「さ・ん・ご・の・し・ま」と覚える全長3,540m、無料の橋では日本最長の伊良部大橋。2015年1月までは宮古島平良港から船で20分の離島だった伊良部島に、今はとても気軽に行けるようになりました。
お天気の良い日は信じられないような青さの海の中を真っ直ぐと進む、とても気持ちのよいドライブが出来ます。
美しい。とにかく、美しい。
伊良部大橋渡ってすぐの佐良浜漁港。橋が架かる前、船で往き来していた頃は平良港から出た船がここに着きました。
今もたくさんの漁船の仕事場。
ただいま漁協も元気にリニューアル工事中。
さて、漁協を見て振り返るとそこにはドドン!と「魚市場 いちわ」というお店。
「これが漁師の心意気!」というフレーズに背中を押され入店するとそこには燦然とはためく大漁旗、活気ある広い店内(なんと120席)、漢気溢れる店長(たまにアンニュイ←二日酔い、とも言う)。
漁師町、漁港すぐそこ!ならではの豪華な魚!魚!魚料理!佐良浜そばに桶盛丼、目玉メニューがたくさん!
店内のお土産コーナーでは「カツオのなまり節」など伊良部島の特産品もたくさん売ってます。
料理で食べて美味しかった!が持ち帰れる嬉しさ。
名物の「桶盛丼」ドーーーン!
溢れてます!はみ出してます!量のインパクトだけでなく、新鮮ぷりぷりの魚がニクい……!(魚だってば)
お腹いっぱい、心いっぱいになったらまた渡れる伊良部大橋。
個人的には伊良部から宮古への橋の眺めが(橋の起伏がより見易くて)オススメです。
(ただし、橋の途中は駐停車禁止なのでご注意!)
橋の中腹は、下を大型の船を通すために大きく盛り上がっています。走っているとまるで天国にでも昇っていきそうな眺め。
ここをどんどん走っていくと……
青い海!青い空!に、ぽーん!と飛んでいってしまうんじゃないかというような気持ち良さ!
これはもういつもクールな大人もはしゃぐしかありません。一人旅のワンマンドライブなら叫ぶしかありません。
「青い海のッッッ(綺麗過ぎて!)バカヤローーー!!!」
(私は女友達を隣に叫びました。)
宮古島の来間大橋と並ぶ、沖縄が、いや日本が誇る大絶景です。
とんでもなく余談ですが、私は"重機好き"です。
そんな私の秘蔵写真。こちらは伊良部大橋を「作りに」来ていた時の「4000t吊起重機船 洋翔」さんです。
簡単に言うと日本で二番目に大きいクレーン船。レインボーブリッジの架橋にも関わった重機です。
長さ120m、高さ125m。
それはもう、見上げたらひっくり返る程の大きさ。係留用のロープも尋常じゃない太さ(地下鉄のホームにある柱くらい)。
寄港時はそのカッコ良さに、何度も見に行ったものです。
これが、台風だと動かせない。
限られた起動スケジュールの中、何度も「台風銀座」の宮古諸島で工事延期を余儀なくされ予定よりも大幅に竣工が伸び、2015年になってやっと開通。
それがこの島民にとっても観光客にとっても悲願の、美しい「珊瑚の島」の伊良部大橋なのでした。