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自然とグルメを満喫!十勝川と帯広の中心街をめぐる爽快サイクリングプラン

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2020/06/03
自然とグルメを満喫!十勝川と帯広の中心街をめぐる爽快サイクリングプラン

こんな人におすすめ

・アウトドアが好きな人
・ご当地グルメが食べたい人
・歴史好きな人

ドライブもいいけど、自分のペースで進める自転車なら思わず見落としてしまうスポットも新たに発見できるかもしれません。北海道十勝地方の中心都市、帯広は大平原に計画的に建設された都市。上り下りがそれほどなく道もまっすぐなので、マイペースでのんびりとしたサイクリングができますよ!

・掲載時点の情報です。最新情報については各施設のHPをご確認ください。
・紹介している施設等について、アフィリエイトプログラムを利用した広告リンクを設置している場合があります。

十勝川サイクリングパーク

まっすぐ続く道…北海道の雄大さを実感!

横に十勝川、遠くに日高山脈を眺めながら、自転車で安全に走行できるサイクリングロード(正式には「十勝川温泉帯広自転車道線」といい、正真正銘の自転車専用道路なのです)。
アップダウンがほとんどなく開放的なので、爽やかな風を感じながらこれからの町巡りのウォーミングアップもバッチリ。
ゴールデンウィークごろ(北海道の桜のシーズンは本州に比べてずいぶん遅いです)には、見事な桜並木を走り抜けることもできますよ!

十勝唯一のアーケード商店街!
帯広広小路商店街振興組合

サイクリングロードを抜け、南に道を進めてしばらくすると帯広の中心街のシンボル的存在、広小路商店街に到着。
十勝広しといえども、アーケードのある商店街はここだけ
街頭放送(わかります?)が延々と流れており、地方の商店街のレトロな雰囲気を思う存分に味わうことができます。
近くには、これまた道東(十勝・釧路・根室地方)唯一のデパート「藤丸」や北海道銘菓で有名な「六花亭」の本店もありますよ。

帯広広小路商店街振興組合
場所:北海道帯広市西1条南9丁目1
アクセス:帯広駅[西通り北口]から徒歩約7分
帯広で知らない人はいないくらい有名な「おやき」屋さん
高橋まんじゅう屋高橋まんじゅう屋高橋まんじゅう屋

中心街から東に抜け、市街地で最初に電信柱が立ったことからその名前がついた「電信通り」に入ります。
さあ、小腹がすいたところでエネルギー補給をしましょう。
このお店、「たかまん」の愛称で呼ばれ、地元でも大人気! 駐車場もありますが、多いときはすぐに埋まってしうほど。もちろん行列ができることもしばしば。
肉まんやあんまん、蒸しパン、ソフトクリームなどもありますが(なぜかまんじゅうは売ってない(笑))、ここの一番人気は大判焼き(北海道では大判焼きのことを「おやき」と呼びます)!
チーズとあんこの2種類から選べ、お客さんのほとんどがこのおやきを買っていきます。
帯広のソウルフードともいえる「たかまんのおやき」、ぜひご賞味を!

高橋まんじゅう屋
場所:北海道帯広市東一条南5-19-4
アクセス:帯広駅から990m
営業時間:[月〜土] 9:00〜21:00 [日・祝] 9:00〜20:00 日曜営業

ヤムヤム東1条店

道東名物のザンギがたくさん!

帯広は典型的な計画都市で、帯広中心地を南北に通る「大通り」を中心に、南北に通る道路は東に向かっていくにつれ、「東1条」「東2条」「東3条」…と名前が付けられています(もちろん、西に向かうと「西1条」「西2条」…となります。ちなみに、東西に走る道路は国道38号線を中心に北方向の道路が「北1丁目」「北2丁目」…、南方向が「南1丁目」「南2丁目」…となります)。どこにいるかわかりやすいので迷子になることもありません。
東1条に位置するここのお弁当屋さん。十勝・釧路地方に展開している「ヤムヤム」というチェーン店なのですが、目玉が帯広と同じ道東地区の都市、釧路が発祥と言われている「ザンギ」
かなり大ぶりのザンギで、肉もムネ肉(あっさり)かモモ肉(ジューシー)かを選べるのもうれしいポイント。
ザンギがたくさん食べたいときは迷わずヤムヤムがおススメです。

帯広川・札内川合流点親水公園

川のせせらぎを聞きながらのランチは最高!

さらに東に走り、十勝川の支流であり清流日本一に何度も選ばれた札内(さつない)川を渡る橋の手前を北に曲がります。
しばらく走らせると札内川の河川敷に到着。後方には帯広川もあり、広々と開けた場所は開放感たっぷりです。
この先、2つの川はスタート地点で眺めた十勝川と合流します。
お弁当はさきほどの「ヤムヤム」の「のりから弁当(500円)」!
札内川の穏やかな流れの隣、そのせせらぎの音をBGMにランチなんて、至福の時間…。ランチ後はぼ~っとお昼寝ってのもいいですね。

帯広発祥の地公園

食後は散策でカロリー消費!(笑)

西に進んで行き、帯広が最初に開拓された東地区にある、その名も「発祥の地公園」を目指します。
江戸時代には、皆川周太夫(みながわしゅうだゆう)がアイヌ民族が暮らしていたこの地域に、和人として初めて上陸したといわれています。
また、目地時代には依田勉三(よだべんぞう)を中心とした晩成社(ばんせいしゃ)がこの付近に入植し、開拓を始めたといわれている、歴史を感じる公園です。
旧帯広川に沿って遊歩道も整備されており、散策にもぴったり。
ハルニレやヤチダモなどの河畔林が残っており、川には魚、林には野鳥と会える自然と融合した公園です。

サイクリングでかいた汗もさっぱり!
オベリベリ温泉 水光園

サイクリングのシメはやっぱり温泉!さっぱり汗を洗い流しましょう。
ちなみにここの温泉名の「オベリベリ」とは、アイヌ語の「オペレペレケプ(河口がいくつにも分かれている川)」がなまったもので、帯広の名前の由来にもなっています。
泉質は肌がすべすべになると評判のモール温泉。広々とした大浴場はもちろん、乾式&湿式サウナ、水風呂、そして広々とした露天風呂とバラエティ豊かなので思わず長湯してしまいそう。
440円(大人)で本物の温泉でスーパー銭湯並みの施設でくつろげるのはお得ですよ。
露天風呂から見える木々はアオサギのコロニーになっているので、シーズンになると子育てに奮闘するアオサギも見られます。
休憩所はWi-Fi完備、フローズンやアイスなども購入できるので、入浴後もゆったりできますよ!

帯広をはじめとする北海道の都市は、明治以降に開拓した原野に計画的に作られた都市が多いのが特徴です。
その分、平坦直線が多く、位置がわかりやすいので、サイクリングでゆったり町巡りをするにはピッタリかもしれません。
開拓の痕跡が残る地名や場所を巡って歴史を感じながら、自然に触れたり、おいしいものを食べたり、温泉に入ったり…さあ、あなたもLet's サイクリング!

オベリベリ温泉 水光園
場所:北海道帯広市東十条南5-6
アクセス:帯広駅[西通り北口]から徒歩約38分
Masato Takahashi / アウトドアトラベルライター
高校・小学校教員を経て、現在はフリーの翻訳家。学生時代に旅行で47都道府県を制覇し、一番気に入った北海道に移住。現在は主に北海道の自然を満喫中だが、たまにふらっと道外や海外にも出没。登山、キャンプ、温泉、ドライブ、食べ歩き、英会話が大好きな元関西人。
帯広・十勝×おでかけ・散歩のプラン
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。