の調度のひとつである雛人形が公開されました!
唐草牡丹紋が配された雛道具はミニチュアですが、黒漆塗りの大変立派なもので御座います。
今では長浜城歴史博物館で保管されており、豪華な刺繍の十二単や雛道具は一見の価値があります。
星光の間
岐阜県 郡上市 郷土玩具と土雛の世界
日本土鈴館では、日本全国の土鈴や土雛をはじめ、世界各国の郷土玩具のコレクションでも知られる博物館で、
その数10まんてんを超えており、なんと!
ギネスブックにも登録されております。
館長は日本だけにとどまらず、世界各国、良くヨーロッパなどにも足を運んでいたそうですよ!
好きなことだからこそここまで集められたのでしょう
雪深い山国 岐阜では、四月の三日と遅めののひなまつりが行われます。
5.6月は農繁期忙しいので、その前に、雛まつりと男の子のまつりも同時にやるとのことで、子供達にとっては天国マンスリー。とても賑やかなお祭りとなりそうですね!
土ならではの温かみを感じられる作品は、ひとつひとつ、味わい深く、朴訥としていて可愛い!!
ほっとする間にて、私も正座を崩し眺めておりました。
この時代を知らない私もなんだか昔へ帰るような、、どこか懐かしい、不思議な感覚でした。
特別コラボレーションとして、わたしも良く訪れるとてもお気に入りのお店 中川政七商店さんの郷土玩具ルームが登場!
日本全国まめ郷土玩具全シリーズが!!
日本の工芸を元気にする!というビジョンのもと、各地の工芸を現場は再生させる取り組みをなされているのです!
失われゆく日本の工芸を元気に!
なんとも素敵なキャッチフレーズでございます。
色々と紹介をさせていただきましたが、これで全てではございません。一部でございます。笑
是非たっぷりとお時間をとり、懐かしのお雛様との対面で幼少期の頃を思い出してみたり、、
日本工芸の美しさを、感じ取っていただけたら、幸いにございます。
1.十畝の間 近江商人のお雛さま
2.漁樵の間 飛騨高山の雛まつり1
3.草丘の間 御殿飾りとお雛さま
4.静水の間 井伊家、砂千代姫の婚礼調度のお雛さま
5.星光の間 郷土玩具と土雛の世界
6.清方の間 飛騨高山の雛まつり2
7.頂上の間 美濃のお雛さまと大正村のお雛さま
特別コラボレーション 中川政七商店
★HP ホテル雅叙園東京