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"白と青"を満喫!青春18きっぷで行く冬の十勝~美瑛の旅

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2021/01/21
"白と青"を満喫!青春18きっぷで行く冬の十勝~美瑛の旅

こんな人におすすめ

・のんびり旅をしたい人
・絶景が見たい人
・温泉が好きな人

のんびりした旅の強い味方がJRの青春18きっぷ。今回はこの切符を利用して車窓を満喫しながら、北海道十勝から美瑛に向かいます。今回のテーマは「白と青」。雪の白はもちろん、美瑛を有名にした「青い池」の冬でしか見ることができない絶景を中心にした、冬を満喫できるプランです!

・掲載時点の情報です。最新情報については各施設のHPをご確認ください。
・紹介している施設等について、アフィリエイトプログラムを利用した広告リンクを設置している場合があります。
10:49発 北海道の重心からスタート!
新得駅新得駅新得駅新得駅新得駅

北海道十勝の鉄道の西側玄関口である新得駅。
今回の旅はここからスタートです。
実はここ新得は「北海道の重心」で、もし北海道をよいしょと持ち上げたときに指一本でバランスを取れる場所です(笑)
JR根室本線の新得~東鹿越間は、平成28年の台風で被害を受け、未だ復旧の見込みはなく代行バスが走っています。

代行バスから見える景色もいい!
新得駅新得駅新得駅新得駅新得駅

途中、新日本八景にも選ばれた狩勝(かりかち)峠からの風景、映画『鉄道員(ぽっぽや)』で「幌舞駅」として登場した幾寅駅などを通っていきます。
特にこの狩勝峠は旧根室本線のルートに沿っており、ここから見える景色は日本三大車窓のひとつともいわれていた絶景!(進行方向左手に見えます。左側の座席がおすすめ!)
代行バスになり、思わぬ形での復活となりました(喜ばしくはないのですが…)。
車だとなかなか景色を楽しむことに集中できないので、このプランの代行バス&列車のメリットを十分に感じられますよ。

11:57着 12:09発 湖畔の小さな駅から列車へ
東鹿越駅東鹿越駅東鹿越駅東鹿越駅東鹿越駅東鹿越駅

夏はキャンプなどで賑わうかなやま湖の湖畔に建つ小さな駅。
台風の影響でこの秘境駅ともいえる小さな駅が、現在のJR根室本線の始発駅のひとつとなっています。
バスから乗り換え、いよいよ列車の旅がスタート!
ワカサギ釣りのテントでカラフルになったかなやま湖も必見です!(進行方向右手に見えます。右側の座席がおすすめ!)

12:49着 15:42発 『北の国から』の舞台富良野で、ぶらり途中下車の旅!
富良野駅富良野駅富良野駅富良野駅富良野駅富良野駅

北海道の人気観光地のひとつ、富良野に到着です。
新得が「北海道の重心」なら、富良野は「北海道の中心」!(笑)
富良野は盆地なので、北海道でも有数の冬の気温が低いエリア。
凛とした空気を感じながら、遅めのランチ、北海道の中心訪問、コーヒーブレイク…などゆったり時間を過ごすのもGoodです。

※別記事でプランにしています。よろしければご覧ください!
(北海道の中心を踏みしめる!2時間でパワーチャージできる富良野街歩きプラン:https://play-life.jp/plans/30886)

16:22着 美瑛軟石でできたおしゃれな駅
美瑛駅美瑛駅美瑛駅美瑛駅美瑛駅

富良野から再び列車に揺られて約40分。
丘の町で有名な美瑛町の中心地である美瑛駅に到着です。
この駅、美瑛軟石と呼ばれる火山活動で作られた加工しやすい石で作られたモダンな風貌が特徴。
石をよく見てみるとキラキラと光る部分があったり、ボコボコと穴がたくさんあったりします。
これ、この石が火山活動でできた証拠なんだそうです。

美瑛軟石を使った道の駅
丘のくら丘のくら丘のくら

美瑛駅から歩いて約5分で道の駅「丘のくら」へ。
ここは、美瑛駅と同じ美瑛軟石を使った石倉庫を改装して作られたおしゃれな道の駅なんです。
1階は特産品やお土産、レストランがありますが、おすすめは2階の写真展示コーナー
美瑛の風景を中心とした素晴らしい写真がディスプレイされています。
季節によっていろいろな顔を見せてくれる美瑛の一瞬がここにあります。

丘のくら
場所:北海道上川郡美瑛町本町1-9-21
アクセス:美瑛駅から162m
営業時間:11:30〜15:00(L.O14:30) 日曜営業
十勝岳の麓にあるプラチナの温泉へ!
湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル

美瑛駅から送迎バスで約30分(駅からの送迎サービスがある、列車旅には貴重なホテルです)。
名峰十勝岳の麓にある白金(しろがね)温泉街に到着です。
この温泉、温泉を掘り当てた当時の町長の「泥の中から貴重なプラチナ(白金)を見つけた思いがする」というセリフでこの名がつけられたそうです。
温泉はもちろん、食に景色においしい空気。これだけ揃っていたらリラックスできないわけありません。

冬ならではの幻想的な絶景を!
美瑛(白金) 青い池美瑛(白金) 青い池美瑛(白金) 青い池美瑛(白金) 青い池美瑛(白金) 青い池

ホテルから送迎バス(ありがたい!)で約5分で美瑛を有名にした青い池へ到着。
春~秋は湖面がなんともいえない「美瑛ブルー」が感動的な青さで人気ですが、冬は湖面が凍り、雪に覆われてしまいます。
冬はライトアップをして、冬にしか味わえないなんとも印象的な「青」を演出してくれます。
時間ごとに光が調節され、刻々と変わっていく色に感動で寒さも忘れてしまうほど。
まさに自然と人のコラボレーションが見せてくれる芸術です。

夜と朝と違った顔を見せてくれる滝
白ひげの滝白ひげの滝白ひげの滝白ひげの滝白ひげの滝

青い池から戻ってきたら、ホテルのすぐそばにある滝へ。
ここも夜間はライトアップされており、なんとも幻想的…。
この滝は朝にもう一度行くことをおすすめします!
そこには、白ひげの滝とほんのり青い川との白と青のコンビネーションが楽しめます。
この美瑛川、温泉の成分で水が青く目立ち、ブルーリバーとも呼ばれています(この川の水がたまったのが「青い池」です)。
自然の作り出す色ってどうしてこんなに惹きつけるんだろう…と思わず長居してうこと間違いありません!

白ひげの滝
場所:北海道上川郡美瑛町白金
アクセス:JR美瑛駅からバスで30分、車で20分
冷えた体を温泉で温めよう!
湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル

夜の美瑛ブルーを楽しんだあとの冷えた体が待っているのは…もちろん温泉!さっそくお目当ての温泉へGO‼
お湯は緑ががった色で、いかにも体によさそうなお湯です(送迎の運転手さんも、ここのお湯の効能の良さを興奮気味に語ってくれました)。
浴場も広く露天風呂も野趣満点で、滞在中は思わず3回(夜2回、朝1回)湯浴みに行きました(サウナも完備!)。
温泉好きな人なら(そうでない人も)きっと大満足できる温泉です。

帰りも車窓を楽しんで
湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル湯元白金温泉ホテル

次の日は温泉に入り、チェックアウトまでの時間でもう一度白ひげの滝を。
そのあと送迎バスで美瑛駅へ送ってもらったら、ゆったり景色を満喫しながら列車&代行バスで帰路へ(9:40ホテル発)。
同じルートでも方向が逆だと見える景色も違います
また、富良野からは新得までの直行代行バスが一日一本だけ出ており、これに乗ると、行きとは違ったルートを通るのでおすすめです。

冬の北海道は道路が凍結しているところも多く、特に道外の方のドライブには危険が伴います。
そんな冬の北海道も、列車と代行バスなら安全に、そしてリラックスしながら満喫できます。
しかも、ローカル線なら乗客も少なく密になることもほとんどありません
さあ、鉄道と代行バスで冬の北海道をゆった~り、のんび~り楽しんでみませんか?

※参考時刻
美瑛駅 10:14発(普通富良野行き) → 富良野 10:57着 11:07発(新得行き直行代行バス) → 新得 12:50着

Masato Takahashi / アウトドアトラベルライター
高校・小学校教員を経て、現在はフリーの翻訳家。学生時代に旅行で47都道府県を制覇し、一番気に入った北海道に移住。現在は主に北海道の自然を満喫中だが、たまにふらっと道外や海外にも出没。登山、キャンプ、温泉、ドライブ、食べ歩き、英会話が大好きな元関西人。
旭川・富良野・士別×旅行・観光のプラン
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。