駅から歩いてすぐ、路地裏にあります。
店構えから期待をそそられる感じがあります。古民家カフェですが、正確には古民家風とのこと。1970年代の建物でそれほど古くなく、お隣さん4軒が集まってできている長屋の中の一つがこのカフェだそう。
引き戸を開けるとカウンターとテーブル。開けた瞬間の古い感じがいいんです。
カウンターの上やその奥の棚にはこけしがぎっしり。壁にかけられた時計などちょっとした置物の古びた感じも味があります。こけしや古道具はオーナーの趣味のよう。
ちなみに一階は喫煙席。
禁煙だと二階へ通されます。
この細い階段と掛け時計もまた良い味を醸し出しています。
2部屋とこじんまりとしながらも、のんびりとした雰囲気が漂います。
どちらの部屋も大きな窓があり、席はそれほどなく席の間は広々としているので、周りを気にせずのんびりできます。
もともと押し入れだったような空間のおこもり席もあり、どこに座ろうか迷ってしまいます。
こけし好きなだけあり、いろいろな場所にこけしが潜んでいます。
置物で展示してあるわかりやすいものから、フォークにさりげなくデザインされているこけしまで。
どこにあるか探してみるのも面白そう。
レトロという言葉がとても似合う古道具の数々。
水を入れたポットや花瓶、ランプなど、こけしに負けずいろいろあります。
個人的には小さな鍋のような容器が好み。中には砂糖が入っているんです。
こけしや古道具など、いろいろ散りばめられているし、古びた雰囲気になっていますが、それらが押し付けがましくないし細かなところまで手入れされています。いろいろな要素がばらばらにならずに全体として居心地の良い空間になっているところに、オーナーの愛を感じます。
ラタトゥイユドリアのセット(1000円)をいただきました。
サラダ、ドリア、ドリンクのセットです。
熱々なドリアの中に野菜がたっぷり入っていて、とても美味しかったです。
ただ、一人で切り盛りしているからか、料理の提供にかなり時間がかかりました。
行く際は十分余裕を持っていきましょう。むしろカフェだけのためにのんびりしに行くくらいでもいいと思います。
このカフェには食事だけでなく、こだわりをもって集められたこけしや古道具、店の内装、家具など、ぜひ空間全体を鑑賞しに行ってほしいところ。
【最寄り】
小田急線 千歳船橋駅よりすぐ
【営業時間】
11:30~22:00(LO21:30)
【定休日】
水曜日