足寄町には2つの道の駅があり、そのうちのひとつがここ。
北海道で最初に道の駅に登録されたという輝かしい歴史のある道の駅なのですが、今は足寄湖を眺めるスポットとしてひっそりと存在しています。かつては「エーデルケーゼ館」というチーズ工場があり、チーズやアイスを販売してにぎわっていました(チーズアイスは絶品でした!)。
ドッグランが併設されているので、ワンちゃんと一緒に足寄湖を眺めに来るのもいいかもしれませんよ。
温泉王国北海道ならではの楽しみのひとつが温泉。ここでは、足湯で気軽に温泉を楽しめます。
ベンチに座って足を浸すと、ちょっと茶色がかった弱アルカリ性のナトリウム-塩化物泉のお湯が心地いい!10分もしていると体がポカポカしてくるのが実感できます。
屋根やガラス扉も完備しているので、雨が降っていても、冬の寒い時期でも足湯を楽しめるのがポイント。足を拭くタオルやハンカチを忘れずに!
北海道札幌で生まれたラーメンチェーン「寶龍」。チェーン店でありながら、その店独自のメニューも提供しているクリエィティブなシステムで人気です。
ここ足寄店では、「ネギラーメン(980円)」がおすすめ。細かく刻んだ青ネギ、シャキシャキ感が心地いい白髪ねぎ、そして味に深みを出してくれる焦がしネギ! ネギ好きにはたまらない一品(逸品)です。ちなみに、味は「味噌」「塩」「醤油」から選べます。
国道241号線沿いにある黄色い目立つお店なので、見逃す心配もありません。
足寄町のもうひとつの道の駅がここ。今は廃止されてしまった北海道十勝の池田町と北海道北見市間の140kmを結ぶ第3セクター「ふるさと銀河線(かつての国鉄地北線)」の足寄駅駅舎を利用しています。そんな過去を思い出させてくれるような展示があちこちに。
施設内にあるショップでは、北海道遺産としても認定されている足寄町の特産品「ラワンぶき」を使った水煮や漬物、パウンドケーキなどが買えますよ。ちなみに、ラワンぶきとは足寄町螺湾(らわん)地区で採れる2mほどの大きなふきのこと。
イートインスペースにはフリーWiFiもありますので、ゆったり休むこともできます。足寄の町を一望できる展望タワーが印象的なのですが、今は登れないそうです。残念…。
足寄の名前を有名にしたのは、政治家「鈴木宗男(すずきむねお)」と、「大空と大地の中で」や「長い夜」、「君を忘れない」などのヒット曲を出した日本を代表するフォークシンガー「松山千春」でしょう。道の駅の前には記念碑が立っており、足寄の知名度アップに貢献したことがわかります。
この道の駅には、松山千春のことをもっと知れる「松山千春コーナー」が併設されています。松山千春のリリースしたレコードやCD、衣装などが所狭しと並んでいます。千春ファンにはたまらない空間!
ラワンぶきの下で千春とツーショットが撮れる隠れた人気スポットでもあります。ラワンぶきの大きさも実感でき、トトロになった気分も味わえます(笑)。
名前は「高橋菓子店」ですが、十勝の人はみんな「高橋パン屋」と呼びます。ここはあるパンを求めて行列ができるくらい有名な店なんです。
そのパンが「甘納豆パン(1本750円)」! もちろん、納豆パンを求めて行ったのですが、時すでに遅し。完売してました…。
お店のおばあちゃん(おばあちゃんといっても見た目が若い!)に話を聞いてみると、焼き上がりの時刻を教えてくれました。この時刻の30分前くらからみんな並ぶそうです。
【甘納豆パン】14:00
【本食パン】10:30 16:00 17:00
「本食パン(1本700円、ハーフサイズ360円)」も人気で、あとで見た時には16:00の焼き上がりに合わせて行列ができていました。
GETしたい人は焼き上がり時刻をめがけて行ってくださいね!
足寄は釧路管内の釧路市阿寒(旧阿寒町)とも隣接し、その阿寒の山々を眺められるスポットがあります。それが、国道241号線を上士幌方面に進んだ高台に位置する「富士見展望台」。
最近は整備があまりされていないので、展望はあまりよくないです。しかし、木々の間から見える阿寒の山々は雄大でしばらく見とれてしまいました。
ちなみに、左から雄阿寒岳(おあかんだけ)、雌阿寒岳(めあかんだけ)、阿寒富士(あかんふじ)です。阿寒富士がこの展望台の名前の由来でしょうか。
足寄町には、この雌阿寒岳のふもとに七色に変わるといわれる北海道三大秘湖のひとつ「オンネトー」や秘湯で有名な「芽登温泉」や「野中温泉」があり、まだまだ見どころはたくさんあります。日本一広い町、足寄町にぜひ足を運んでみてくださいね!