4. 興福寺
世界遺産と阿修羅像
お次にご紹介するのは鹿に触れ合えることに加え、四季折々の景色が楽しめると人気の奈良公園内にあるお寺。
奈良公園内をにある興福寺は1300年の歴史を持つ由緒正しきお寺。
その偉大さから世界遺産に登録されているだけでなく、東大寺と並び南都七大寺の一つに数えられています。
朱色の真っ赤な外観は目を引く美しさがあり、道ゆく人の大半が足を止めカメラのシャッターを押します。
また境内の国宝館で展示されているのが、三面六臂の仏像で、3つの顔と6つの腕を持つ阿修羅像。
そこにいるだけで感じる強烈な存在感と目に見えないけれどそこ知れぬエネルギーを感じることができます。
その他にも"一言のお願いを叶えてくれる"南円堂など見所がたくさんあるので是非足を運んでみて。
また興福寺は桜の名所としても知られていて、春には鹿と一緒に満開の桜を眺めることができますよ。
5. 薬師寺
薬師寺は約1300年昔の白鳳時代に天武天皇が皇后の病気平癒を祈願し、藤原京にて創建され、それが平城京の遷都に伴い奈良に移されました。
当時は、その大伽藍はわが国随一の壮麗さを誇り、金堂や塔のたたずまいは「龍宮造り」と呼ばれるほどの美しさでした。
幾多の災害により東塔を除いて失なわれるという悲しい過去もありますが、現在は復興が進み1998年ユネスコ世界遺産に登録されました。
また薬師寺東塔は日本で4番目の高さを誇ることでも有名です。
建築物の美しさもさることながら境内に咲く蓮の花も薬師寺を象徴する訪れる人の心を掴みます。
毎年6月下旬から8月上旬が見ごろとなり約250鉢の蓮の花が境内を華やかに彩ります。
6. 大神神社
巨大な鳥居をくぐって向かったのは大神神社。
大神神社と名のつく神社は全国にいくつかありますが、奈良県の大神神社はそのなかでも最も歴史のある神社。
三輪山を御神体とするため、他の神社のように本殿を持たず、ミツ鳥居と呼ばれる3つの鳥居をその構造の基本とし、神社の形式としては最も古いものだと言われています。
そのため三輪山は撮影禁止で、登頂する際も裸足で登る人がいるほど神聖視されています。
ご利益は酒造り、商売繁盛、病気平癒、芸能、学業向上など、さまざま。
中でも大神神社は縁結びスポットとして有名です。
境内にはうさぎを象った絵馬やお守りが数多く置かれていて大神神社の例祭「大神祭」は、崇神天皇8年卯の日に始まったことから、卯は神縁深い干支とされ、現在も毎月卯の日に神事が執り行われています。
また、大物主大神が出雲の大国主神と同一神であるということから、大国主神が因幡の白兔を助けたという有名な神話も、こちらがウサギと関わりが深いことを表しています。
拝殿向かって左側にある参集殿には、かわいい「なで兎」もいるので是非撫でて見てくださいね。
7. 唐招提寺
唐招提寺は南都六宗の一つである律宗の総本山で世界遺産にも登録されているお寺。
この唐招提寺は門から入り、本堂まで歩いていく道の景観が優れています。唐招提寺は南都六宗の一つである律宗の総本山で、唐からやってきた鑑真が建立した寺院として有名です。
境内には日本最古の校倉である国宝に指定されている経蔵や金堂、非公開ですが文殊五尊像、鑑真の象などおすすめポイントが盛り沢山。
さらに就職成就のご利益がいただけると年間と通じて多くの人々が足を運びます。
閑静な境内は歩いているだけで心が洗われるかのよう。
ゆっくりと時間をかけて歴史ある建築物の数々を眺める、そんな贅沢な時間を過ごして見てはいかがでしょう。
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