松江の観光と言ったら松江城。築造された当時のままのお城は本格的な天守閣として国宝にも登録されています。生きているうちに一度は行きたいお城です。そんな松江城には塩見縄手という城下町があります。
松江城の城下町は江戸時代のまちの趣を残した通りは景観もかなり良く、歴史ある城下町としての威厳が漂っています。この武家屋敷の前にひろがる通りは、塩見縄手とよばれ、初代出雲藩主堀尾吉晴が1607年から 1611年にかけて松江城築城の際に、城地の亀田山と北側の赤山の中間にあった宇賀山を堀削し、造成してできた城下町の通りです。城下町では、縄のようにひとすじにのびた道路のことを「縄手」といい、この塩見縄手には、中級武士の屋敷がならんでいました。塩見縄手は松江市伝統美観保存地区とされ、日本の道100選にも選ばれています。いったい何があるのでしょうか。
小泉八雲を記念する小泉八雲記念館です。こちらでは、小泉八雲に関する資料約200点が展示されており、小泉八雲を知らなくても、資料1つ1つにきちんと説明書きがあり、楽しむことができます。この記念館では小泉八雲と松江の関係について考え、興味深い事実を発見することができます。
料金:大人300円、小人150円
営業時間:8:30〜18:30(10〜3月は〜17:00)
『怪談』や『骨董』などの著作で知られる小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と元松江藩士の娘セツが、明治24年6月から11月までの約5ヶ月間新婚生活を過ごした邸宅です。江戸時代中後期に建てられた松江藩士の武家屋敷で、母屋を取り囲むように、自然の山水を絡めた造りの日本庭園があります。この庭ではカエルが泣いています。作品にも出てくる八雲が愛したカエルの鳴き声を楽しめます。
料金:大人300円 小人150円、外国の方150円(小中学生80円)
営業・開館時間
4月~9月 8:30 ~ 18:30(受付終了 18:10)
10月~3月 8:30 ~ 17:00(受付終了 16:40)
そして松江と言ったら八雲庵といわれるくらいのかなり有名なお蕎麦屋さんへいきましょう。ここはかの有名なイチロー、錦織、エグザイル、有名人を言い尽くしたらきりがないくらいいろんな人が訪れたことがあることで有名なお蕎麦屋さんです。もう雰囲気からしてかなり良い。その上に味もよく、かなりレベルの高い出雲そばを楽しむことができます。店の人いわく、お店のおすすめはかも南蛮と割り子そばのようです。私は鴨南蛮を食べましたが、やわらかい鴨肉とこくのあるだしがマッチしかなりおいしいそばでした。お屋敷のような素敵な店なので、ぜひとも松江にいったら行ってみてください!12時ごろは行列がすごいので、11時前後をおすすめします。
営業時間:10:00~15:00
http://tabelog.com/shimane/A3201/A320101/32000017/
江戸時代初期から幕末まで中級武士の住居として使用されており、現在は博物館となっている建物、「武家屋敷」です。こちらの館内には、市中級武士の暮らしが勉強できるのは武家屋敷です。ここでは刀、槍、薙刀などの武器、裃や化粧道具・お歯黒道具など武士の日用品が展示されています。当時の武士の暮らしを垣間見ながら、現代の家や暮らしとこちらを比較してみてはどうでしょうか。きっと楽しむことができます。
開館時間
・4月~9月 8:30 ~ 18:30(受付終了 18:10)
・10月~3月 8:30 ~ 17:00(受付終了 16:40)
・年中無休
入館料
・大人 300円(240円)
・小人(小・中学生) 150円(120円)
・外国の方 150円 【小人 80円】
そして八雲庵からすこし歩くと武家屋敷の庭に併設された八雲庵別館があります。抹茶風味のゼリーに、求肥を使った白玉団子、アイスクリーム、小倉あんをのせ、ほろ苦みとアイスの甘みの混ざり具合が美味の「不昧公」をお楽しみいただけます。八雲庵同様、武家屋敷の趣を残した古風な雰囲気の中で、存分に甘味を楽しむことができます。他にも、ぜんざい、アイス抹茶なども楽しめるので塩見縄手観光の休憩にぜひご活用ください。和風の屋敷だけあっておしゃれなカフェ的要素も十分あります。
そして松江の経済界の雄田部家の美術館です。創設者である田部家第23代田部長右衛門朋之は、かねてから地域文化の振興と文化財保護に深く心を注ぎ、自らも松露亭と号し、こよなく美術を愛好していました。その集大成として田部家に長く伝わる美術品を展示公開する田部美術館を1979年に創設しました。
開館時間:9時~17時
料金:大人600円 大学生400円 高校生400円
特別展館催時は別料金
塩見縄手は他にも見どころがたくさんあります。裏道などどんどんお散歩してみましょう。お土産屋がたくさんあれば、大名屋敷のような島根県知事の公舎があったりします。また明々庵という松平不昧公ゆかりの茶室を主とする古庵もあります。とにかく江戸時代の街並み、文化がぎゅっとつまっているのが塩見縄手地区です。1日あればほとんど周ることができますのでぜひともゆっくりしていって下さい!
そして散歩に疲れてのどが乾いたらこれ!茶どころとして知られる城下町・松江市のぼてぼて茶です。。このお茶の起源は、奥出雲のたたら製鉄の職人さん達が高温で過酷な作業の合間に、立ったまま口に流し込んでいた労働食だといわれています。また、松平不昧公の時代の非常食だったと言う説や、上流階級の茶の湯に対抗して庶民が考え出した、趣味と実益を兼ねた茶法だとする説等いろいろです。乾燥した茶の花を入れ、煮出した番茶を丸みのある筒茶碗に注ぎ、長めの茶筅で泡立てます。この泡立てるときの音から「ぼてぼて茶」の名がついたといわれています。ペットボトルは振ればかなり泡立ち、味もマイルドになります。本来なら、お茶屋で本格的なぼてぼて茶を楽しむのがおすすめなのですが、お散歩するなら手軽にペットボトルで楽しみましょう。もちろん島根県産の茶葉・茶の花100%使用です。もちろん価格は普通のペットボトルのお茶とたいして変わりません!