お台場・日本未来科学館で開催されている『デザインあ展』にやってきました。
この日は台風だったのですが、それでも結構混んでいるほどの人気企画展です。
元々はNHKの教育番組『デザインあ』から生まれたこの展示会。
私は後々このことを知ることになったのですが、一体どんな体験ができるか楽しみです☆
と!言っている傍から最初のフォトスポットが。
自ら溶け込んで「あ」になっちゃいましょうか。
お部屋にはいると最初にチューブの「あ」が。
様々なチューブから絵具やら液体やらが飛び出しています。
あれは何の物体を表現しているのかな?
色々と想像力が働きますね。
次に「観察のへや」に入りました。
ここでは、「お弁当」「マーク」「容器」「からだ」「なまえ」の5つのテーマに応じた19個の作品を見ることができます。
ほとんどの展示物に触ることはできないので注意!
まずは、つめられたものから。
本当に食べられそうなお弁当が3つ並んでいました。
その横には…なんと!お弁当のなかに入っている具材が綺麗に陳列されています。
特に鶏肉…リアルすぎませんか⁉
日常的に食べているお弁当は、意外にもたくさんのものが詰められているのですね。
レプリカが可愛くて、リアルに胸キュン(笑)。
次はたまごの変身です。
卵焼きに卵がけごはん、ゆでたまごなどなど…卵をつかった6つの食べ物が並んでいます。
お子さんだと料理ができる過程を知ることができるので、とっても楽しい展示なのではないでしょうか。
もちろん、私も端から端まで何度も眺めちゃいました!
卵料理ってサッと作れますが、こうしてみると意外と手間がかかっているのかな…?
こちらが大人気のコーナー、お弁当に入って遊ぶことができるコーナーです!
これで遊ぶための行列ができていました(笑)。
なんと、先程まで見ていたお弁当箱のなかに入ることができちゃうんです♡
どうやって入ったかは、体験してみてのお楽しみ。
実際に入ってみると、ほかのおかずがとっても大きく見えて、迫りくる何かを感じました…!
それにしてもスッポリ埋まっていて面白い。
この日はちょうどお団子をしていたので、頭を伏せてみたらなんともシュールな写真に…。
人は性別をどうやって見分けているでしょう?
それは…やっぱり顔や体格ですよね。
ということで、次は抽象度を表したオブジェです。
一番左の男女は人間らしい顔立ちをしているのですが、右に行くにつれて”らしさ”が失われていきます。
行きつく先は皆さんもご存知のトイレのマーク!
色がなくなったらますます抽象的になるのかな?
商品名がなくなったら人は何で物の正体を認知するでしょうか。
その一つの手がかりとなるのが”マーク”です。
ここには、マーク以外は一切表記のない物たちが並んでいます。
シンプル化が進む現代でもやっぱりここまでシンプルになってしまうと…不便かも⁉
ここもお子さんに大人気のコーナー!
プラカードを組み合わせてオリジナルのマークを作ります。
好きなカードを選んで、光が当たっている台の下に置くだけ。
無限に作れるのでハマっちゃいそう(笑)。
私はヘビとトカゲの相合傘を作りました。
な、謎だぁ~~~!
大人もびっくり!
いれもの二重面相とは、その名の通り円状になっている入れ物が複数の形に変化します。
光と目の錯覚をうまく組み合わせているようです。
写真だと伝わりづらいですが「どれが本物の形⁉」と分からないところがまた面白い。
目がチカチカしてしまうので、眺めすぎには注意です。
最初に見たチューブの展示のようなものがまたやってきました。
瀬戸物でオブジェはそれぞれ、入れ物の中身を顕著に表しています。
一目見て分かるぐらい立体的!
パチパチ、シュルシュル、となんか音がするな~と思ったらこのコーナーでした。
4つの手が並び、共通の音に合わせて同じ動作をしています。
それぞれ触っているものが違うけれど、発している音は同じ。
例えば”カチカチ”という音だけでも、パソコンのキーボードを打つ音、ホチキスで紙を止める音、シャーペンを鳴らす音など色々な発想があるでしょう。
日常で発している音は、ほかにどんな動作があるのか想像してみましょう。
目をつぶって想像して、答え合わせをするのも面白いかも?
三兄弟のオブジェの登場です。
三人ともそっくり!
それぞれ何の動作をしているでしょうか?
思わず握手をしたくなりましたが、触れちゃいけないので我慢、我慢…(笑)。
うつわのモンタージュは結構考えさせられる展示でした。
「〇ml」と書いてある積み木に合わせて、自分で容器を作っていきます。
急須のような容器を作りたくて何度かやってみたのですが、失敗!
これはかなりクリエイティブな発想がいるかも。
”手を叩く”という動作にも、拍手や合唱、謝罪の動作など色々あります。
例えば2回手をたたくと…?
「火の用心」。
なるほど、想定外でした。
遅く叩いたり、早く叩いたり、バージョンを変えて試してみると面白いです。
「顔はその人を表す」とよく言いますよね。
その名前バージョンということで、自分の名前を入力するとたちまち「へのへのもへ字」のような顔になって、表れ出てきます。
口を動かしたり瞬きをすると文字も変化するので、楽しいですよ♪
デザイナーにはたまらない、このフォントコーナー!
看板によって明朝体、ゴシック体などの字体が使い分けられていますが、
私は「ARPOP5H」が好きです(笑)。
あなたの好きなフォントはこの中にありますか?
意外な発見があるのがこちら。
遠目で見ると一見普通の写真に見えるのですが、
よーーーく目をこらしてみると、小さな文字がびっしり!!
写真を拡大してみてください。
例えば顔には「めめめめめめ」「はなはなはな」…と文字が隅々まで張り巡らされています。
これを制作するのに何日かかったのでしょうね⁉
現代の印刷技術は計り知れないです。
珍しい苗字の人必見!
全国の苗字がバーンと書かれているのがこちらの展示です。
珍しい苗字になっていけばいくほど、小さくて見えない…
とならないように、顕微鏡が用意されているのです。
実際に試してみましたが、それでも探すのが困難なほどでした!
最後はデッサンコーナー。
中央にあるオブジェをあなたなりにデッサンしてみましょう!
スタッフさんがいる奥のデスクにもっていくと、モニターに映し出してくれます。
力作ができた人は持って行ってみてくださいね。
私は…絵心がないので割愛します!
次に「体感のへや」にやってきました。
机と椅子と紙が用意してあって、幼いころ学校の授業で使ったであろうコンパスで絵を描いて遊びます。
まず、机においてあるタッチパッドで描きたい絵を選びます。
私は瓢(ひさご)にしました。
そして制限時間内に絵を完成させられればクリアです!
簡単すぎるな~と思っていたのですが、なぜか難しかったです(笑)。。。
隣にいた小学生に気づかれないように、無理やり瓢にしてしまいました。(ここだけの話です。)
それが終わったら真っ暗で広い部屋へ。
なんとこちらはプロジェクションマッピングを使った表現の部屋なんです!
「あ」のテーマ、「森羅万象」、「ガマンギリギリライン」、「解散」に分かれていて、最初はポップな「あ」のテーマから始まります。
そのあと、先程コンパスで描いた文様がバッと映し出され、やがて映像上で男性の合唱団がゾロゾロとやってきます。
これが一番面白かったです。(写真4枚目)
合唱に合わせて何かを積み上げたり吸い上げたり、ギリギリのラインまで動作が行われるのですが、その様子がなんともシュールで…参加者の皆さんは笑っていました(笑)。
最後に流れる「解散」はスタイリッシュな印象で、「あ」が崩れ流れていく様子が楽しめます。
最後の部屋にやってきました。
名前の通り「速い」「遅い」などの概念を体感することができます。
時間とひとくちに言っても時計を見たり実際に物の流れを見たり、感じかたは様々ですよね。
移動中の廊下には穴がたくさん!
人や虫、犬猫や鳥などの通り穴があいていました。
なかには水木しげるさんの「いったんもんめ」の姿も!
おそらく彼以外誰も通れませんね…。
ここはスマホを使って遊ぶと良いです!
「近い」「遠い」と書かれた覗き穴があるので、実際の距離を考えながら見てみてください。
そのほか、空間別に人の密集度を表したコーナーや、へんてこでシュールな「ト~イレ」と書かれた展示がありました。
猫が寝ているその先にはなが~~いトイレが。
いったい何を表しているのでしょうか⁉
歯車になってくるくる回ってみましょう!
子供も持ち上げられるんですが、結構重い!
自ら歯車になって音を奏でたり、発電したりして、気づいたらへとへとになっていました。
でも全力ではしゃげるので楽しいですよ!
疲れたら色々な「寿し」の回し方を見て休憩しましょう。
お土産コーナーもじっくり見て行ってください。
私は写真2枚目のキノコの集合・解散のオブジェが気になりました。
デザインの身近さを全力で体感できた「デザインあ展」。
近いうちにもう一回行って、別の角度から楽しみたいと思います!
【期間】2018年7月19日(木)― 10月18日(木)
【開館時間】10:00ー17:00 ※入場は閉館時間の30分前まで ただし、土曜日、祝前日(9/16、9/23、10/7)、8/10~18は20:00まで開館、 常設展は17:00に終了
【休館日】9月4日(火)、11日(火)、18日(火)、25日(火)、10月2日(火)、9日(火)、16日(火)
【入館料】大人1,600円、中人(小学生~18歳以下)1,000円、小人(3歳~小学生未満)500円
【公式HP】http://www.design-ah-exhibition.jp/tokyo/