どうもどうも、無類の猫好きDoremiです。
「せっかくならGo To トラベルキャンペーンを使いたい!…でも人混みは避けたい」
そんな方におすすめなのが富山県…のくだり、前回読んでいただいた方お察しの通り!
GoToトラベルで行きたいNo密な観光地、富山県!映えスポット&ご当地グルメをご紹介の旅館編です-!
新高山駅からバス+船を乗り継ぐこと2時間半…長旅を経てたどり着くのが「大牧温泉観光旅館」さん。
火曜サスペンスでおなじみの秘境宿…その全貌をお届けします。
それでは行ってみよー!
富山駅から高岡駅まで19分(370円)
まず第一難関として電車の本数が少ないので、あらかじめ調べておくのが安心です。
そこから高岡駅(古城公園口)2番乗り場より小牧行のバスに乗り揺られること約1時間40分。
車窓からの眺めは市街地というかんじですが、最後の30分で富山らしい大自然へと移り変わっていきます。
小牧バス停へ到着するとすぐに見えてくるのが「大牧温泉のりば」。
庄川をのぞき込むと魚が泳いでいて旅へのワクワク感が高まります。
この日は最終便16:00の船で大牧温泉へと向かいます。
「日本昔話」のような音声ガイドを聞きながらいよいよ船旅が始まります。
奥へ進むほど山深くなる山間は秋には葉が赤く染まり、冬には雪が降り積もるなど四季折々の景色が楽しめます。
30分ほど船旅を楽しむと見えてくるのが、
待ち望んでいた本日のお宿「大牧温泉観光旅館」さんです。
火曜サスペンスで度々登場した知る人ぞ知る秘境温泉宿…まさに事件の匂いを漂わせる光景です。
庄川に浮かぶこちらの光景は船からしか見られないので、
船があらかじめ止まってくれて撮影タイムが楽しめます。
どの角度から撮っても圧巻の景色…!
宿へは階段を上り少し歩くとたどり着きます。
風情ある館内は老舗といえど整備され気持ちのいい雰囲気です。
さっそくお待ちかねの夕食タイム!
川に一軒だけある秘境宿なので、
食材の運搬が難しくそんなに海の幸は楽しめないかな…と思いきやこのラインナップ!
肉料理に魚料理、特に大きな有頭エビが肉厚で絶品。
小鉢など一品一品が繊細な味付けで量もちょうどよく、大満足な夕食でした。
まさに”ポツンと一軒家”にもかかわらずハイクオリティな料理…この時点でリピート確定!と心の中で叫ぶほどです。
渡り廊下には著名人のサインがたくさん。
芸人さんから大女優と幅広い方々に愛されているお宿です。
さてお腹がいっぱいになった後は楽しみにしていた温泉へ!
温泉へは外に出て自然に囲まれた歩道を歩いていきます。
旅館の方からは「熊が出るかもしれないのでお気を付けください」と…冗談のつもりかと思いきや大真面目。
熊が出没した際には外出禁止になるなんてことも。
ひょえ~なんて恐れながら歩いていくと…
つ、ついたー!
森の中にこんこんと湧く野風呂!
手前の温泉は大勢で入れるような造り、奥の野風呂は1名で入るのがよさそうな小さ目な温泉です。
泉質はなめらかで無臭。温度もちょうどよく冷たい風に身が染みます。
野風呂は、The自然といった岩肌に囲まれた温泉。
お猿さんが温泉に入っている光景を見たことがありますが、まさに自分が猿になったかのよう。
温泉から出ると今まで感じたことのないようなツルツル肌に!
これにまた驚き、3回も浸かりに行きました。
外風呂のほかに内湯もあるので心行くまで湯めぐりが楽しめます。
そして酒好きDoremi、お待ちかねの地酒タイム!
後ほど登場する木彫りの町「井波」で庄川上流の伏流水と地元の米にこだわり酒造りをしている、
「若駒酒造」さんの130周年記念の地酒などを購入。
米の旨味と生酒のフレッシュ感がバランスよく、どっしりとした重みのある味。
とっておきの日本酒です。
ここで大牧温泉の由来を少し。
1183年(寿永2年)今から800年程前のこと。
砺波山の合戦に敗れた平家の武将が源氏の追撃を逃れ隠れ家を求めていたところ、
河畔からと湧き出る温泉を発見し、その湯を口にし湯あみをして創傷の身を治したのが始まりと言われいるそう。
かつてはこの峡谷の底にも村落があり、村人達の湯治場として素朴な宿を営んでいましたが、
1930年(昭和5年)小牧ダムの完成とともに村落は湖底に没し、この大牧温泉観光旅館だけがダム湖と切り立つ断崖の間に取り残されてしまいました。
多くの村人たちの声援により存続し今に至るそうです。
大牧温泉、実はお部屋から釣りができるんだとか。
時間がなくて温泉巡りばかりしてしまったので、またの機会にやってみたいな~。
さて良質な睡眠から目を覚まし、朝食会場へ。
こ、これは!なんてレベルの高い朝食!
とろろそばは朝の胃袋に優しくするすると。
お魚は骨がなく柔らかく、イカの和え物はご飯が進む進む。
あれだけ夜食べたのに本当においしいと朝も余裕なんだなあ…なんて思いながら至福の時間を過ごしました。
最後は大牧温泉の前でパシャリ。
雨が降っていましたが、帰りの船旅はかえって霧がうっすらかかるなど幻想的な雰囲気を楽しめました。
マイナースポット好きなDoremiは数々の秘境宿に泊まってきましたが、こちらは別格!
遠くても泊まりに行きたくなる…そんな素敵な老舗旅館なので富山観光の際はぜひご利用ください。
さて、宿を後にし立ち寄ったのは小牧からバスで21分ほどの場所にある木彫りの町「井波」へ。
井波彫刻が有名な町で、この地の古刹・真宗大谷派井波別院瑞泉寺の歴史とともに生まれました。
また木彫り×猫というコンセプトらしく屋根の上や看板の上などあちらこちらに可愛らしい猫ちゃんが歓迎してくれます。
こちらは明徳元年(1390)に建立された瑞泉寺。
戦国時代には170の寺院を支配した古刹でしたが、宝暦12年(1763)に火災で焼失。
再建のために京都本願寺の御用彫刻士である前川三四郎が井波に派遣され、4名の地元大工にその技を伝えたことが井波彫刻の始まりだそうです。
お寺はそこかしこにありますがここまで立派な彫刻造りは唯一無二…。
細部までじっくりと見ていると、いつのまにか時間が過ぎている…そんな不思議なお寺です。
歩き回り疲れたので少し休憩。
ベンチに座っているとふと目に入ったのが、”日本一美味しいかき氷”という案内板。
この地で日本一…まじか~なんて軽い気持ちで立ち寄ったのが「吉田屋」さん。
可愛らしいおじいさまとおばあさまが出迎えてくださり、さっそく「ココナッツミルク」(300円)を注文。
正直さほど期待はしていなかったが、ココナッツミルクは珍しい…なんて思いながら一口。
あれ…なんかめっちゃうまい…歩き疲れた体に染み渡る優しいココナッツの甘み。
これはもしかしたら日本一かも…なんて喋りながらあっというまに感触。
朝早くから営業しているカフェは少なく、
井波の中心にありアクセスもいいのでぜひ立ち寄ってほしいお店です。
さて新幹線に乗る前に富山駅に戻り近くを散策。
富山城址公園は景観が美しく、富山市が望めるタワーもあるのでお散歩にぴったりです。
とにもかくにも人がおらず歩きやすい富山、素敵。
人混みの苦手な私にはありがたい観光地です。
また富山城址公園内には”世界一美しいスタバ”として名高いスターバックスがあります。
テラス席からは公園内が見渡せ、
天気がいい日には空と水辺のコントラストが美しくのんびりとしたカフェタイムが楽しめます。
富山駅に戻り思い出したのは地域共通クーポンのこと。
そういえば使ってないじゃん!と飛び込んだのが構内にある「氷見 きときと寿司」さん。
地域共通クーポンは電子クーポンの場合、宿泊日の15時~次の日まで。
紙クーポンは宿での受け取りになるので取り扱いにご注意ください。(※身分証提示の場合あり)
大牧温泉観光旅館は通常2名で40,700円のところ、GoTo割引クーポン利用で-14,245円。
よって2名で26,455円で宿泊できました。なんたるお得!
さらに6,000円分の地域共通クーポンがついきたので一言、はんぱない!
富山のお寿司はどれもうまい!
お寿司は100円代~と本格的なのに良心的なお値段。
セットメニューから一貫寿司、地酒とたっぷりと注文しましたが共通クーポンで払ったので実質0円!
すごすぎる…Go To様様です。
さて富山の秘境宿、大牧温泉観光旅館いかがだったでしょうか?
富山観光スポットは下記事でもたっぷりご紹介しているので、お見逃しの方はぜひご覧ください。
それでは!