十勝は開拓の地。帯広には開拓前の自然を知ることができる自然林がいくつかあります。大山緑地もそのひとつ。
エゾサンショウウオが生息する貴重なエリアとして保全が進められた結果、以前より遊歩道が縮小されました。それでも残された遊歩道を歩くと、春にはミズバショウやゴゼンソウの花が目を楽しませてくれます。新緑のころや秋の紅葉のころ、冬の終わりには雪解けの水が流れる様子など四季折々に違った顔を見せてくれる市民憩いの場となっています。
北海道のお土産として有名な「三方六」。このバームクーヘンスイーツを作っているのは、六花亭と肩を並べる帯広生まれのお菓子屋さん「柳月(りゅうげつ)」。
その柳月のカフェレストラン「トスカチーナ」は、おいしいパスタとピザが食べられると地元でも大人気!この日も50分待ちで、その間を利用して大山緑地に歩いて行ってきました。(待ち時間のお詫びとして柳月のお菓子のサービスが!)
この日注文したのは「エビとホタテの豆乳クリームパスタ(880円・税込)」。お好みでスタッフの方がチーズをかけてくれるサービスも。
カフェメニューも充実しており、トスカチーナ限定の「三方六と生クリームパフェ(550円・税込)」は超おすすめ!
店内では三方六をはじめ、柳月自慢のお菓子も販売しています。お土産に購入するのもいいですね。
突如現れる古墳のようなフォルムが印象的な物体。実はできてまだ新しくガイドブックにも載っていない、帯広を一望できる穴場の展望台なんです。
110段の階段を登れば、そこには360°のパノラマ。そこには帯広の街並みだけでなく、遠くには大雪山や日高山脈の山々が。
スケールの広い展望に、帯広が十勝平野にある一都市であることが改めてわかります。
帯広は温泉天国としても有名。市内の銭湯やホテルのお風呂はほとんどが天然温泉です。
「やよい乃湯」のお湯はナトリウム塩化物温泉のモール温泉。しかも贅沢にかけ流し! 水風呂もミネラルたっぷりの地下水! 大人440円(小学生140円、幼児70円)で、露天風呂もある広々とした浴場で源泉100%の温泉を堪能できる幸せを手に入れられます。
2種類ある温泉は週ごとに入れ替わり、食事もでき、朝10時から夜12時まで開いているので、地元でも大人気のスーパー銭湯です。
帯広の洋菓子店といえばここ「クランベリー」も忘れてはいけません。
ここのスイートポテトは一度は食べてほしい逸品! カット販売はしておらず、一本単位でしかも量り売りという大胆なスタイル。
しかし、クランベリー店内限定の「スイートポテトセット(480円・税込)」でカットされたスイートポテトを楽しめるんです。残念ながらこの日は売り切れ。数量限定&かなり人気なので、確実に食べたい人は早めの時間帯に行くことを強くお勧めします。
ということで、今回は紫色が鮮やかな「読谷(よみたん)モンブラン(205円・税込)」と「読谷ミニソフト(108円・税込)」をチョイス。日本最北の北海道で食べる日本最南の沖縄の芋スイーツも美味ですよ。
お土産には「シアンルル(チーズ)(367円・税込)」を。創業以来のロングセラー商品で、素朴で飽きのこないクッキーです。ちなみにシアンルルとはアイヌ語で「十勝」という意味なんですよ。
西帯広エリアは帯広のニュータウンとして発展してきました。しかし、その歴史はまだ浅く、まだまだ自然が豊かなエリア。田園都市として発展したため広々とした印象を受けます。
そんな自然豊かな西帯広エリアでは、自然の恵みを生かした食べ物やお菓子、そして温泉も楽しめます。西帯広でゆったり時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。