山梨旅行で絶対に食べることになる料理といえば、おそらくほうとうです。というのも町中にほうとうののぼりが立っているからです。ほうとうは小麦粉を練りざっくりと切った麺を、野菜と共に味噌仕立ての汁で煮込んだ料理の一種です。具がかなり大きいのが特徴です。かつては米を育てにくい地域柄武田信玄の陣中食としても用いられていました。有名なお店としては小作、ほうとう不動などが挙げられます。
そして鳥もつ煮です。山梨県内では「鳥もつ煮」と呼ばれているが、町おこしのために甲府市の名を採って「甲府鳥もつ煮」とも呼ばれています。鳥もつと総称される部位のうち、主に砂肝、ハツ、レバー、キンカンなど、以前は捨てていた部位を活用し、砂糖と醤油を煮込んだたれに絡めた鳥料理です。甲府駅前の奥藤やとんかつ力の鳥もつ煮が元祖なのでぜひ行ってみてください。
さらに甲州で有名なのは甲州カツライス丼です。もうとんかつ定食がどんぶりにのっただけというネタ要素満載の料理です。山梨県ではこのカツ丼が一般的で、玉子を煮込んだだしカツ丼と区別をしておかないと大変なことになります。味はいたってとんかつ定食です。
