しっかり準備をしてスタートです。
山や坂を歩くことが多いので、できるだけ軽装備で行きましょう。
もちろんヒールはダメ! 絶対に島旅をするならスニーカーが良いですよ◎
母間地区にある巨石に刻まれている線刻画が山に入る手前にあります。
これは、母間地区一帯が古くは大きい水田地帯であったことを表しています。
いつ頃掘られたものか、いつ頃の時代を表しているのか伝承がなくはっきりしていないそうです。
また、この線刻画の描かれた自然石群のある区域は、古くは母間を治める「ノロ」という役割を持った女性司祭の所有地であったと伝えられています。
今はない水田がここにはあったのか、と徳之島の歴史に思いを馳せることができる場所ですね。
どんな風に生活を営んでいたのでしょうか。
明治の初めに、政府による神仏分離令を受けて建てられた神社の一つ・高千穂神社です。
昭和51年に徳之島町指定文化財に定められました。
島民が正月に初詣に来る神社でもあります。
家運長久、災厄のはらい、五穀豊穣を、戦時中は出征兵士の武運長久を祈願する神社として信仰を集め、戦後は例祭のほか冠婚葬祭などを司祭し、地区住民の精神生活を支える重要な機能を担って今に至っているそう。
徳之島の民が思いを寄せて来た神社であることが、神社の神聖な空気からひしひしと伝わってきました。
小腹が空いたので、ご飯を買いましょう!
島にはいくつかファミリーマートがあります。
タイミングよくご飯が買えるように、スケジュール管理も大切です◎
実はファミリーマートには、徳之島の郷土料理の一つ「ポークたまごおにぎり」が売ってあります。スパムによく似たデンマーク産のハム・ランチョンミートを具材にしたおにぎりです。
ボリュームが結構あるので、一つでお腹いっぱいになりますよ!
亀津の近くのファミリーマートには自家製のパンも売ってありました。
大きなガジュマルが立つ、ここは、森神として祀られている聖域です。
20坪ほどの岩礁の上にあり、祭場は西向きになっています。
森神信仰として、今でも豊島家が毎月この森へ欠かすことなく祭礼を続けているそうです。
昔から徳之島では森を神様とする信仰がなされてきました。
その名残の一つが今も続けられているそうです。
あまり土足踏み入らないようにしましょう。
今から1000年〜700年ほど前の窯跡で、一帯では「カムィ焼き(亀焼)」と呼ばれる堅い灰色の陶器が焼かれていたそうです。その当時、琉球列島全域へと運ばれましたが、最近では薩摩半島や長崎の大村湾沿岸でも発見されているそうです。
特徴としては、窯が丘の斜面沿いに並んでいたこと。
森の中に窯のまとまりが今でも残されているそうで、森には入ることができませんでした。
伊仙町の歴史民族資料館でカムィヤキの本物を見ることができるそうなので、年末年始以外にぜひ行ってみると面白いと思います!
残念ながら開いていませんでした(涙)
「阿権(あごん)」という地域にある、とてつもなく大きいガジュマル。
樹齢は300年ととても長生きしています。
あちこちに根っこが張り巡らされていて、頭上を覆っている枝には活力を感じます。
ガジュマルは民家の中にあるので、近くで見ることができませんが、
壮大な自然の力を感じることができます。
そのほかにも、近くの阿権地区にある「平家旧家」や「平家石垣」、「学校敷跡」から見れる石垣や幕末当時の面影など、当時の歴史を知ることができる場所が沢山あります。
時間があったらぜひ行ってみてくださいね。