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美しい牡丹の花を都会のド真ん中で愛でよう♡「上野東照宮ぼたん苑」へ

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2020/02/12
美しい牡丹の花を都会のド真ん中で愛でよう♡「上野東照宮ぼたん苑」へ
まだまだ寒い日が続く今日この頃ですが… 自然界では、少しずつ春の足音も聞こえてきております。 上野公園の中にある「上野東照宮」では、毎年早春のこの時期に美しい”冬ぼたん”を見る事ができるのを、 意外に知らない方も多いかもしれません。 今回は、見ごろを迎えた上野東照宮のぼたん苑をご紹介します♪
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こんな人におすすめ

・上野で観光したい人
・お花が好きな人
ぽかぽかな陽気なので、お散歩に来ました♪
東照宮

こんにちは。
絶景ハンターの 高橋 のりこ です。
美しい景色を求め、常にアンテナを張り巡らせております(*^^)v

暖冬と言われている今年。
冬とは思えないほど暖かい日があるくらいですが…
この日も、4月上旬の暖かさという中、上野散歩に出かけてみました♪

上野散歩と言えば、やはり「上野恩賜公園」はテッパン!ですね。
春の桜の季節はもちろん素晴らしい景色ですが、
この時期ならではのお花もここにはあるんです。

その前に、江戸の守り神「上野東照宮」にお詣りをしましょう♪

絢爛豪華な装いです!
東照宮

まず基本的な事ですが、「東照宮」とは東照大権現たる徳川家康を祀る神社であります。
日光東照宮が有名ですが、全国には東照宮と名の付く神社が多数あります。
ここ「上野東照宮」もそのひとつです。

入口にはあの関東大震災でも倒れなかったという、酒井忠世によって奉納された「大石鳥居」があり、
その歴史は400年余りだという事です。
その先に続く参道には、両脇にはたくさんの石の灯篭があり、その数200基以上だそう!
それらすべて全国の大名たちが、家康に奉納したものなんだそうです。
いかに家康が崇拝されていたかわかりますね。

黄金に輝く唐門は、やはり日光東照宮を思い出させます。
こちらは、外国人にも人気の撮影スポットとなっており、参拝客が後をたちません。

そして、注目すべきはその煌びやかさだけではありません。

受験生にも人気です!
東照宮東照宮東照宮東照宮東照宮

扉の左右を守る“昇り龍・降り龍”。
こちらの昇り龍・降り龍は、「日光東照宮」の“眠り猫”などで有名な、あの名工・左甚五郎の彫刻とされています。
お詣りの際は、よくご覧になってみてください。

また、門の前には「御三家灯篭」があり、その並びは位の順で、紀州・水戸・尾張となってます。

最近人気なのが、「他抜守」(たぬきまもり)だそうで、なぜ”たぬき”かと言うと、
社殿脇にある“御狸様”こと「栄誉権現社」があり、他を抜く狸という縁起があることから、受験・就職など“必勝の神さま”として崇められています。
受験シーズン真っ只中のこの時期、ぜひお詣りしておきたいですね。
ご利益のエピソードとしては、落語家の林家三平師匠が『笑点』メンバーに決まったのは、「上野東照宮にお参りした効果」と語っているらしいですよ( ´艸`)

また、毎月17日限定で、昇り龍をモチーフとしたお守りも授与されます。
強運・勝利・出世の御守として、大変人気があるようです。
もし、気になる方はぜひ17日にお詣りくださいね。

東照宮
場所:東京都台東区上野公園9番88号
アクセス:上野駅から徒歩約5分
いよいよ本日のお目当ての場所へ…
上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑

さて、東照宮をお詣りしたら、お目当てのぼたん苑に参りましょう。

【上野東照宮 ぼたん苑】
期間   2020年1月1日(水)から2月24日(月)
開苑時間 午前9時30分から午後4時30分(入苑締切)
入場料  大人(中学生以上):700円
     団体(20名以上):600円
     小学生以下:無料

入口から素敵な演出がされていて、期待が高まります♡

上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑

ここ上野ぼたん苑は、1980年(昭和55年)、日中友好を記念して開苑されたのがぼたん苑です。
春は110品種600株、冬は40品種200株が栽培され、私たちを楽しませてくれています。

わたしも知らなかったのですが、この時期に咲くぼたんを「冬ぼたん」といいますが、
実は、冬ボタンは春に咲くボタンを冬に咲かせたものなんだそうで、
もともと冬に咲く性質のあるボタンは、「寒ぼたん」というのだとか…
まったく違う種類だったという事が判明!(笑)
お花の世界は深いです(;^ω^)

上野東照宮ぼたん苑

園内の各所には、こんな撮影スポットもありまして…
日本のわびさびが随所に見られました。

やはり日本的なものが好きな外国の方々が、こちらの前で記念撮影されてました。
みなさん、美しいものはわかるんですね♡

冬ぼたんの特徴は、この”わらぼっち”ですかね?
雪よけ、霜よけのために作られたものですが、それがまた良い雰囲気を出してます。

上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑

園内には本当にたくさんの種類が植えられておりました。
長雨が続いたあとでしたので、多少、花びらが傷んでいたものもありましたが、
それでも、美しく咲いている姿は、とても健気でした。
香りのあるぼたんもあって、そっと顔を寄せるといい香りが… とても癒されました。

わたしもガーデナーなのでよくわかりますが、
美しいお花を咲かせるには、管理がとても大変です。
ましてやこの冬ぼたんは、温度管理なども含め丸2年の歳月がかかるのだそうです。
美しい状態を保つには、並々ならぬ努力が必要なんですね。

また、園内はとても綺麗に掃除されており、そういう点でも感動してしまいました。

見どころはぼたんだけではありません。
上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑上野東照宮ぼたん苑

園内で鑑賞できるのは、ぼたんだけではありません。

他にも、ロウバイや紅白の梅、ミツマタや水仙、クリスマスローズなどなど…
各所に季節のお花が咲いておりました。

特に、ロウバイが見ごろを迎えてまして、とてもいい香りを漂わせておりました。
わたしの大好きなお花。
思わず立ち止まって、しばらく景色と香りを楽しみでおりました。

現在では、ミツマタも見ごろを迎えているようですので、
行かれた方は、ぜひ、その香りも楽しんできて欲しいです。

上野東照宮ぼたん苑

最後まで歩いてくると、こんな素敵な庭園もありました。
ここはインスタ映えスポットでしょう。
牡丹をメインにした庭園の向こうには、五重塔がいいポジションに見えて…
これも、ここぼたん苑からしか見られない景色ですよね。

ちなみにあの五重塔は、1631年(寛永8年)に、江戸幕府の老中で、
後に大老となる土井利勝(どいとしかつ)の寄進により、上野東照宮の塔として建てられました。
現在は、「旧寛永寺五重塔」として国の重要文化財に指定されています。
遠くからではわかりにくいですが、こちらにもたくさんの彫刻が施されており、やはり日光東照宮の雰囲気がありますね。

思ったより広く、見ごたえのあったぼたん苑。
次はぜひ春ぼたんを見に来てみたいと思います。

上野東照宮ぼたん苑
場所:東京都台東区上野公園9-88
アクセス:根津駅[2]から徒歩約6分
受験生は東照宮と合わせてお詣りしよう!
上野大仏とパゴダ上野大仏とパゴダ

上野公園に行ったら、ここにもぜひ立ち寄ってみてください。
ちょっと面白い場所なんですが…
最近は、すっかり受験生に人気のスポットとなった、「上野大仏」
まだ知らないと言われる方に、ご紹介しておきます。

上野大仏が造営されたのは、今からおよそ400年前の1631年。当時大仏様の高さは約6m。大仏殿も建造されたそうです。
しかし、その後火災や地震に遭い、その度に修復されてきましたが、1923年の関東大震災で頭部が取れて落ちてしまいます。
しかも、第二次世界大戦の際には、金属類回収令により、顔以外の部分が日本軍に差し出されてしまいました。

のちに、寛永寺に保管されていたお顔の部分だけが、ここにお祀りされる事となり、
上野大仏に降りかかった幾多の災難から”これ以上は落ちない”として、密かに受験生の間で人気になったようです。

ぜひ、合格祈願に上野東照宮、上野大仏、併せてお詣りしましょう!

上野大仏とパゴダ
場所:東京都台東区上野公園7-47
アクセス:上野駅[JR公園口]から徒歩約2分
上野・浅草・秋葉原×おでかけ・散歩のプラン
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。