先ず立ち寄ったのは、ここ!
「鷲子山上神社」です。
全国でも珍しいふたつの県にまたがる神社で、境内の真ん中に県境が通っております。
しかも、金運にご利益があるとあって、山の中にありながら、そのご利益にあやかろうとたくさんの参拝者が訪れております。
そして、この神社のシンボルでもある、日本一の大きさの金色のふくろうが出迎えてくれます♪
宝くじを当てたい方は、ぜひ!お詣りを♪(^o^)丿
詳しい情報はこちら!
https://play-life.jp/plans/24634
途中、「道の駅きつれがわ」に寄り道。
( ちょっと直線コースからは外れますが…(^_^;) )
暑かったこの日は、冷たいものが美味しくて♪
天然氷のお店もでてました。
そのあと、こんなのどかな風景を見ながらのドライブ。
途中、なんかステキなスポット発見!
公園かと思ったら、「なかがわ水遊園」という栃木県で唯一の水族館?なんだそうです。
今回は立ち寄りませんでしたが、機会があったら行ってみようと思います。
結構、山の中まで走ってきました。
パワスポあるあるですが、その道中はかなり淋しい場所が多いので、途中、不安を覚える事も…(笑)
でも、心配しないで!
やっと、それらしき景色が見えてまいりました!(^^)!
この”たまねぎ”が目印よ(^m^)
ちなみにこの”たまねぎ”は、「擬宝珠」(ぎぼし)と言い、伝統的な建築物の装飾で橋や神社、寺院の階段、廻縁の高欄(手すり、欄干)の柱の上に設けられている飾りであります。
日本武道館のテッペンにあるヤツと同じですwww
その先に見えてきたのがこちら!
「雲巌寺」です。
こちらは臨済宗妙心寺派の古刹で、筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺と並んで「日本禅宗4大道場」の一つに数えられています。
ここを有名にしたのは、あのCMですね。
吉永小百合さんが出演するJR東日本「大人の休日倶楽部」
この黒羽の地を題材として作られたもので、
この朱い橋の上に立つ様子が、とても美しく、画になっておりました。
さすが、CMの効果は絶大で、静かなこの山奥に、観光客が殺到したそうです。
ただ、ここは観光地ではないので、ハッキリ言います!なーんにもない場所です(笑)
その分、その静かな感じが、本来のこのお寺のあるべき意味を表しているかのようではあるのですが…
期待外れの方も多いかもしれません。
しかし!なんとも言えず、
朱塗りのそり橋「瓜鉄橋」がとても美しいです。
その瓜鉄橋の手前にあるのは、天然記念物にも指定されている「雲巌寺のスギ」
樹齢550年とされていて、まさにパワースポット!
大地からのパワーを存分に感じてください。
ここの前で、深呼吸したり、手をかざしてみたりしてみましょう。
橋を渡った先に待つ、急な石段の先にあるのは、これまた見事な山門です。
この山門は、1590年(天正18年)の豊臣秀吉による小田原征伐において、那須与一の子孫・烏山城の那須資晴が秀吉に従わなかったため、城攻めの際には付近の人々が雲巌寺に逃げ込みました。北条氏を大檀那とするこの寺を豊臣方は要塞と判断し、火を放ったといいます。
その際にも、この山門だけがなんとか残ったんだとか…
歴史を感じる風格です。
その先に見える獅子王殿。
門の中に見える様子は、まさに額縁の中の1枚の絵画のようです。
ここ雲巌寺は、山門から正面に釈迦堂、獅子王殿が一直線に並ぶ代表的な伽藍配置となっています。
ご本尊は釈迦牟尼仏で、仏殿右に鐘楼、左に勅使門、平和観音堂、そのそばに「芭蕉の句碑」、仏殿のさらに上方には方丈本殿が配置されています。
また、勅使門の石段を登りきった左に禅堂があります。
ここは、本当に静かな場所でして、
通常の観光目的のお寺の様子とは、全く違う雰囲気です。
それがまた凛としていて、このお寺の魅力でもあります。
CMが流れていた時は、びっくりするくらいの人が殺到したようです。
地元のボランティアの方が、いろいろ説明したり、案内したりとしてくれていたようですが、
私が行った時には、静けさを取り戻しておりました。
松尾芭蕉が「おくのほそ道」で最も長く滞在したという黒羽。
彼がこの地に留まった理由には「雨が多かった」「東北の手前で心の準備をした」など諸説ありますが…
松尾芭蕉が江戸深川時代に禅の教えを受け、師であり尊敬する友人として慕っていた、仏頂国師。
芭蕉は仏頂和尚が、雲厳寺裏山に庵をかまえた修業時代に「たて横の五尺にたらぬ 草の庵 むすぶもくやし 雨なかりせば」という句を詠んで、庵の傍らの岩に書きつけたと言われています。
芭蕉は裏山によじのぼり、小庵を懐かしみつつ「啄木(きつつき)も 庵はやぶらず 夏木立」と詠み、さすがの啄木も、この徳の高い仏頂和尚の庵だけは破らないだろうという、礼讃の句を柱に残し別れを惜しんだといわれています。
仏頂和尚は正徳5年(1715年)74歳でその生涯を閉じました。
その後の芭蕉は『奥の細道』へと旅立ち、東山道(義経街道)を辿ることになります。芭蕉の句は禅の影響が色濃く反映されたものが多く、仏頂国師の教えが大きく影響しているといわれています。
ちなみに、現在は、裏山の仏頂国師の庵跡は立入禁止になっています。
残念… (T_T)
私が訪れたのは、新緑の季節で、本当に緑が眩しい、そして美しい季節でした。
ですが、本当のオススメはこれからの季節。
ここは、以前から紅葉が素晴らしい事で有名だったようで、その季節には昔から人が多く訪れていたようです。
確かに、それは納得です。
朱い瓜鉄橋の先に見える山門、そして、そこに織りなす色とりどりの木々の様子は、まさに絶景スポット!見る人を魅了する事でしょう。
アクセスはちょっと不便ですが、それでも一見の価値あり!
芭蕉も愛した黒羽の地「雲巌寺」
ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
<電車でのアクセス>
JR那須塩原駅から大田原市営バス「雲巌寺線・須賀川線」で約60分「雲巌寺前」下車すぐ
<車でのアクセス>
東北道西那須野塩原ICから1時間
東北自動車道西那須野塩原インターチェンジから 国道400号、国道461号、栃木県道321号南方須佐木線にて約45分。
駐車場 無料