福岡県宗像市にある福岡県で一番大きい島・宗像大島。
港から島まで20分ほどと、かなりアクセスがしやすい島!
2017年に世界遺産登録された「神宿る島」沖ノ島を、見守る島として一緒に世界遺産登録された島です。
昔から女人禁制の島で、その厳格な伝統は今でも守られています。
世界遺産登録されてからは、島民も島民でない人も島を盛り上げようとしている、今とても活力のある島のひとつです!
島には、沖ノ島への信仰を起源とする「宗像三女神」が祀られている宗像大社の中津宮、沖ノ島を望む沖津宮遥拝所、明治初期の陸軍砲兵部隊の配備の跡・大島砲台跡など、大島の歴史を知る観光スポットも島中に点在しています。
宗像市大島で、春と秋に行われる沖津宮、中津宮両宮の大祭です。
大島島内の各神社にて神事が執り行われ、沖津宮遥拝所と中津宮では巫女による神楽舞が奉納されます。
2018年は、
8:30~ 厳島神社(弁財天)
9:00~ 沖津宮遥拝所
9:30~ 御岳神社
11:00~ 中津宮
の順番で行事が進められました。
朝早くから行われる行事なので、一番早い便の船で行くか、泊りがけで行くかのどちらかの手段でないと見ることができません。
もしくは出費はかさみますが、海上タクシーという手もアリですね。
今回は、沖津宮遥拝所と宗像大社中津宮での神事を見学させてもらいました!
沖ノ島を一望できる沖津宮遥拝所は、普段はその扉は閉まっており、沖ノ島を遥拝所の窓から拝むことができません。
しかし、この扉がこのお祭りの時期だけなんと開くのです!
遥拝所の窓から眺める沖ノ島は、さらに神々しく見えますね。
昔は毎日開放されていたと聞きますが、世界遺産に登録されてから年に数回だけ開放されるようになったそう。
天気が良いと沖ノ島の姿がハッキリと見えるので、
早起きしてでも参加してほしいポイントの一つです。
離島といえば、夏に海水浴に行くイメージですが、
実は海鮮物が美味しくなるのは「秋冬」なんです!
大島周辺・沖ノ島周辺では、とても美味しい海鮮物がよくとれ、
秋冬は脂ものっている魚が多くなる時期です。
お昼は飲食できるところが多いので、調べて予約してから行ってみましょう!
秋季大祭が終わった後に、島のどこかで島民によって行われる演芸大会。
ちょっと時間があったので、足を運んでみると、予想外に面白かったんです!
知り合いもいなくて、地域の人だけで楽しむものだろうと思いきや、島んちゅの緩さが相まって純粋に笑うことができますよ。笑
始発の便の時間は、7:40です。
チケットは片道分しか買えないので、帰りの分は大島の港で買いましょう。
片道560円と、島旅にしてはリーズナブルな値段ですね。
フェリー「おおしま」でおよそ25分の船旅を楽しんだら、大島が見えてきます。
朝の風が気持ちい時期ですね。
秋季大祭が行われる神社や遥拝所は、島内のあちこちに点在しているので、歩いて回るのは絶対に無理・・!
でも島タクシーを使ったりレンタカーもちょっと・・
という方は、ターミナルで電動機付き自転車を1回500円で貸し出しているので、観光地を回る予定だったら自転車を借りるのがオススメです。
結構坂道が多い島なので、油断は禁物です!
ヒールは履いてこない方がいいでしょう。
9:00から神事が始まりました。
少し早めに着いたので、遥拝所の周辺を探検していましたが、
神聖な空気が立ち込めている場所でした。
少し曇り空でもかすんでいなければ、沖ノ島は見えるとのこと!
今回は少しかすんでいましたが、沖ノ島を一望することができました。
島民の方と話しながら沖ノ島を眺めました。
雨が降っていたので、神事を遥拝所の中で見ることができました。
巫女さんの神楽舞もあり、神聖な儀式が終わった後もしばらく扉を解放しているようなので、節度を守って見学させてもらいましょう!
大島港フェリーターミナルから5分ほどの距離にある、宗像大社中津宮。
湍津姫神(たぎつひめのかみ)をお祀りする中津宮は、島の南西岸に海を隔て、辺津宮と向かいあって鎮座しています。
七夕発祥の地とも言われ、毎年七夕の時期にあるお祭りも盛大に開かれます。
11:00から神事が始まりました。
秋季大祭の締めの部分なので、島民や各関係者、観光客の方もたくさん集まっており、厳格な雰囲気で緊張してしまいました・・!
祭りが終わったあとは、島内をサイクリングしたり、美味しい島料理を食べたり、カフェでおしゃべりしたり、自由に遊びましょう♩
「お魚大好きクラブ」って!
名前が気になりすぎて、どんなお店なのか、どんなお料理を出してくれるのか・・ネットで調べても出てこない情報が多すぎて、実際に行ってみました!
(※要予約。)
迎えてくれたのは、島の漁師さんとその奥さん。
にっこり優しい笑顔と島んちゅ特有の人懐っこさで、料理とか魚の種類とか、もう色々教えてくれます!
ご飯もお味噌汁もお代わり自由だけど、これが一人前!?ってくらいの量を出してくださるので、かなり空腹にしてから行きましょう♩
お店は要予約で、魚の煮付けや数種類の小鉢が付いた1500円の定食を出してくださいます。
島の夜は早くて、ほとんどのお店が閉めてしまう中、
「お魚大好きクラブ」さんは夜は居酒屋もやっているのだそう。
問い合わせてから行ってみましょう!
大島港フェリーターミナルから10分ほど歩くと、
かわいらしいお庭のカフェが見えてきます。
『Musubi cafe』は大島出身の島んちゅのお姉さんが営むカフェで、特産の甘夏を使ったジェラートやドリンク、島のお魚のサンドなど、豊富なカフェメニューがたっぷり揃っています♩
ちょうど2周年を迎える年だそうです!
Musubi cafeから自転車でおよそ15分ほど。
坂道がなかなかきつかったけど、ようやく到着!
ここは、明治初期の陸軍砲兵部隊の配備の跡・大島砲台跡です。
きちんと管理がされているのか、綺麗に跡が残されていました。
夏は一面青い草原が広がりますが、秋はススキが広がり、海とのコントラストがとても綺麗です。
夕日の時間に来ても絶対に綺麗なこと、間違いなし!
歩いて来れるように散策路も途中見られましたが、かなりの山道だったので、ハイキングの方はお気をつけてください。
そろそろ本土へ帰りましょう!
名残惜しい離島旅はこれにておしまい。
港からはバスも出ているので、時間を事前にチェックしてから帰りましょう。
最寄駅は、JR東郷駅です。