こちらは、紅葉が始まったばかりの「恵林寺」
黒門前の銀杏もとっても美しいグラデーションでした。
黒門との相性もバッチリ!
中の庭園も美しかったです。
こちらの詳しい様子はこちらから!
https://play-life.jp/plans/24382
「善光寺」といえば、長野にあるものを想像しますが…
実は、全国に「善光寺」と名のつくところは他にもあるんです。
そのひとつがこちら!
「甲斐善光寺」です。
信州善光寺にあったご本尊をはじめ、鐘楼、仏具に加え、信州善光寺のすべての僧侶が一時移った場所、それが甲斐善光寺なのです。
それは、みなさんも良くご存じの戦国武将と深い関わりがあります。
あの有名な「川中島の合戦」
武田信玄と上杉謙信の戦いのことです。
当時、武田信玄は川中島の合戦が長引くことにより、戦火が信州長野善光寺の及ぶのを恐れて、ご本尊をはじめ、 諸仏寺宝類を奉遷したことに始まります。
その後、武田氏滅亡により、御本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々としましたが、慶長三年(1598)信濃(長野)に還ったそうです。
甲斐善光寺のご本尊は、かつての信州長野善光寺の前立本尊であり、銅造阿弥陀如来像(重要文化財)となっています。
ちなみに、こちらの御本尊は、通常非公開となっており、7年に1度の御開帳の時、特別に開かれます。
武田信玄公建立の七堂伽藍は、宝暦四年(1754)門前の失火により、焼失。
現在の金堂・山門は、寛政八年(1796)に再建されたものです。
金堂は、善光寺建築に特有の撞木造(しゅもくづくり)とよばれる形式で、総高27メートル、総奥行49メートルという、日本有数の木造建築として有名で、重層建築の山門とともに重要文化財に指定されております。
金堂下には、「心」の字をかたどる、お戒壇廻りもあり、鍵を触れることによって、御本尊様と御縁を結ぶことができます。
これも、信州善光寺と同じですね。
ただ、信州の善光寺から比べると、やはり痛みが見える本堂。
大切な文化財ですので、定期的な修繕はしてほしいと思います。
また、金堂(本堂)中陣天井には、江戸の希斎という画家によって描かれた巨大な龍が二匹おります。
これがいわゆる「鳴き龍」です。
この部分のみは、吊り天井となっており、手をたたくと多重反響現象による共鳴が起こります。
日光東照宮にあるものと一緒です。
ちなみに、こちらの鳴き龍は日本一と言われております。
お詣りの際は、ぜひ、ご覧になってください。