正確な最寄りは東京メトロ副都心線の雑司が谷駅です。
ただ、都電の鬼子母神前駅もほぼ同じ距離。せっかく雑司が谷エリアに来るなら、味のあるレトロな都電でアクセス、駅前から続くケヤキ並木を歩き鬼子母神堂まで散歩するのもおすすめです。
古びたマンションの入り口に、さっそくお店の案内が貼ってあります。
カフェは3階にあります。
営業中、お気軽に、という文言がありますが、決してお気軽に入れる感じではありません。
建物の入り口からエレベーターまで、中に入るほどちょっとすごいところに来ちゃったんじゃないかという思いにとらわれます。
意を決して3階まで上がると、もう目の前に防音扉越しにお店が見えます。
入ると左手には高級そうな音響機器、その向こうには巨大なスピーカーが二台と小さなグランドピアノがあります。
ダンディでおしゃれな佇まいのオーナーに案内され、アンティーク調の椅子に座ります。
そして周りには見渡す限りレコードがぎっしり。その数12000枚!
オーナーがクラシックのレコードを聴き始めて50年間で集まったもので、それらを楽しんでもらいたく始めたのがこのカフェのよう。
数に圧倒されがちですが、このカフェの真髄はレコードと音響機器による臨場感。ピアニッシモで消え入る余韻はクリアで、まるで目の前で演奏しているかのような感じ。オーケストラを聴けば目の前に大編成の楽器が広がり、コンサートホールで聴いているよう。
メニューは珈琲と紅茶やケーキが少々。少ないけれど、こだわって厳選されている印象で、あくまで音楽をメインで楽しんでほしいという思いが伝わる。
クラシック音楽好きならば、ぜひ行ってみてほしい場所です。
【最寄り】
東京メトロ副都心線 雑司が谷駅より徒歩2分
【営業時間】
13:00〜22:00(L.O.)
【定休日】
火曜日