本日は京都駅からJR奈良線で1駅の東福寺駅へ。
1駅先には伏見稲荷のある稲荷駅もあり、セットで回る人も多いみたい。
駅はコンパクトですが、世界中から訪れる多くの観光客で混雑しています。
駅から東福寺へは徒歩10分ほど。
看板に加えて、駅からの人の流れもあり迷わずアクセスすることができました^ ^
たくさん寺院に囲まれた場所に東福寺はあります。
境内に入る前に木造でできた臥雲橋(がうんきょう)が見えてきました。
東福寺は今回が初めての私、「これが有名な通天橋か!」と間違った解釈で勝手に興奮。笑
多くの人の視線の先に見えたのは鮮やかな青紅葉に囲まれた通天橋。そう、あちらがかの有名な通天橋です。笑
臥雲橋から通天橋を眺めることも通天橋から臥雲橋眺めることもできるのですが、正直、どちらも美しく景色はなんら変わりません。
大きな違いは無料か有料か。臥雲橋は境内外にあり無料ですので、伏見稲荷とセットで回って時間がない方やコストを気にする方におすすめです。
臥雲橋から通天橋の景色を楽しんだら、再び東福寺に向かって足を進めましょう。
9月中旬というのにうだるような暑さと日差しで日傘を持ってこなかったことを激しく後悔...。笑
それでも視界いっぱいに広がる青紅葉と澄んだ空気が自然と疲れた心を優しく解きほぐしてくれます。
日下門を通過すると東福寺が見えてきました。
写真にある立派な建物が雲龍図が描かれていることでも有名な本堂です。
まずは拝観料400円を支払い、通天橋と開山堂へ向かいましょう。
こちらが1つ目の有料スポット。
本堂から開山堂へまっすぐ伸びるのが先ほど臥雲橋から眺めた通天橋。
長さはおよそ26m。途中から木材から石畳に変わります。
180度青紅葉に囲まれており、そのためか体感温度が少しだけ涼しく感じます。
こちらからは先ほど眺めた臥雲橋を眺めることができます。
どちらも屋根付きの橋ですが、臥雲橋の屋根は単純に棟だけなのに対して、
通天橋の屋根は景色を楽しむために張り出しだ部分があり、そのぶん屋根も複雑になっており見栄えが良いです。笑
ちなみに秋の紅葉のシーズンは事故を避けるため写真撮影が禁止となりますが、青紅葉の季節は写真取り放題!
通天橋からの景色を楽しんだ後は少し庭を散策しましょう。
カエデに囲まれた洗玉澗には鮮やかな朱色の八角堂や小川が流れており、マイナスイオンもたっぷり。
ちなみに蚊もたくさんいるので極力肌を出さないのがおすすめです。笑
苔が生えた場所もあり、視界いっぱいに映し出された新緑がとにかく美しい!
写真もめちゃくちゃ映えます!
オフィスワークを基本としている諸君。これは眼精疲労にも効くぞ。笑
散策を楽しんだ後は2つ目の有料スポット国指定名勝に指定されている東福寺本坊庭園へ。
こちらも拝観料400円を納めて中へ入りましょう。
本坊は4つの庭に囲まれており、南庭には石だけで表現した仙人の住む島、東庭には7つの石で表現した星座の北斗七星、西庭はさつきを四角形にカットした大市松模様の庭が配置されています。
そして四つ目の庭である北庭がSNSで話題の「市松模様のお庭」。
四つの庭は全て作庭家である重森三玲が手がけたものですが、中でもこちらの庭が最も重森三玲らしさが表現されている作風と言われています。
ちなみに重森三玲といえば、岸和田城の庭なども有名です。
また訪れた際には2019年秋「モシュ印 コケ寺リウムキャンペーン」としてJR東海が期間限定のイベントを開催していました。
2018年9月1日(土)~11月30日(金)の期間限定で三千院・圓光寺・建仁寺・東福寺・常寂光寺の5つの寺院で苔アートが展示されています。
このように東福寺ではイベントも開催されているので訪れる際は事前にHPをチェックしてみると良いでしょう。
東福寺の楽しみ方はひとそれぞれ。
庭を散策して四季折々の景色を楽しむもよし。腰をおろしてゆっくりと景色を楽しむも良し。
都心から離れた場所にあるので、体感温度も低く、ちょっとした避暑スポットとしても楽しむことができますよ。
東福寺の見どころはまだまだあります!
境内に入って右手に見える本堂の天井には巨大な龍が描かれた雲龍図があることでも有名です。
京都府内の6つの寺院でしか見ることのできない貴重な雲龍図をぜひご自身の目に焼き付けてみてください。
内部には入ることができませんが、外からでもしっかりと確認することができました!
そして最後に紹介するのが、東福寺でひときわ存在感を放つのが国宝に指定されている山門。
禅寺の三門の中では日本最古にして最大級。山門へ伸びる橋の周りには阿弥陀経に説かれている蓮が植えられており、なんとも幻想的な景色が広がります。
通常非公開ですが、春には特別公開も実施されているので、ぜひ2階に登って内部を見てみたい!
東福寺を満喫した後は東福寺駅の近くにあるカフェジャニュアリーへ。
こちらは町家を改装した和カフェとしてSNSで人気急上昇中のイチオシカフェ。
避暑スポットといえど、35度を超える猛暑日。
カフェラテ(500円)と抹茶カフェラテ(600円)で一息。
静かで温かみを感じる店内には京都の情報誌なども置かれており、情報収集にもおすすめです。