鎌倉駅から歩いて10分ほど。
妙本寺から右方向へ、細い路地を入ると以前紹介した”ぼたもち寺”があります。
その前を通り過ぎ、しばらく行くと、見えてくるのがこちら。
「八雲神社」です。
こちらは、厄除け開運の神社として、地元の方に愛されております。
社伝によれば、永保年間(1081~1084)、
新羅三郎義光が、兄の八幡太郎義家の奥州攻め(後三年の役)の力添えのために出陣し、
途中、鎌倉のこの地に立ち寄ったときに、疫病で苦しんでいる人々の姿を見て、疫病退散のため、
京都の「祇園さん」こと八坂神社を勧請したのがはじまりだそうです。
応永年間には、義光の子孫である佐竹氏の屋敷に祀られていた祠が合祀され、佐竹天王と称したようです。
八雲神社の夏祭りは、八雲神社創建の永保年間(1081年~1084年)から続く古い歴史を持ち、当時は鎌倉祇園会(かまくらぎおんえ)と言われました。
拝殿手前には、立派なご神木があり、
その根本には、「新羅三郎手玉石」というものがありました。
ほかのところで言う、「力石」なんでしょうか…
また、社殿の右奥にに祇園山ハイキングコースの登山口があります。
気軽にあるけるハイキングコースらしいので、機会があれば、歩いてみたいと思ってます。
社務所は、右手前にあり、こちらでお守りや御朱印をいただく事ができます。
鎌倉の中では、とても静かな場所ですが、春には美しい「カイドウ」も咲き乱れ、道行く人を楽しませてくれます。
たまには人ごみを避け、こんな場所で、鎌倉の歴史に触れてみるのはいかがでしょうか?