昭和62(1987)年に廃止された国鉄広尾線の駅跡。廃止までは帯広に向かう学生を中心ににぎわっていたそうです。
今は寂しい雰囲気ですが、敷地は交通公園、駅舎は鉄道資料館(冬季閉鎖)として利用されています。
駅名の青看板や駅名表示版を見ていると、今にも列車が来そうなノスタルジックな雰囲気を感じることができますよ。
忠類エリアの本町地区にある夜は居酒屋になる「とよ雅」。ここでは、忠類エリアの特産品である「ゆり根」と「どろぶた」を一気に味わえるお得なご当地メニューがあるんです!
それが「ゆり根のかきあげ丼と辛口みそホルモンラーメンセット(サイズによって価格は変わります。写真は丼が普通サイズでラーメンは小サイズのセットで1,400円(税込))」‼
ホクホクのゆり根にカリカリの衣、そしてたまに現れるエビのプリップリのいろいろな食感がたまりません。
そして、ラーメンに入っている広大な土地で放牧されて育った豚「どろぶた」のホルモンは、すぐに噛み切れるほどよく煮込まれていて絶品。味もボリュームも大満足の一品です。
店内はWiFiの使用も可能です。
おなかがいっぱいになったら、忠類の町や南十勝を一望しながらちょっと休憩。
遠くには日高の山々も望め、十勝の広々とした雰囲気を存分に感じられます。
7月上旬~9月上旬の週末や祝日には、雄大な景色と放牧中の牛たちを見ながらコーヒーを飲める「シーニックカフェちゅうるい」がオープン。スローな時間を過ごせます。
昭和44年、農道の工事中に偶然発見された化石。それは、なんとナウマン象の化石だったのです。
この世紀の大発見に連日多くの人が集まり、忠類の名が日本中に知られることになったとか。
今はひっそりとした雰囲気の中、発掘当時のレプリカが観光客を待っています。レプリカに手をかざすとその大きさに改めて驚かされますよ。
ナウマン象発掘の地を越え、右に曲がって「ナウマン国道」と名のついた道を5分ほど進みます。さらに、大樹方面(右折)に入ってしばらく進んだ所にひっそりとたたずむ種馬所跡。
北海道は様々な地域からやってきた人たちによって開拓された地。人の力だけでなく、馬をはじめとする動物の力を借りながらの大変な作業だったはずです。
時代が過ぎても農作業等で馬は切っても切れない存在で、各地に馬の生産を行う種馬所が建てられました。
時代とともに、馬にとってかわり機械が台頭し、馬の生産も衰退していくことに。時代の流れを感じます。
大人500円、ワンコインで入れるナウマン温泉。
内風呂は日光がふんだんに入る明るい作りの広々としたつくりで、サウナやジャグジーも完備。ドライブ中の疲れもしっかり取ってリフレッシュ!
露天風呂では爽やかな風を感じながら、柔らかいとろっとしたお湯が吸い付いてくるような心地よさも味わえます。
泉質はアルカリ性単純温泉。ナウマン象もこのお湯で癒されていたのでしょうか。
ナウマン温泉から歩いて3分。鳴らすとだれもが幸せになる「愛と幸せの鐘」を鳴らしてから店内へ。
ここでおすすめなのが、「純白ゆり根シュークリーム(165円・税込)」! たっぷり入ったゆり根入りの特製クリームはとても濃厚でまろやか。何個でも食べられちゃいます。
ほかにも特産品を使ったメニューがたくさん。ゆり根シフォンケーキ、ゆり根コロッケ、ゆり根あんパン、どろぶた餃子……全部食べてみたい!
忠類のもう一つのシンボル、ナウマン象のぬいぐるみもありますよ。
道の駅近くには、親子のナウマン象がいますよ。突然鳴くこともあるので、気をつけて(笑) ※9時~4時まで1時間ごとに鳴きます。
大きなアスレチックすべり台や水で遊べる公園「ナウマン公園」は子どもにも大人気。
冬には南十勝唯一のスキー場「白銀台スキー場」でスキーやスノーボード、夏はキャンプ場でキャンプやバーベキューと季節ごとのアウトドアも楽しめます。
小さいエリアですが、魅力はナウマン象級に大きい忠類エリア。ぜひ足を運んでみてくださいね!