本殿にあたる大成殿は貞享元年の完成で内部の厨子には元禄十四年鋳造の孔子像が安置されています。
現在観覧できるのは元禄14年に完成した閑谷学校の姿です。創建は寛文10年岡山藩主池田光政によって成されました。
武士の子弟の学ぶ藩学校は岡山城下にあり、閑谷学校ははじめから庶民を中心とした学問所としてつくられました。
国宝の講堂をはじめ、聖廟や閑谷神社などほとんどの建造物が国の重要文化財に指定されています。
元禄十四年の完成で内部は十本の円柱に囲まれた内室と、その周囲の入側からなり外廻りを広縁がとりまいています。材料の吟味と施工が入念になされたそう。