多治見駅に到着。多治見といえば、美濃焼の生産地として知られる陶器の町ですが、実はタイルの生産も有名です。実際に、多治見駅のまわりでもタイルにまつわるものを発見できます。
駅のすぐ近くに、キン肉マンに登場する超人「タイルマン」のオブジェを発見。美濃焼の皿、お店の入り口や壁にもタイルが使われていたりします。
さて、今回の目的地であるモザイクタイルミュージアムまでは、バスで向かいます。多治見駅南口を出て、多治見駅前2番バスのりばから東鉄バス笠原線『東草口行き』『曽木中切行き』または『モザイクタイルミュージアム行き』に乗車して、「モザイクタイルミュージアム」で下車します。所要時間は約17分です。
モザイクミュージアムに到着しました。こんもりとした、どこか優しい雰囲気の山の形をした建物。いったいなぜ、こんな不思議な形をしているのでしょうか?
モザイクタイルミュージアムの設計・デザインをしたのは藤森照信氏です。この不思議な外観は、陶磁器の原料となる粘土の採土場(粘土山)がモデルになっています。よく見ると、建物の表面には陶器のかけらが埋め込まれています。陶器の町ならではのコンセプトで作られた建物でした。
こちらは模型ですが、全体像はこんな感じです。かまぼこのような、お菓子のような、なんとも例えようのない形です。
営業:9:00~17:00※ご入館は閉館の30分前まで
休館:月曜※休日の場合は翌平日休、12/29~1/3
料金:300円※3、4階展示室入場には観覧料が必要、高校生以下は無料
1階でチケットを買ったら、階段で4階を目指します。薄暗い階段を、4階の入り口へ向かって、一歩一歩登っていきます。
4階の白いタイルに覆われた空間には、家庭で使われていたかまどや、お風呂など、さまざまなタイルの製品が並びます。ここにある多くは、老朽化して取り壊される建物から、譲り受けたもの。長い年月をかけてコツコツと収集されてきたものです。
4階には、生活感ただようタイル製品だけでなく、タイルでできた印象的なオブジェもあります。
3階には、多治見のモザイクタイルの製造工程や歴史のことがわかる資料を展示。
ここまでが有料エリアです。
写真の人物は、笠原のモザイクタイルの先駆者山内逸三さん。記念撮影ポイントです。
2階では、さまざまなタイル情報を入手したり、タイル選びや施工のご相談もできます。
1階エントランスには、タイルで全面を装飾されてた車が展示されています。いろんな角度からじっくり見てみましょう。
1階の体験工房では、タイルを自由に貼って、オリジナル小物を作ることが可能です。楽しめるだけでなく、旅の思い出深いお土産にもなります。
時間:9:00~16:00
所要時間:約30分
料金:500円(ご自身で作られた作品をお持ち帰りいただけます。)