王子駅から徒歩5分。
と、その前に王子駅に行ったことすらない!という人もいるかもしれませんが、ここには梅雨の時期だからこそ注目してほしい、無料で遊べるスポットがあるんです♪
それではレッツゴー!
それがここ。
お札の博物館です。
こちらでは、明治4年から開業したといわれる印刷局の歴史や製造技術を学ぶことができます。
私は歴史系の知識が弱く、ここを狙って行ったわけではなかったのですが、たくさん人がいたので入ることにしました。
結論から言うと、めちゃめちゃ!楽しく、結果的に入ってよかったです。
遊びに来てるのに勉強なんて、「内容、硬!」と思われるかもしれませんが、”体験型”の博物館なので全身で遊ぶことができて、満足でした☆
1階では、偽造防止の技術の歴史を学ぶことができます。
まずは、近代以前から現代に渡る、原版制作の手法の違いを「目」で体験してみましょう!
運が良ければ、この一連の流れをガイドさんが説明をしてくれます!
ツアーに混ざることもできるので、団体さんが居たら混ざって効いてみましょう。
近代以前は、細部は大まかに作られており、コピー機でも偽造できるような簡易的な印刷技術が使われていましたが、
近代以降には「直刻凹版」と「機械彫刻」が採用され、職人さんが彫刻刀を使い、画選を直接手堀りするようになりました!
また、「彩紋彫刻機」では、いわゆるドット絵のような模様が再現できるようになったのだとか。
肉眼ではなかなか見えにくいですが、実は”ある方法”で体験できるんです。
それは後ほど!
原版が出来上がったら、次は印刷です。
しかし1つ1つやっていてはきりがないので、「多面版」を使い、機会による「伝胎法」と「転写法」という特殊な技術を組み合わせるのが効率的です。
反対に、近代以前は印刷を手彫りしていたため、微妙に模様が違っていたりして、偽札か否かの判断がつきにくいということから、
現代の手法が採用されました!
こちらも「目」で体験するコーナーです。
一部を除き撮影もできるので、あとで体験を見返すこともできます!
そして次に印刷方式を学びました!
凹版印刷は、版画の彫刻画線に詰めたインキを紙に写し取る方式です。
アメリカやヨーロッパでは、凹版印刷や地紋印刷などを組み合わせて印刷がされるようになり、偽造防止効果を高めていったのだとか。
日本では、ヨーロッパの方式が使われ、凹版印刷と地紋印刷が組み合わされたためにお札の表面がザラザラしています!
これを普通のコピー機で印刷しようとすると、ツルツルになってしまうため、偽造が防げるというわけです。
館内中央には、より詳しい体験コーナーがあるので、実際に触って体験してみましょう!
ツルツルのものやシワシワのものなど、手触りが全然違うので、とっても楽しいですよ。
それでは実際に体を使って体験してみましょう~♪
まずは透かし分かるコーナー。皆さんよくやったことがあると思いますが、台の上にお札を置き、下からライトをあてると真ん中の円にすき入れされた顔が浮かび上がるほか、右側に縦棒が現れたりと、発見がたくさんあります!
次に傾けて分かるコーナー。これも何気なく見ているかもしれませんが、お札を傾けると表麺の額面の数字、裏面に「NIPPON」の文字が見えます!そして、ホログラムやパールインキの色の変化も楽しんでみてください。
最後に、「スコープ」を使用して1.で紹介した緻密な原画印刷のすごさを実感しましょう。
肉眼では見えなかったマイクロ文字や模様がたくさんあります。
何個みつけられるかな?
そしてこの博物館の目玉は1億円が入ったケース!
目の前にする機会もないと思いますが、なんとこちら、触ることもできるんです!
もちろん触るといってもケースに空いた穴のなかからです。(笑)
記念撮影もしてきました~☆
そして下からと横から、それぞれで●キロする1億円を持ち上げてみました。
んんっ⁉意外と軽い!!
子供でも意外と持ち上げられるようです。
その重さをまずは動画で見てみてください!
余裕があったら2階へも行ってみてください!
2階はお札ではなく、”あれ”の博物館になっています。
その”あれ”が各国から集められ、大きいサイズから小さいサイズまでが集められています。
よ~~く目を凝らしてみると、面白いイラストや可愛いイラストのものもあったりするんですよ。
こうやって、現代ではあまり使われなくなった”あれ”の文化に触れてみるのもおすすめです。
博物館の魅力、伝わったでしょうか?
冒頭から必死に博物館の正式名称を隠していたのは、このためです!
ここは年中無料で入れるので、とってもおすすめ!
特に子連れのママさんだと、ワイワイ一緒に楽しめると思います。
普段あまり触れることのない歴史でも、こうやって身をもって体験するとで知識が深まりますね。
【開館時間】9:30~17:00
【休館日】月曜(祝日の場合は開館し、 翌日休館)、年末年始、臨時休館日
【公式HP】http://www.npb.go.jp/ja/museum/