本日は大阪難波から約40分の近鉄奈良駅へ。
奈良といえば東大寺や春日大社など歴史的な神社やお寺が多いことに加え、
鹿と触れ合える奈良公園など珍しい体験ができる人気観光スポット。
本日は駅から南へまっすぐ伸びる東向商店街を抜け、歴史情緒あふれるならまちへ。
ここは古民家を改装したカフェや雑貨屋が軒を連ねる人気のお散歩スポット。
また入り組んだ細い路地がいくつもあり、何度来ても楽しめることも魅力です。
散策していると不思議な猿の像を発見。
「庚申堂」と言われるこちらは古くから「庚申さん」の愛称で親しまれた青面金剛像が祀られています。
その青面金剛の使いとされるのが猿であり、ここ奈良町の民家の玄関先には"必ず"と言って良いほど、この猿の形をしたお守りが吊るされています。
その先にはさらに主張の強いみがわり猿をたくさん発見。
ここ「奈良町資料館」は奈良町の貴重な資料が展示されている施設。
入場は無料。写真撮影も可能です。
こちらでは魔除けとなり、災害から守ってくれる「みがわり猿」を購入することも可能です。
サイズも様々なので設置する場所によって選ぶと良いでしょう。
ここには青面金剛像も祀られていました。左右を守るようにいる阿吽の像がなんとも迫力あります。
また簡易的ですが、筆ペンによる写経体験も可能です。
見どころはたくさん並んだこちらは江戸時代の絵看板。
馬に乗った男爵の絵看板なんだかわかりますか?
実は「便秘薬」の看板なのだそう!
「ウルユス」というのは「空」という漢字を砕いたもの。
お腹を空にする=便秘解消という意味らしい。
その他、「はらいたのくすり」と書かれた鬼の絵看板などユーモアがあります。笑
館内にはその他に20世紀に活躍した有名作家「夏目漱石」や「宮沢賢治」など、
4名の原稿(複写)が展示されており、そちらも見どころの一つとなっています。
さらにならまちを散策していると住宅街に気になる看板を発見。
看板の先、細い素地裏を進んでいくとひっそりとしたお宅を発見。
入り口横には「茶の湯」と「足湯カフェ」の文字が!
これは気になる!さっそく入ってみよう。
戸を開けて「おじゃましま〜す。」と声をかけると、物腰の柔らかそうなマスターが迎えてくれました。
古民家をそのまま利用した店内はおばぁちゃんの家に来たかのように落ち着きます。
お香が焚かれさらにリラックス。
家具により少しアジアンチックさも感じます。
そしてこのお店の最大の魅力は足湯が楽しめること!
マスターが桶にお湯を入れてセットしてくれます。
お湯には丸石が転がっておりふみふみすると足裏マッサージになります。
てるてる坊主のような丸い布にはお茶っぱが入っており、ふみふみすることでお茶の香りと成分が広がります。
今回はドリンクセットの足湯メニュー(1,000円)にしましたが、米ぬかの足湯(1,500円)もあります。
その他、メニューはランチやスイーツもあります。
足湯が冷めるとマスターが足し湯をしてくれます。
好みの温度になるまで調節していただけるのがありがたい!
お店自体は4年目になるのだとか。奈良には年に4回ほど足を運んでいましたが、全く知りませんでした!
聞けばテレビにも何度か紹介され、リピーターさんは読書を楽しみ、学生さんはよくここで課題をやるらしい...。笑
「ただいま」と言って帰って来てくれるお客さんもいると優しい表情で話してくださいました。