今回は前日に岡山入りをするので、それならばということで美観地区で有名な倉敷へ。しかも、観光案内所で夜間は21時までライトアップしているという情報をゲット!(時期によってライトアップの時間が変わるので要問合せ)
ライトアップされた川縁の柳と白壁の土蔵のコントラストが美しく、しばし見とれてしまうこと間違いなしです。
昼の風景もいいですが、時間があればよりレトロな雰囲気がアップする夜景の倉敷美観地区、おすすめです!
(写真も撮ったのですが、帰ってみてスマホを見てみるとほとんどがブレブレでなんだかよくわからない画像に…今回はJR倉敷駅に置いてあるパンフレット冊子の画像です)
今回のお宿は、コンビナートで有名な水島地区(社会科で習ったはず)にあるこのホテル。
ビジネスホテルとあって、WiFi接続はもちろん、コンセントがちょうどいいところにあったり、ちょうどいい大きさのテーブルが設置されてあったりして部屋で仕事をするのには最適。
しかも、水島臨海鉄道の常盤(ときわ)駅の目の前にあるのでアクセスもばっちり。
さらに人工ラジウム温泉の大浴場、バイキング形式の朝食もあり、スマホだけでなく体もしっかりチャージできます。
※Go To トラベル使えます!
倉敷市の中心部「倉敷市駅」から水島地区「三菱自工前」を結び、ディーゼルカーがコトコト走る水島臨海鉄道。
路線のほとんどが高架なので、見晴らしも良く移動できます。
この駅は無人駅なので、車内で切符を購入します。こんなところにものどかさを味わえるのがローカルの良さだなとしみじみ感じます。
水島臨海鉄道は、約10㎞を10駅で結ぶローカル鉄道。
旧国鉄型車両を使用していることや西日本で唯一の臨海鉄道(臨海工業地帯の貨物輸送のための鉄道)でもあるということで、鉄道ファンにも人気要素がたっぷり。
そんな水島臨海鉄道で、20分ほど揺られて到着したのが終点倉敷市駅。
列車はここからまた折り返してコンビナート方面に向けて出発ですが、こちらはいよいよ瀬戸内に向けて本格的に出発です!
今回は「SETOWAせとうち岡山パス」を利用しました。
これは岡山~広島東部を旅するにはもってこいのチケットで、このエリアのJRはもちろん、指定のバスや船、ロープウェイ、入場券などが全部セットになって2,900円(税込)!
今回訪れる尾道から生口島までのフェリーの往復運賃が2,600円ですので、お得度が分かると思います。
しかも、スマホにアプリを入れて利用するので余計な荷物が増える心配もありません。
ほかにもいろんなエリアのパスがあるので、瀬戸内をめぐるときにはぜひ利用してほしいパスです!
列車からは、時折覗かせる瀬戸内海の風景に心がワクワク踊らされます。
尾道駅に降り立つと、なんだか懐かしい風を感じました。
数年前にも訪れたのですが、そのときとずいぶん変わっていて驚きを覚えましたが、雰囲気のよさは当時のまま。
駅から海まではほんの少し歩くだけ。フェリーターミナルまでも歩いて5分もかかりません。
さあ、いよいよここからしまなみ海道の島々のひとつ、生口島(いくちじま)に向かいます!
ここから生口島まではフェリーを利用します(SETOWAパス、使えます!)
途中に向島、因島、佐木島などの島々を眺めながらおよそ40分。
(島の写真を撮りたいなら進行方向左側の席に座るのがおススメです。今回は逆に座ってしまいました…)
生口島が見えるとテンションMAXです!
フェリーから生口島に足を踏み入れた瞬間の一歩、最高です!
「島」というだけでどうしてこんなにもワクワクするのか、自分でもわからないくらいテンションダダ上がりです。
さあ、ここではレンタサイクルで島を1周しながら、生口島の風を感じながら自分だけの最高の時間を過ごします。
ちなみに、生口島は国産レモンの収穫量、日本一を誇るレモンの島なのです。さらに爽やか!
生口島は1周約25km。アップダウンも少なく、1周するにはピッタリの島です。
お気に入りの風景に出会ったら、少し止まったり戻ったりして堪能できるのも自転車の魅力のひとつ。
風を感じるだけでなく、音や香りなど五感を使って生口島を満喫できるサイクリング、超おススメです!
※詳細プランは、別記事で紹介していますのでぜひご覧ください!
心地よい疲れと達成感とともに、いよいよ島を去る時間です。
しまなみ海道周辺には数多くの島々があります。
きっとその島々独特の良さがきっとあるんだろうな、今度はまた他の島にも渡ってみたい、そんなことを感じさせてくれる最高の生口島での時間を過ごせました。
船から港に降り立っても、まだ少し興奮気味(笑)
島での時間は、まさに「非日常」。
非日常を体験できるのが、旅の醍醐味ということを改めて感じた瞬間でした。
尾道といえば坂の町。千光寺(ロープウェイもSETOWAに含まれています)や猫がたくさんいることでも有名です。
時間があればゆっくり巡りたかったのですが、今回は旅にはもうひとつの目的が。
それは夕焼けの○○。さあ、そこに向けて出発です!
JR福山駅に到着した後は、バスに乗り換え。(SOTOWA使えます!)
ちなみに、ここ福山市は広島第2の都市。バラが有名でバラの町とも呼ばれています。
地元の方が多く乗車している地域の足として欠かせないバスに乗り、片道約15kmの道のりを30分ほど移動していきます。
降り立ったのは、鞆(とも)の浦。瀬戸内海のほぼ中央にあり、このあたりで潮の流れが変わるんだとか。
「潮待ち風待ちの港」の由来はそこにあるんですね。
バス停を降りると島全体がパワースポットとして有名な仙酔(せんすい)島も見えます。
※ここから仙酔島まではフェリーが出ており、SOTOWA使えます!今回は時間がなかったので利用していません。
遠くからですが、仙酔島からのパワーをもらって歩きます。
昔ながらの街並みを眺めながら、時には細い路地を通り、レトロな雰囲気を味わいながら歩くこと10分。
だんだん日も落ちてきました。
最後に階段を昇れば、鞆の浦の一望できる高台に到着。
ちょうど日も沈み、目の前には「夕日と夕凪がセットになった鞆の浦」。
ずっと見たかった景色にしばし感動し、その場から離れられませんでした。
感動も冷めやらぬうちに、次の高台である医王寺へ。ここもかなり急な坂を上ります。
しかし、坂を上り切ったあとにはごほうびともいえる絶景が。
日が暮れかけ、鞆の浦の町に灯が点り始めた絶妙なタイミング。上った甲斐がありました。
下りもかなり急です。冗談抜きにして転ばないように慎重に慎重に…。
医王寺から次の目的地である常夜灯まで歩いていると、交番が。
交番も街並みに併せて和風なのが、地域の一体性を感じます。
そんな街並みを5分ほど歩くと、地元では「とうろどう」と呼ばれている鞆の浦のシンボルともいえる常夜灯が登場。
これも夕日とのコラボがいい感じです。
※すぐ近くにある「いろは丸展示館」の入場、SOTOWA使えます!今回はすでに閉館していたので使用していません。
JR福山駅に戻るバスを待つ間、鞆港(ともこう)で最後の夕景を。
海に映る夕焼けと街並み。瀬戸内海の穏やかさを象徴しているような景色です。
このままず~っと見ていたい、そんなのんびりした時間がこんな忙しい時代には、ホント貴重です。
そんな気分になったのは、仙酔島からのパワーのおかげかな。
18:33発の普通岡山行きも乗れたのですが、けっこうな乗客ですが、となりのホームを見ると、まだ誰も乗っていない快速「サンライナー」が停車中。
調べてみると10分後の18:44発で、岡山への到着も普通の4分後。
それならばゆったり座って爽快感を味わえる快速に乗ることにしました。
途中停車は東福山、笠岡、新倉敷、倉敷のみ(普通だと途中12駅に停車)だけなので、別に得はしていないんだけどなんだか得した感じになれます(笑)
いよいよSETOWAも岡山に着けば終わりです。本当にありがたいパスです。
岡山の有名な食べ物と言えば…モモやマスカットなどの果物を思い浮かべる人もいると思います。
しかし、やっぱり一番は…きびだんご!ではないでしょうか。
ということで、岡山駅の改札口を出てすぐのお土産コーナーへ!
きびだんごのバリエーションがヤバいくらいにすごすぎる…。岡山のきびだんご愛を存分に感じられます。
小分けにできるきびだんご、岡山名産の白桃とコラボしたきびだんご、正統派きびだんごを買いました!
※Go To トラベルクーポン使えます!
同じ景色でも時間が変わると印象ががらっと変わります。
今回は、幻想的な夜景、日光が降り注ぐ明るい昼の景色、ノスタルジックな気分に浸れる夕景をチョイスしてみました。
でも、今回の場所も時間を変えていけば、また違った魅力があるはず。
時間的な都合で行けなかった、鞆の浦の仙酔島、笠岡の高島、尾道の千光寺、牛窓のオリーブ…まだまだ瀬戸内には魅力ある場所がたくさん!
だから旅はやめられない!そう改めて感じた旅になりました。さあ、次はどこへ行こうかな…。