こちらは札所30番「法雲寺」です。
秩父の札所は、大抵の場所がそうですが、
かなりの山の中にあるお寺です(^_^;)
途中の道は、車がすれ違うのもギリギリな感じの場所が多いですので、
お詣りの際は、十分に気を付けてください。
こちらには、珍しい寺宝があります。
現在は、誰でも見る事ができるようになってますので、
ぜひ、その目で確かめてみてください(^^)v
詳しい情報はこちらのプランからどうぞ!
⇒ https://play-life.jp/plans/26415
今回は、宿泊した場所からのお詣りなので、
札所の順番通りではなく、回っております(^_^;)
札所30番からは7kmほど。
山道を走るので、多少、時間がかかりましたが…
こちらに着いたのは、10時前です。
駐車場は、こちらより数十メートル手前にあります。
そちらに車を停めて、
歩いてこちらに参りました。
参道の入口の右手には「笹戸山石札道場」と刻まれた石碑が、
左手には「笹戸山長泉禅寺」と刻まれた石碑があり、
そちらが目印になってます。
左手の石碑の後ろには「よみがえりの一本桜」と呼ばれる
みごとな枝ぶりの枝垂れ桜が、お出迎えしてくれます。
その時期には、わざわざ見に来る人がいるくらい、
美しいんだそう…
ぜひ、一度見てみたいです。
笹戸山(ささどさん) 長泉院(ちょうせんいん)
本尊:聖観世音菩薩 宗派:曹洞宗
御詠歌 ~ 分けのぼり 結ぶ笹の戸おし開き 仏を拝む 身こそたのもし ~
大きな石灯篭の間を進むと、間口の広い本堂の正面にでます。
堂内の天井は、千社札を貼ったような…
ですが、実は文字を彫り、
黒漆を塗った納札天井なんだそうです。
こちらも一見の価値あり!です。
また、この寺が石札堂と呼ばれるのは、
1234年、円教寺開山性空上人が、
秩父巡礼の折納めたという古い石札があるからなんだそうです。
参道を行くと、美しい庭園が見えてきます。
綺麗にお手入れされていて、ビックリです!
その手前には、豊川稲荷。
秩父の札所と、
何か、関係でもあるのでしょうか…
他のお寺でも、
こちらをお祀りされていたところがありましたね。
ご本堂に行く前に、
こちらにもお詣りさせていただきました。
こちらは、紅葉大権現さま。
かつては山奥にあったそうで、
そちらを移設したものだそうです。
山村火災を防いでくれるといわれています。
秩父はその昔大火に見舞われたので、
何を取っても「火伏」を願うんでしょうね、きっと…
境内には、可愛らしい石碑も建っておりました。
御詠歌が刻まれております。
こちらが本堂になります。
かつては観音堂があったのですが焼失してしまい、
その後再建されていないため、
現在は長泉院の本堂が観音堂を兼ねています。
壁にはたくさんの千社札が貼られており、
昔から、巡礼の方々が訪れていたことがわかります。
また、本堂正面の欄間に、寺宝の一つである板絵額があります。
「葛飾北斎52歳」と署名入りの楼花の絵だそうです。
こちらの錦絵になります。
こちらのご由緒によると…
元正天皇の頃、
山の麓に龍女が現れて不思議な灯りをともしていたそうで、
村人達は気味悪がって、
立ち寄った巡礼僧を、その場所まで案内することにしました。
すると岩屋から聖観音像が発見され、
村人達は、巡礼僧の指示でここにお堂を建てて、
安置したといわれています。
この時は、シュウメイギクがキレイに咲いていました。
シュウメイギク、大好きです(^^♪
こうして、季節折々のお花と触れ合えるのも、
巡礼の楽しみかもしれませんね。
さて、お参りしているうちに、
傘、いらないかも?ってくらい、
雨は大分小雨になってきました。(*^_^*)ヨカッタ
では、次のお寺に向かいます。
さて、次に向かうお寺も結構山奥でした(^_^;)
しかも、駐車場も限られたスペース。
巡礼も最近は車で回られる方が多いですからね~
こちらのお寺には、
こんなお馬さんもいたりして…
^m^
こちらの様子は、
次回、詳しくご紹介します♪