鎌倉時代に開かれた南禅寺は、特に紅葉の名所として名高い美しい庭園を持ちます。紅葉が美しいということはカエデの新緑が楽しめるということ。
広々とした境内で、涼し気な緑と重厚な建築をじっくりゆったり楽しめます。
重要文化財の三門は有料ですが上に登ることができます。パノラマ写真は桜の季節のものですが、見晴らしの良さが伝わるでしょうか?
江戸の大怪盗、石川五右衛門が桜の季節にこの三門に登り、絶景かな絶景かな!と景色を愛でるシーンが歌舞伎にあることでも有名。
パノラマを撮った反対側からは、南禅寺境内も見下ろせます。
南禅寺の中に突然現れるモダンな煉瓦造りの水路閣。
明治の初め、遷都による衰退に直面した京都の市民は、産業都市としてのブレークアウトを図ります。
そこで、田辺朔郎博士を中心としたチームが、作ったのが琵琶湖疏水。琵琶湖から水を引き、疏水の水力で新しい工場を興し、舟で物資の行き来を盛んにしようという計画です。
水力を用いた発電施設によって、日本で初めて路面電車が走ったのも京都市なんです!
この水路閣は、上に登れるようになっていて、その奥まで歩いていくと、そのままインクラインの坂に繋がります。水路閣の奥側の小径は軽いハイキング気分で山の自然が楽しめます。二枚目の写真、サギがとまっているの、分かりますか??
東山を見渡す景色の中に、岡崎の平安神宮の鳥居が見つけられたりします。
水力発電で生み出したエネルギーで、船を動かす輸送インフラを整備した京都市。滋賀から京都まで船が天然の水路を人工の線路が繋ぎ、山を超えて移動していた、その線路跡がここです。
廃線の脇に桜やカエデが植わっており、世界でも珍しいノスタルジックな情景が生み出されています。
桜の季節は特に大人気のフォトスポット。写真に拘りたいなら朝がオススメ。
蹴上周辺にもたくさんお店はあるのですが、いかんせん観光地なので混んでるし高い!
個人的にオススメは、徒歩で南禅寺から岡崎に歩いてお茶すること。東山の風景を見ながら街中に降りてくるのは気持ちいいですよ。
この茶房チェカは、パティスリーかつ二階が茶房という珍しいグルメスポット。器の工芸的な魅力がオススメポイントです。
岡崎には、平安神宮や動物園、美術館などそこだけでしっかり遊べるスポットが満載!またご紹介しますね!