今年の3月は『ニッポンたからものプロジェクト―日本遺産×Live Art―』がおすすめです!
日本遺産とは地域の魅力を通じて日本の文化や伝統を語るストーリーのことで、こちらのイベントでは「日本を再発見しよう!」をテーマに各地域で開催されています。
おすすめの理由がこちら!
①日本遺産の魅力を無料で体感できる(※一部有料)
②旅人として登場する有名人と一緒に散策できる
③5感で楽しむコンテンツが盛りだくさん
詳しくは公式サイトをチェックしてくださいね。
肥前のまちは日本磁器のふるさと。
産地によって有田焼や波佐見焼、伊万里焼など、絵柄や技法が異なりますよね。
個性豊かな磁器を生み出したこの地域は、日本だけでなく、海外からも賞賛されています。
そんなストーリーが繰り広げられる日本遺産で、熱気溢れるライブイベントが2日間開催されます!
【イベント詳細】
2019年3月9日(土)DAY1:有田テーマ「歩み」
2019年3月10日(日)DAY2:波佐見テーマ「味わい」
1日目は有田駅からスタート!
合わせて有田・波佐見の観光地もご紹介します。
有田駅から徒歩30秒の場所に立地する複合観光施設。
登り窯のような、斜めに突き出した赤いコンテナが印象的!
佐賀牛ローストビーフサンドとキルン登り窯サンデーをいただきました。
他にも有田の卵を使ったタマゴサンドや名物の呉豆腐のぜんざいなど、有田らしいグルメが楽しめます♪
食後はコーヒーをテイクアウト!
有田焼文様が描かれたカップがかわいい♡
有田に窯を築いて260余年、人々から愛され続けている源右衛門窯です。
窯元の工房では、ろくろや下絵付け、本窯などの制作現場を見学できます。
それぞれの職人が手をかけて、丁寧に作り上げる姿に感動しました!
しっかり説明もしていただけるので、やきものの見方も変わりますよ!
いよいよスペシャルライブの始まりです!
進行はタレントのユージさん。旅人としてみなさんと一緒にイベントを楽しみます。
ここでは肥前が「やきものの里」の歴史や裏話をトーク&ライブでお届け♪
講談は神田真紅さん、津軽三味線は浅野祥さん、トークは有田町歴史民俗資料館館長の尾﨑葉子さん。
講談は史実をもとに描かれるノンフィクション、まるで講談師がタイムスリップして歴史を見てきたかのように語られます。
独特なリズムの語りが最大の魅力で、その雰囲気にお客さんも引き込まれていくでしょう!
【観覧料】無料
60席(全席自由・当日先着)
WEB予約はこちらからできます!
香蘭社 赤絵町工房~泉山磁石場まで約40分のまち歩きツアーです。
先ほどのトーク&ライブに出演した方の中から1名と昔ながらのレトロな町並みを散策できます。
一緒にまわる方を悩んだ方はこちら!
<ユージさん(タレント)> とにかく盛り上げ上手!親子での参加もオススメ。
<浅野祥さん(津軽三味線)> 和の文化を愛するステキ男子。
<神田真紅さん(講談)> 歴史と日本酒が大好き。面白いネタが飛び出るかも!?
<尾﨑葉子さん(資料館館長)>町とやきものの歴史を色々聞けちゃう!
裏通りには、有田の風情を感じられるトンバイ塀も。
使い捨ての窯道具やレンガの廃材や陶片を赤土で塗り固め作った塀のことで、場所によってデザインも異なるので見てみて!
【まち歩きツアー】1,500円
40名限定です。WEB予約はこちらからできます!
※雨天時は時間短縮で実施。出演者の同行はありません。
【会場移動交通情報】
3/9のみマイクロバスを運行予定(無料・先着順)
≪赤絵町工房→泉山磁石場≫ ①14:30 ②14:45
≪泉山磁石場→赤絵町工房≫ ①16:00 ②16:15
こちらはやきものの原料となる陶石の採掘場、日本で初めて磁器が誕生した場所です。
普段は入ることができないのですが、このイベントでは中に入ることができます!
そんな誕生の地で地域芸能の皿踊り、そしてプロによる和太鼓、津軽三味線などの音楽で圧倒的なライブを体感できます!
迫力あるライブはこちらから見られます。
また、無料でコーヒーと焼き菓子をいただけたり、名産物のきんかんやお茶の販売、フードブースもありますのでぜひ立ち寄ってみてください♪
【観覧料】無料
200席(全席自由・当日先着)
申込不要! 直接会場までお運びください。
※雨天時は香蘭社赤絵町工房で開催。会場変更の決定は、3/8(金)午前中に公式サイト、Twitterでご案内します。
ライブに圧倒された後は、泉山磁石場から赤絵町工房までのまち歩きです♪
うつわ男子が歴史を感じるディープな裏通りやお買い物・インスタ映えする場所へご案内します。
【まち歩きツアー】無料
イベントの詳細や出演者をもっと見たい方は公式サイトをチェックしてくださいね。
楽しかった1日も終わり!
今夜は有田で新しくオープンしたホテルに宿泊しました。
プランは1泊2日の夕朝付きに。
ディナーコースでは、「トラディショナル」「デザイナーズ」「コンテンポラリ」の3つの有田焼のスタイルからうつわを選択できます。
スタイルによって器も変わるので、どれも気になっちゃいますね!
今回はトラディショナルにしました!
アミューズ、前菜、パン、温前菜、肉、デザート、コーヒーと豪華なコースです。(※季節によってメニューは変わります)
器もオシャレでかわいいので写真映えもしちゃいます♪
お部屋はフラットとメゾネットがあり、ベッドはツインとダブルの2種類。
ふかふかなお布団で良い眠りにつけます♪
アメリニティも揃っており、ネスプレッソマシンのコーヒーや嬉野の美味しい紅茶と緑茶もあるのは嬉しいポイント。
朝食はポタージュとたっぷりの野菜、パンは食べ放題でした♪
ジャムは地元の方の手作りでとっても美味しい!
ほっと癒されて、今日も楽しい1日になりそう♡
長崎県の波佐見は佐賀県の有田から、車で約10分と近距離!
2日目は波佐見がメインなので、午前中に移動すると良いでしょう。
時間があったので、ずっと気になっていた野外博物館に行きました!
古代から近代までの世界の窯が全12基復元されています。
やきものの絵柄が描いてあるカラフルな壁もあって、写真映えします◎
2日目が始まりました!旅人(進行)は、モデルのはなさん。
ここでは、お茶菓子付きの参加型トークセッションになります。
テーブルコーディネーターの田中ゆかりさんのお話を参考に、お気に入りの器が見つかるかもしれません♪
【観覧料】無料
50席(全席自由・当日先着)
※当日席は先着順となります
【交通情報】
お得に波佐見にアクセスできる方法はこちらになります。
①西肥バス(公共交通機関)
②有田・波佐見乗合タクシー
こちらには雑貨のお店とアートを紹介するギャラリーがあります。
雑貨は文具や画材がテーマになっており、お気に入りのグッズが見つかるかも!
そして、この日だけの限定イベントマルシェがギャラリーで開催されています♪
地域の物産など、たくさんご用意しているのでぜひ足を運んでみてください。
【開催時間】11:00~16:30
最後のライブは地域の誇る人形浄瑠璃、そしていまをときめく出演者による伝統音楽で過去を見つめ、未来も感じられる末広がりな内容になっています!
見どころはこの4つです!
①肥前の日本遺産トーク
肥前の魅力を体感できるスペシャルトーク。
②皿山人形浄瑠璃
享保の大飢饉のとき、五島や平戸で興行して、地域を飢えから救った芸能。
後継者不足で途絶えた時もありましたが、復興されて長崎県の無形民俗文化財に指定されました。
③講談
張り扇の音をパパンと小気味よく響かせながら、よどみなく語っていく講談。
今回は肥前が「やきものの里」となった歴史をひもといた新作、汗と涙の物語が目の前で蘇ります。
④ライブ
津軽三味線、篠笛、和太鼓、ピアノによるダイナミックなスペシャルライブ!
【観覧料】無料
200席(全席自由・当日先着)
WEB予約はこちらからできます!
イベントの詳細や出演者をもっと見たい方は公式サイトをチェックしてくださいね。
ライブを楽しんだ後は、おにぎり&味噌汁の専門店へ。
地元の農家のお母さんたちが運営するお店で、メニューはにぎりめしプレート(税込500円)のほか、期間限定(〜2019年3月24日(日))で豆皿にのった「にぎりめしランチ」も提供されています。
※豆皿ランチフェアの詳細はこちら
波佐見町川内郷で育ったお米を使った2種類のおにぎりが選べて、おふくろの味を堪能できます!
肥前の陶磁器から九州各地の陶磁器、現代陶芸作家の作品が展示されています。
中でも、古伊万里を集めた有田町所蔵蒲原コレクションや江戸時代の有田焼を集めた柴田夫妻コレクションは必見です!
屋外にはマイセン磁器でできた25個の鐘があり、美しい音色は癒しのひと時を演出してくれます。
※毎正時演奏
こちらの神社は、磁器製の大鳥居や狛犬、大水瓶、玉垣などが見もの!
有田の町並みも眺めることができ、他の神社では見られない変わった光景を楽しめます。
お守りも、やきものでできているので見てみてください♪
先ほどの陶山神社から10分ほど山道を歩いて長い階段を上ったところにあります。
あまり知られていない穴場で、有田の雄大な景色も楽しめます♪
波佐見焼の特徴は、大量生産を行うために、成形・型起こし・絵付け・窯焼とそれぞれに作業を発注する分業体制をとることが挙げられますが、こちらにはそのすべての工程が可能という製陶所がありました!
今でも人が住んでいるので、無断で中に入らないようにご注意を。
周辺にはカフェやレストラン、雑貨店なども立ち並んでいるので散策するのもおすすめです。
こちらは昭和初期から製陶所の一部として使われていました。
現在はリノベーションされて、オシャレな波佐見焼で提供されるランチやスイーツが人気なカフェレストランとして活用されています。
この珍しい登窯は、400年前に築かれたものを復元したものです。
波佐見で初めて磁器が焼かれた窯として、大変貴重なものだそうですよ。
まちを見下ろせるこちらの展望所は、世界最大級の登窯跡や煉瓦造りの煙突、路地裏など、昔ながらの風景が広がります。
登り坂が多いので、車でのアクセスがおすすめです!
いかがでしたか?
有田と波佐見は、日本の伝統や歴史が好きな人にはたまらない場所でした!
『ニッポンたからものプロジェクト―日本遺産×Live Art―』有田公演・波佐見公演は3月9日(土)、3月10日(日)に開催するのでぜひ訪れてみてください♪