その鳥居は突如現れます。
まるで京都の伏見稲荷大社を想わせるような何本も何本も連なる鳥居。
佐助稲荷神社の入口です。
「ある夜、あの源頼朝の夢枕に老翁姿の稲荷神が立ち、頼朝に平家を討つべく挙兵をうながした。そして頼朝は見事平家を討ち、征夷大将軍の座を手に入れた。」
そんなお話が残っているそうです。
そう、佐助稲荷神社は、その後に稲荷神へのお礼として頼朝が建てた神社なのです。
そのため、出世・開運のパワースポットだと言われています。
鳥居をくぐり、階段を登った先にはまず、拝殿があります。
しっかり参拝しましょう。
本殿はもう少し奥にあります。その前にふたつほどパワースポットを通り、本殿でも出世をお祈りしましょう。
(写真は拝殿です。)
拝殿から左に進み、もうひとつ鳥居をくぐると、そこにはたくさんのキツネが。
森の中に佇むキツネたち。
私がゲリラ豪雨に打たれながらもわざわざ参拝しに行ったこともあって、雨に濡れた稲荷群はなんとも幻想的に。
(たまたまだとは想うのですが、写真のキツネが光を帯びているように見えます)
昔、お社が無い時代は岩に神様が宿ると考えられていたそうです。
そのため、霊感のある人はこの磐座から波並ならぬパワーを感じるとか。
浄化作用などもあるそうなので、日々のストレスや厄が落ちていくようです。
とても仲睦まじかった頼朝とその妻の政子。
そのふたりの様子から、縁結びにもご利益があるそうです。
また、佐助稲荷神社の下にある「十一面観音」は、さらに強いご利益があるとか。
赤松幸運という尼が、この世の男女の良縁を願って彫った観音像が祀られている小さな祠があります。
(写真は祠ではなく絵馬が少し写ってるだけなのですが…)
私が初めて行った時は人力車に乗って行ったので、人力車のお兄さんにこんなすてきな写真も撮ってもらえました。
また、そのお兄さんによると、男女の縁結びだけではなく人と人との縁結びにもご利益があるそうです。
心惹かれる赤い鳥居やたくさんのキツネ。
出世祈願はぜひ佐助稲荷神社へ。