根津神社は江戸時代の建築として、国の重要文化財に指定されている神社です。京都を思わせる千本鳥居という鳥居の列や立派な楼門など、いたるところで歴史を感じることができます。
つつじ祭りは、その境内の一角にあるつつじ苑で開催されます。
表参道口から入って神橋を渡ると、左側斜面につつじが広がり、千本鳥居参道の手前と途中に入口があります。境内は入場料はいらないですが、つつじ苑に入るには入場料が必要なので注意です。
約100種3000株のツツジが見頃を迎える4月から5月にかけてが会期。
この地に咲くつつじは、遡ると350年以上の歴史があるそう。
境内の斜面に沿って、無数のつつじが植えられています。中に入って見る絶景には及びませんが、一応つつじ苑に入らなくてもたくさんのつつじを見ることはできます。
楼門の前、神橋辺りがおすすめスポット。
根津神社自体がそれほど広くなく、その一角にあるつつじ苑なので、さらに広さはありません。
でも、この眺め!色の海のようです。
無数の色が斜面を埋め尽くし、その上に新緑の緑が覆いかぶさる様は圧巻。
ちらりと見える千本鳥居の列も、絶景に色を添えてくれます。
色が広がる絶景も良いですが、近くに寄ってそれぞれのつつじを見ると、本当様々な種類があるんだなと気づかされます。100種は伊達ではありません。
ブーケのようなつつじだったり、目の覚めるような鮮やかな色だったり、どこまでも続くつつじに全く飽きません。
個別に撮り、眺めを撮り、存分に色の百貨店を楽しむことができます。
色に圧倒され、写真もたくさん撮り、出る頃には心地よい疲労感があると思います。
帰る前や境内の他の場所の散策の前に、ぜひこちらの甘酒茶屋で休憩を。
甘酒茶屋の隣の建物で、甘酒と酒まんじゅうを注文して、甘酒茶屋の裏手でいただけます。酒まんじゅうは6個からの販売のようですので注意が必要。ただ、持ち帰りもできるそうです。
座りながらつつじ苑を遠巻きに眺められるのでおすすめ。
桜と違い、会期が一か月と長く、咲く種類も豊富。見渡す限り色に囲まれることはなかなかなく、とても気持ちいい眺めです。
個人的なおすすめは4月中旬。青々とした新緑が、さらに色の絶景を深めてくれます。
【最寄り】
東京メトロ千代田線根津駅、千駄木駅、南北線東大前駅より徒歩5分
【開園期間】
4/7〜5/6 9:00〜17:30
【つつじ苑入苑料】
200円