奥大和地方は基本的には車移動が前提なので、近くまで電車で行く場合は大和八木駅でレンタカーを借りるといいと思います!大和八木は奈良の中部に位置しますが、県内の主要な鉄道網の中では最南端になります。
大和八木駅から一時間ほど山に向かって走ると、天川村の手前にある黒滝村につきます。今回は温泉も併設しているかくれ里の宿森の交流館に宿泊しました。ここから天川村村に向かいます。
黒滝村からさらに30分ほど、細い山道を通ると天川村に入ります。雪はありませんでしたが渓谷の水は冷たく、滝の流れも急でした。夏場は涼しげな情景ですが、冬はどちらかというと自然の厳しさを感じさせる渓谷です。
天川村から戻って、この季節ならではのぼたん鍋をいただきました。クセはなく、赤身ばかりなので食べた印象はヘルシーです。さっぱりしていたので、鍋以外の料理もしっかり味わうことができました!とくに水がきれいなのか、川魚は美味しかったです。食後は隣にある黒滝の湯で長湯につかりました。
湯上がりに宿のイルミネーションを見物していると、ちょっと不気味な着ぐるみが立ちすくんでいました。おっかなびっくり近づくと、黒滝村のゆるきゃら、くろたんだそうです。大きな鼻とより気味の目が怖さを増幅させましたが、優しく写真撮影に応じてくれました。そういや夕食はぼたん鍋、、、。
奥大和で自然を堪能したら、二日目は大神(おおみわ)神社に向かいます。大神神社のある桜井市は三輪そうめんで有名な地域ですが、なんと言ってもこの鳥居のデカさには仰天です。この鳥居を車でくぐり、駐車場に停めて神社まで歩きます。
大神神社と名のつく神社は全国にいくつかありますが、奈良県の大神神社はそのなかでも最も歴史のある神社でしょう。三輪山を御神体とするため、他の神社のように本殿を持ちません。ミツ鳥居と呼ばれる3つの鳥居をその構造の基本とします。この構造は、神社の形式としては最も古いものだと言われています。そのため三輪山は撮影禁止で、登頂する際も裸足で登る人がいるほど神聖視されています。
今回は三輪山には登らず、手前の展望台から写真を撮影しました。奈良盆地を一望することができ、車で通って来た大鳥居を臨むことができます。時の権力者(神様?)もこのような景色を見たのかもしれないと考えるとやはり厳かな気持ちになりますね。ちなみにこの展望台からの景色は夜もとてもきれいなので、人が少なすぎて怖くなければおすすめです!
三輪山から一時間ほど車で走ると、曽爾高原に行くことができます。奈良県の南部は山林地域で移動が大変ですが、逆に北部や中部の移動はそれほど時間がかかりません。曽爾高原のススキは11月が最もきれいで、この時期(12月以降)は焼いた跡しか見ることができません。個人的には焼いた跡はそれできれいですし、空いていていいかなと思っています。
ランチは帰り道にある曽爾高原ファームガーデンのレストランでいただきました。曽爾産の野菜にこだわったメニューで、どれも絶品です。高原ビールや米粉のフィナンシェなど、お土産もたくさんありました。曽爾村は地域おこしに熱心な地域です。
曽爾から車を返すために奈良市内まで戻ってきました。せっかくなので、市内の名所もまわっておきましょう。修学旅行で行ったことのある方も多いと思いますが、大人になってから行くとまた趣があります。この日は熊本からの修学旅行生が大仏を見学していました。
こちらは学生さんは馴染みがないのではないでしょうか。東大寺の奥にある二月堂です。夕暮れ時や日が暮れてから行くのがおすすめです。素朴な雰囲気で、落ち着ける空間です。私が一番好きな場所かもしれません笑