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信玄攻めからも逃れた御本尊!!からご利益を♡秩父札所33番「菊水寺」

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2019/03/29
信玄攻めからも逃れた御本尊!!からご利益を♡秩父札所33番「菊水寺」
「秩父」と聞くと、ちょっとシブいイメージがありますが… 土屋太鳳さんが出演する西武鉄道のCMで象徴されるように、 自然が豊かで、歴史と伝統が息づく街です。 しかも、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や 『心が叫びたがってるんだ。』の舞台となっているのも秩父。 数年前から「聖地巡礼」が盛んなことでも有名です。 そんな中で、いま、若い女子に密かなブームになっている「秩父巡礼」 知らない方には、こっそり、お教えしちゃいますよ( ´艸`) 結願まであと2寺… 次はどんなお寺でしょうか。
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こんな人におすすめ

・神社仏閣が好きな人
・聖地巡礼が趣味の人
・パワスポ巡りが趣味の人
シュウカイドウのお寺としても有名です。
般若山 法性寺 (札所三十二番)

こんにちは!
神社仏閣大好き♡御朱印ガールの 高橋のりこ です。

シリーズでお伝えしている、
「秩父三十四観音巡礼の旅」
残すところ、あと2寺になりました。

前回、お詣りさせていただいたのは
「法性寺」
シュウカイドウのお寺としても有名。
また、こちらには奥の院があって、まさに断崖絶壁!
昔の修行の場所としての名残です。

興味があり、行かれる方は、ぜひ、しっかりとしたご準備を!

詳しい情報はこちらのプランからどうぞ!
断崖絶壁にある奥の院!プチ登山を体験できる?!「法性寺」

ムラサキシキブが美しい♪
菊水寺

秩父巡礼も残すところ、あと2寺になりました。

この日は朝から回り始めて、こちらに着いたのが10時半頃。
わたしたちの前に1組、お参りされておりました。

入口には、大好きなムラサキシキブ
ちょうど色付き始めてました。

秋らしい景色が広がっておりました。

菊水寺

こちらには、なせか”長福寺”と書かれておりました。
なぜ??
わたし、間違えた??

その謎は、あとでわかりました。
菊水寺の言い伝えによると…

<長福寺と菊水寺>

参道の入り口の寺標には正面には、
「大桜山長福寺」とあり、
その側面には「延命山菊水寺」と彫られています。

かつて小坂下と呼ばれた土地にあった
菊水寺を管理していた別当が長福寺でありました。

永禄十二年(1569年)の信玄焼きによって、
本尊が長福寺に移されたといわれております。

菊水寺

お寺っぽくない、参道(笑)

両脇は桜?かな??
春には桜のトンネルになるのでしょうか…

ここをくぐって、観音堂の方へ向かいます。

お寺っぽい山門もないし…
うっかりすると、民家?のようです(^_^;)

こちらはなんでしょう?
菊水寺

こちら、なんだと思いますか?

コレ…
なんと!手水舎なんですよ!!

とってもオシャレだと思いませんか?

そして、なんと…
真ん中の ”菊” からお水が出ます(^m^)

すごく珍しい形です。

菊水寺

こちらのお寺の案内が書かれております。

延命山(えんめいさん) 菊水寺(きくすいじ)
本尊:聖観世音菩薩 宗派:曹洞宗
御詠歌 ~ 春や夏 冬もさかりの菊水寺 秋のながめに 送る年月 ~

赤平川に沿った田んぼの間の道を行くと、
道端に石標があり、そこから参道がのびております。

参道をすすむと「正大悲閣」の額を掲げた
入母屋造りの本堂が見えてきます。

こちらのお寺の庭に「菊水の井」という名井があったことから、
「菊水寺」という寺名になったと言われています。

菊水寺

実は、こちらのお寺さん、
残念ながら、本堂の中は撮影禁止なので、
中の画像はまったくありません(T_T)
あしからず。

こちらのご本尊の聖観世音は、
一木造り一材ほどの立像で、藤原時代の作と言われています。

別に本尊を模した聖観世音の立像があり、
そちらは、室町時代の作といわれております。

こちらのご本尊ですが、
永禄12年(1569)頃に、武田信玄率いる武田軍が
このあたり(秩父地方)の寺社仏閣に火を放ち焼き払ったのが、
通称「信玄焼き」
その時にも、こちらのご本尊は長福寺に移され、難を逃れたといいます。
そういう力のある観音様なんでしょう。

菊水寺菊水寺

<子がえしと孝行和讃の大きな絵図>

観音堂の左右の欄間には、
「子がえし」と「孝行和讃」の絵図が掲げられております。

「子がえしのえず」は、
江戸時代の頃盛んであった間引きをいさめたもので、
わが子を圧殺する女の絵が描かれてます。

「それにんげんと生れては、まづ孝行のみちをしれ」
ではじまる「孝行和讃」は、「民間童蒙」の名の通り、
お寺で読み書きを教えたときの、
教科書の役割を果たしたもので、
「親孝行いろは歌留多」ではないかと、ご住職が説明されております。

そして、こちらにも美しい錦絵が掲げられてました♪
”楠 正成”という方の話が書かれてました。

こちらの納経所は、堂内入って右手で受けております。
中には、お守りや仏教にまつわる絵本などもありました。

こちらで最後、結願となります。
日沢山 水潜寺 (札所三十四番)

長々と書いてまいりました、
「秩父三十四観音巡礼」
いよいよ、次回、最後のお寺となりました。

いや~… 長かったねぇ…

それでも、他の西国・坂東、また四国お遍路さんから比べたら、
ずーっと近くて、回りやすい霊場ではあるんですが…(^_^;)

とりあえず、次回で「結願」となりますので。
そちらまでお付き合いくださいませ。

秩父×旅行・観光のプラン
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。