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北斎にも影響を与えた天才「波の伊八」の作品がすごい!!千葉県いすみ市「行元寺」

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2019/05/20
北斎にも影響を与えた天才「波の伊八」の作品がすごい!!千葉県いすみ市「行元寺」
みなさん、葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」はご存じですよね? あの浮世絵に多大な影響を与えたとされる作品が、 千葉のあるお寺に眠っているのは、あまり知られてないかもしれません。 今回は、その注目の作品を見に、千葉県いすみ市まで行ってみました。 世界も注目のその作品とは…?
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こんな人におすすめ

・神社仏閣が好きな人
・歴史に興味がある人
・芸術や文化に興味がある人
8:00 本日はこちらからスタートしました。
玉前神社

こんにちは!
神社仏閣大好き♡御朱印ガールの 高橋 のりこ です。

今回は、平成⇒令和への限定御朱印を頂くべく、
千葉一宮にある、「玉前神社」に参りました。

こちらに着いたのは、8時。
すでに数人の方が待っておられました。
番号札は37番。
やっぱり限定の御朱印がとても人気があるようです。

改元限定御朱印の詳しい情報はこちらから…
御朱印で見る”平成から令和へ…”改元限定を頂く♡千葉「玉前神社」

玉前神社
場所:千葉県長生郡一宮町一宮3048
アクセス:上総一ノ宮駅[出口]から徒歩約7分
9:30 ソフトクリームを目当てに寄り道♪
道の駅 たけゆらの里おおたき

そして、千葉外房方面に来たら、寄っておきたいここ。
それは道の駅「たけゆらの里おおたき」です。

ここの目印は、この大きなウシさんね♪( *´艸`)

実は、こちらの道の駅、かなりの人気っぷりでして…
いつも車が満車になっております。
すごい時は、駐車場待ちの渋滞まで起こるほど。
いや~、山の中でよかったよ(笑)

何と言っても、わたしのこちらのイチオシはこれ!
「ソフトクリーム」です。
濃厚な味のソフトクリームは、いつ食べても美味しい!
それでいて、後味さっぱりなのです。
これだけで、高級なスイーツでございます。

こちらの詳しい情報はこちらのプランから。
タケノコにジビエにソフトクリーム?!意外な美味しいが揃っている♡道の駅「たけゆらの里おおたき」

道の駅 たけゆらの里おおたき
場所:千葉県夷隅郡大多喜町石神855
アクセス:圏央道・市原鶴舞ICより国道297号線を勝浦方面へ約20分いすみ鉄道・東総元駅より徒歩約20分京成高速バス・たけゆらの里、下車 久我原駅から1,110m
営業時間:[9月〜6月] 9:00〜16:30 ドリンク・ソフトクリームは17:00まで [7月〜8月] 9:00〜18:00 ランチ営業、日曜営業
10:00 以前から気になっていたところへ…
行元寺

実は、玉前神社にお詣りの際、
近くにある、こちらのお寺がすごーく気になっていて…
時間調整をして、立ち寄らせていただきました。

それは、千葉県いすみ市にある「行元寺」です。

駐車場に車を停めたら、本堂まで歩いて行きましょう!
と、駐車場に脇にこんなものが…

今回のお目当てがコレなんですね~♪

行元寺

真っ直ぐに伸びた参道。
本堂までは、少し歩きます。

周りは田園風景が広がる、千葉の田舎。
参道の両脇にも大きな木々が並んでおります。

こんなド田舎にお宝があるんでしょうか…?(笑)

行元寺

ここで、ご由緒を簡単に…

東頭山無量寿院行元寺は、嘉祥2年(849)慈覚大師円仁によって
伊東大山(現夷隅郡大多喜町伊藤)に草創されました。

大師帰朝後、東国で最初に開山されたところから、「東頭山」と 名づけられ、頭山三学院無量寿寺と称して隆盛を極めました。

しかし、戦火のため焼失したので、平重盛によって荻原の地に移し復興されました。
のち再度の兵火によって冷泉大納言・二階堂行元により再興。
その後、大壇那の名を寺名として、東頭山無量寿院行元寺と改称。

多くの学僧など輩出しましたが、なかでも天海大僧正の弟子亮運大僧正(当時厳海) は
家康や大多喜城主本多忠朝との信頼厚く、上野寛永寺学頭となって家光の師となったことで特に知られています。

行元寺

参道を行くと、鮮やかな門が見えてきます。
立派な「山門」ですね。
享保20年(1735)建立だそうです。

朱色の外装と、華麗な彫刻が印象的で、左右に仁王像が配されています。
別名「慈雲閣」と言うそうです。

緑の中の朱色って、わたし、とても好きです♡

行元寺行元寺行元寺行元寺行元寺行元寺

山門にも、たくさんの鮮やかな彫刻があり、目を引きます。
龍や麒麟、獏、鳳凰など、
神社仏閣に多いテーマの彫刻が施されております。

この鮮やかな色は、ラピスラズリやトルコ石で色付けされているのだとか…
なので、長い年月が過ぎても、美しいままなのでしょうね。

こちらが本堂になります。
行元寺行元寺行元寺

山門を通って、真正面に行元寺の本堂があります。
建立されたのは安土桃山時代ですが、元禄時代に拡張改造した房総屈指の大建造物です。

ここで、お寺の奥様に呼ばれます。
「お詣りの方ですか?」と。
「中で説明が始まってますので、どうぞ!」と言われ、わたくし、急ぎます(笑)

実は、ここから先は撮影禁止なので、
残念ながら画像はありません。

中に入ると、ご住職がたっぷりと時間をかけて色々な説明をしてくださいます。
興味深い話もあるので、すっかり引き込まれてしまいます。

そして、ここからが本題です(笑)

行元寺

本堂の右手にあるのが、「客殿」
江戸時代に建立された旧書院だそうです。
茅葺屋根の立派な、趣ある建物です。

そう… ここに今回の目的のものがあるのです。

先ほども言った通り、中は撮影禁止なので。
…残念ながら。

そこにあったのは…

ポスターにてご紹介します(笑)
行元寺

はいっ!
こちらが初代「波の伊八」と呼ばれた、武志伊八郎信由(たけしいはちろうのぶよし)の作品。
「波に宝珠」でございます。
先ほど紹介した旧書院の欄間彫刻として、いまもその姿を見る事ができます。

伊八は子どもの頃から手先が器用であったようで、彫刻師である嶋村貞亮に弟子入りをし、腕を磨き、
安房・上総をはじめ、江戸や相模など、南関東を中心に50点余りの彫刻を残しています。

「関東に来たら波を掘るな」と言わしめたほど、彼の彫る彫刻は、立体感や奥行きがあり、
特に波は躍動感に満ちあふれています。

そんな伊八ですが、かの有名な葛飾北斎も、伊八に多くの影響を受けたとされています。
そのひとつが、北斎の代表作「神奈川沖浪裏」
これが、「波に宝珠」とうり二つだと言われています。
それだけ伊八は天才的アーチストであったという事は、言うまでもありません。

行元寺

ちなみに、こちらの行元寺には、他にも伊八の作品があります。
「波に鶴と朝日」など…
そのあたりも、ご住職がじっくりとお話してくださいます。

他にも、こちらのお寺ではたくさんのお宝がありますので、
一見の価値アリ!ですよ(*^^)v

行元寺

今回は、いすみ市にある行元寺、そして「波の伊八」の作品をご紹介しました。

「波の伊八」は、他にもたくさんの作品を残しております。
千葉県のおすすめ観光として、「波の伊八めぐりコース」などもあり、
各お寺の観光とともに、”伊八めし”というご当地グルメも提供しております。

北斎からゴッホやピカソにまで影響を与えたのでは?と言われる「波の伊八」

みなさんも、千葉の南房総まで、その素晴らしい芸術を見にいらっしゃいませんか?

行元寺
場所:千葉県いすみ市荻原2136
アクセス:上総中川駅[出口]から徒歩約50分
東金・茂原・勝浦×ドライブのプラン
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。