こちらが長野にある地獄谷野猿公苑です。写真は冬なので雪深い景色が広がっています。
標高800mを超えるこちらの地獄谷は常に氷点下で12月には一晩で50cmの雪が降るそうです。
猿は寒さをしのぐために温泉に入っています。身を寄せ合っている猿も観察することができます。
冬はこのように雪深い景色が広がり、猿も温泉に入っている姿が見られます。
しかし夏から秋にかけては違った風景になります。
8月には猿は炎天下を避けるため日陰で過ごすことが多く、地獄谷にはトンボや蝶が飛びかっています。
特にここは珍しい「ミヤマカラスアゲハ」という蝶を見ることができる場所です。
カラスアゲハより色鮮やかで緑深い山奥の渓流地などでしか見ることができない蝶です。
標高が高い地獄谷はお盆すぎから秋の気配が漂い始め、森にはクルミやヤマブドウなどの木の実、果実なのが実りの季節を迎えます。
赤トンボが飛び交ったり、猿や他の動物も冬に備え活発に動き回ります。
リスが巣に木の実を運ぶために遊歩道を駆け抜けていく姿も観察できるそうです。
都内からほど近い長野で自然を感じられるのはとても魅力的ですね。
更に秋には紅葉も見られるようなので是非この夏の終わりあたりに訪れてみてはいかがでしょうか?