今年開基1080年を迎える成田山新勝寺。
記念大開帳として、平成30年4月28日から5月28日まで、御本堂の前には大塔婆がたち、お手綱が繋がります。
さらには、様々な記念行事があります。
普段からたくさんの人で賑わっている成田山ですが、この日は、三が日に負けないくらいの人出になっておりました。
「三重塔」
1712(正徳2)年に建立された重要文化財です。
総高は25mで、塔内には大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされています。
雲水紋の彫刻がほどこされた各層の垂木は一枚板で作られた珍しいもので、一枚垂木と呼ばれています。
煌びやかで美しい装飾が目を引きます。
こちらは「一切経蔵」と「鐘楼」です。
こちらも美しい装飾が印象的です。
以前は、こちらの「一切経蔵」は、中に入る事ができ、輪蔵を回す事ができました。
しかし、現在は立ち入り禁止になっております。
今回、大開帳という事で、普段、見る事の出来ない場所を見られるようになっております。
そのひとつがこの「開山堂」
普段は固く閉ざされているこの場所ですが、今回は、特別に開いておりました。
こちらには、平将門公を滅ぼした21日間の護摩祈祷を行った、開山の祖・寛朝僧正(かんちょうそうじょう)が祀られ、歴代の僧侶によってお守りされています。
今回、お詣りできてよかったです。
さらにもう一か所、特別に開扉している場所がこちら!
「奥之院」です。
光明堂の後方に奥之院の洞窟があり、不動明王の本地仏・大日如来が祀られています。
通常、こちらも非公開な場所でして、年に一度、成田祇園祭のときにだけ、開扉され参拝できる場所なのです。
そんな場所が、今回、特別に公開されていますので、この機会にぜひお詣りしていただき、ご利益を得てくださいね。
そして、こちらは成田山の中でも新しくできた場所で、開基1080年の記念事業として造られた、醫王殿(いおうでん)です。
薬師堂(旧本堂)が大本堂から離れた門前町にあったので、薬師如来さまをお祀りする場所として、こちらを建立する事となったようです。
こちらの大開帳は、5月28日まで。
様々な記念行事があったり、この時期にしかいただけないお守りなどもありますので、みなさんもこの機会にぜひ!成田まで足を運んでみてください♪