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韓国・全州(チョンジュ)に来たら、カメクでしこたま飲んで、朝はコンナムルクッパで二日酔い知らず

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2018/01/14
韓国・全州(チョンジュ)に来たら、カメクでしこたま飲んで、朝はコンナムルクッパで二日酔い知らず

ソウルから車で3時間ほどの場所にある全州(チョンジュ)は、マッコリタウンをはじめとして、独自のお酒文化があります。そのひとつが、雑貨店がお酒を飲ませる「カメク」とよばれる飲み屋。そして飲んだ翌日に、必ず行きたいのが、もやしがたくさんはいったコンナムルクッパのお店です。二日酔い予防に効果てきめんです。

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ジョンイル・シュポ

日本では、酒屋でお酒を買って立ちのみするのを「角打ち(かくうち)」といいますが、まさにそれと同じスタイルの飲み屋が、韓国の全州にあります。

雑貨屋でありながら飲み屋でもある「カメク」というスタイルの店。今ではカメクは何店舗かありますが、その先駆けといわれるのが、こちらのジョンイル・シュポです。シュポは、スーパーという意味。つまり、ジョンイル・スーパー。

住所:全州市完山区慶園洞3街13-12 TEL:063-284-0793
営業:15:00~翌1:30
定休:日曜

ジョンイル・シュポ

外観は入るのをためらう、薄暗いイメージですが、勇気を出して中にはいれば、そこはにぎやかな酒場空間が広がっています。

ジョンイル・シュポ

隅の方に雑貨の棚があり、商品がずらっと陳列、確かに雑貨屋さんです。そして傍らでは、お酒のつまみになる、干しダラをストーブでやいています。実は、これが、この店の名物です。

ジョンイル・シュポ

こちらの名物が干しダラ(ファンテ)を焼いたものです。表面がふわふわで、噛むとサックサクの食感。そのまま食べると、口のなかの水分がなくなります。これをつまみに、ビールが何杯でもいける、最高の相性のつまみです。

それて、このファンテにそえられてくる、ピリ辛のタレ。このタレが絶妙。作り方を聞いても、教えてくれない、秘伝の味です。

ジョンイル・シュポ

お酒は、自分で冷蔵庫に行ってとってくる、セルフサービス。並んだビンやボトルの数で後で清算します。雑貨屋価格でビール中ビン一本2500ウォン(250円くらい)ととても安いです。

ファンテ10000ウォンの他に、韓国式卵焼き(ケランマリ)6500ウォンもあります。。イカを焼いたものを食べている人や、店で買ったスナックをつまみに飲む人たちもいました。

ウェンイ

翌朝。前日しこたま飲んだ後は、食欲が起こりませんが、そんなときはコンナムルクッパがおすすめです。

こちらは、「ウェンイ」というお店です。ウェンは、蜂が飛ぶ音をあらわし、「蜂が群がるように、お客さんがたくさん集まる」という願いがこめられています。

住所:全羅北道全州市完山区慶園洞2街12-1
営業:24時間
定休:無休

ウェンイ

メニューはひとつ、コンナムルクッパ6000ウォン(600円くらい)のみです。コンナムルクッパとは、豆もやしの汁かけご飯のこと。のちに大統領となった人物が、選挙活動で訪れたときに座ったといわれる、特別な椅子もあります。

ウェンイ

コンナムルクッパを注文すると、キムチやカクテキ、アミエビといった漬物類は食べ放題。ノビルのような漬物もありました。

ウェンイ

コンナムルクッパを作っているところ。コンロがずらりとたくさんあり、一度に大量に作ることができます。

ウェンイ

卵とご飯、のりが一緒にでてきます。スープは、やや辛く、最初はむせ返るくらいですが、だんだん慣れてきます。

目玉焼きにスープをいれて食べると、食べやすいようです。たくさん飲んだ翌日には欠かせない、韓国のやさしい朝ごはんです。

ウェンイ

最後に、スープにご飯を混ぜて食べます。豆もやしが二日酔いに最適なのは、アスパラギン酸という成分がふくまれているからだそう。

さらに、母酒(モジュ)というマッコリに黒砂糖、ショウガ、シナモンなどをいれて煮詰めた伝統酒も、二日酔いにはおすすめ。表示をみたら1%くらいアルコールがふくまれていました。

韓国・全州に来たら、「カメク」と「コンナムルクッパ」をセットでぜひ楽しみましょう!

野口 武
編集者・ライター。1977年7月1日生まれ。大学時代にバックパッカーとして旅する。出版社に勤務し、ガイドブックなどを制作。現在、編集プロダクションJETならびに出版社まる出版に所属し、児童書を中心に多岐にわたる本を制作する。著書に『タオルの絆』(コープ出版)、『うごかすえほん はたらくくるまとまちをつくろう!』(まる出版)がある。
全州(韓国)×旅行・観光のプラン
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。