秩父巡礼の第1弾として、
前回は、1番札所から30番札所まで
お参りさせていただきました。
こんにちは!
神社仏閣大好き♡御朱印ガールの 高橋のりこ です。
秩父34観音巡礼の場合、
車巡礼の目安は、
2泊3日ということでしたので、
前回の1泊2日と合わせて、
今回、残りの札所をまわることとしました。
残すところ、あと4寺。
百観音を目指して、秩父巡礼の結願を目指します(^O^)/
今回は、今までとは違い、
それぞれの札所の距離が結構あります。
しかも、山の中であったり、階段が多かったりと、
歩き巡礼の方は、
事前の準備とリサーチが必要な場所です。
こちらの札所は、
標高698mの観音山の中腹に建つ「観音院」
秩父札所で最西端にあり、完璧に山の中であります。
こちらが山門。そして、時代を感じる石碑。
その先には、長ーい階段が見えます(+_+)
大きな仁王様がお出迎え!と思ったら、
なんとっ!こちらは、台座から4m、重量約2.4t。\(◎o◎)/!
「一本石造り日本一の仁王尊 明治元年完成」
と、札が掛けてありました。
ちょうど満開を過ぎた頃の秋海棠(シュウカイドウ)
わたし、このお花、大好きです♪
最盛期には、きっと見ごたえのある様子が、
この階段脇に広がっていることでしょうね。
涼しい場所のせいか、
秋なのに、紫陽花が咲いておりました。
このまま ”秋色アジサイ” になるのかな?
途中には、たくさんの石仏や、
歌碑が並んでおりました。
296段の石段を登っていくのですが、
まわりの景色や、
そんな石碑を見て上がると、
意外と登れるんですよね~(^^♪ 不思議です。
途中には、
干支の守り本尊が並んでました。
ちなみにわたしは、千手観音菩薩でございます(^^)v
296段の階段を登り切ると、最初に見えてくるのは、鐘付堂。
相棒は、遠慮なくつきました。
山の中なので、とてもよい音です♪
きっと、秋に来たら紅葉がキレイだろうなぁ…
と、思える景色でした。
そして、こちらにもいらっしゃいました。
”ひとりさん”(^m^)
わたしもご利益にあやかりたい…♡
奥には、滝行の場でしょうか。
池があり、その上から水が流れ落ちておりました。
側には不動明王さまも♪
鷲窟山(しゅうくつさん) 観音院(かんのんいん)
本尊:聖観世音菩薩 宗派:曹洞宗
御詠歌 ~ 身山路を かきわけ尋ね行きみれば 鷲のいわやに ひびく滝つ瀬 ~
こちらの札所の説明によると、
境内には、磨崖仏といわれる爪彫りの千躰仏が、
奥の院へ向かう途中の岩窟にも石仏があり、
約1万8千体の石仏があるといわれております。
また、胎内くぐり、鎖場、展望台などもあり、
秩父の札所の中では、やや体力が必要とされる場所となってます。
こちらのご由緒は…
観音堂に安置されている本尊聖観世音は、
行基菩薩の作と伝えられておりますが、
将門の乱で所在を失ってしまったらしい…
その後、畠山重忠がこの地に狩に来たとき、
遠くの梢の鷲の巣に家臣に命じて矢を射らせたところ、
命中しているにもかかわらず
矢がはねかえったのを不思議に思い、
巣をおろしてみたところ、
巣の中から所在不明だった、
観音像があらわれたのだそうです!!
奇縁に感じた重忠が堂宇を建立して、
聖観音を安置したのが、
この寺の始まりと伝えられているそうです。
境内には、たくさんの石仏がありました。
ここ、山の中なんですケドね。
聖浄の滝の左手の岩場には、
弘法大師が一夜にして彫ったと伝えられている
千躰の磨崖仏もあります。
正式には「鷲窟磨崖仏」といい、
埼玉県指定文化財になっております。
右手奥には、納経所があります。
こちらのお寺の方は、
毎日、あの階段を登るのだろうか… 汗
もしそうなら、頭が下がりますね(^_^;)
こちらは、山全体が聖域というカンジです。
東奥の院、西奥の院とありますが、
いま、西奥の院には行けないようです。
(例の震災以降だそうです。)
こちらは、季節折々で、お花や景色を楽しめる、
そんなところでございました。
山奥ですが、一見の価値あり!のお寺ですよ。
実は、観音院の手前に、
これまた結構インパクトのある、
大きいお寺がありました。
最初、こちらが札所かと思ったくらいです。
こちらのお寺は、「地蔵寺」
何がすごいって、見渡す限りにお地蔵さんがいーぱいいるんです。
ちょっと、恐怖を覚えるほど…(^_^;)
どうやら、水子供養発祥の地?らしく、
その数14,000体以上!!
無数の風車が一斉に回っている様子は、なんとも言えません。
観音院に行かれる際は、
ちょっと気にして見てみて。
さて、次に向かうのは、32番札所です。
と、言っても、ここまでは結構な道のりです。
ひと山超えるイメージです。
街中の札所の近さが、懐かしいくらいです(^_^;)
こちらの詳しい様子は、次回にご紹介しますね。