「地球の歩き方」などでも紹介されている肉骨茶(バクテー)の有名店です。
KL中心部のモノレール・インビ駅近くにあり、ブキビンタンからも徒歩でアクセスできるエリアにあります。
ちょっとディープな雰囲気がただよう路地裏の店ですが、店の前に停められている車はBMWやベンツなど高級車ばかり。ガイドブックに載ってる店だからと侮るなかれ。こういうお店は、地元のお金持ちもお気に入りということで、美味しい確率が高いんです。
バクテーはもともと労働者の朝ごはんだったため、早朝のみ営業のお店も多いですが、ここは早朝から夜遅くまで営業しています。
こちら、オーソドックスなバクテーです。バラ肉のほか、スペアリブやホルモン系がいっしょに煮込まれています。バクテーの店によっては、小さいお椀に部位ごとによそってくれますが、ここは土鍋でごった煮タイプ。漢方のエキスが沁みこんだスープは、苦みがなくほのかな甘みが感じられます。
2人前で30リンギほど(写真は1人前)。最近物価の上昇が激しく、とくにバクテーに欠かせない漢方薬の値段が上がっているので、バクテー屋さんは経営が大変のようです。
この有名店でも同じようで、以前は取り皿やお箸が消毒されて、衛生的にビニールでパックされた状態で出てきていましたが、最近はそういうサービスはやめたようです。
私の一押しはこの「ドライバクテー」です!
スープ系バクテーの肉を取りだし、唐辛子、スルメイカ、オクラなどと一緒に香ばしくいためたもの。クラン発祥のもので、ほかのエリアで提供している店は少ないようです。
甘辛味が好きな日本人で、この味が嫌いな人はいないはず!ごはんにもビールにもばっちりの逸品です。