世界遺産に登録され、ますます混雑する富士山。いくつかの登り口がありますが御殿場口なら、駐車場もすいています。カーナビを使う場合は0550-89-2020(国立中央青少年交流の家)で設定を。御殿場駅からバスでも来られます。
登山道も空いていて、快適に歩けます。混雑のない理由は、スタート地点が標高1440m、人気の富士宮口とくらべると約1000m低いため。距離も長く、頂上まで約2300mのぼります。
ようやく七合目、標高3050m。ここまで約4時間。ここから八合目までの間にある4軒のいずれかの山小屋で宿泊し、2日に分けて登山するのがおすすめ。ここまでトイレがないのが、このコースの難点。
体力に自信があれば、そのまま頂上を目指します。空気が薄くなり、高山病に苦しむ人が続出。小まめに休憩をとり、呼吸を深くしながら、ゆっくり登るのが、高山病にならないコツ。
ようやく登頂です。約7時間半ですが、人によって時間は大きく変わるので、余裕をもったスケジュールを組みましょう。
頂上にある山小屋。さすがに人であふれかえっています。郵便局や神社もあります。
運が良ければ、山頂からご来光や、雲海が見られます。夏は4時半から5時くらいが日の出。混雑を避けるなら、宿泊した山小屋からご来光を見て、山頂を目指すのも手。
山小屋の中。カップラーメンが800円、ドリンクが500円で販売。すごいインフレです^^おそらく日本一高いカップラーメンです。
この山小屋では、富士登山証明書のカード(無料)がもらえます。十分に休憩をとったら、下山します。もどりは、だいぶ楽ちんです。
七合目からは、登りとはことなる、「大砂走り」というひたすら砂れきの下り道に分かれます。ここを駆け降りると、すごい爽快、浮遊感がたまりません。走り続ければ、あっという間に下山できます。