7.開山堂 両大師

開山堂とは、東叡山の開山である、慈眼大師(じげんだいし)天海大僧正をお祀りしているお堂です。

天海僧正が尊崇(そんすう)していた、慈惠大師良源(じえだいしりょうげん)大僧正もお祀りしているところから、一般に「両大師」と呼ばれ、庶民に信仰されてきました。

幕末の上野戦争、関東大震災、東京大空襲という様々な危機を乗り切ってきたにもかかわらず、平成元年の火災で本堂と開山堂が焼失してしまいました。
現在の建物は平成5年に再建されたものです。

将軍徳川家康公の参謀であった慈眼大師(天海大僧正)が祀られていることから、「長寿」「知恵」のご利益を授けていただけるといわれています。

また、慈恵大師は、元三大師と呼ばれていて、生前に度々災厄を免れてきたことから、元三大師を信仰すると厄除けのご利益があるといわれています。

さらに天海が四代将軍の家綱の誕生の際に、安産を祈願し、実際に家綱が安産であったことから、子授け大師としても広く信仰されるようになったそうです。

こちらが開山堂の御朱印になります。
中央には「両大師」の文字があります。

そして、東叡山の輪王寺は、寛永寺の開山堂の敷地内に設けられたため、寛永寺の諸堂で、開山堂の御朱印のみ「上野寛永寺門跡」と書かれています。

開山堂 両大師
場所:東京都台東区上野公園14-5
アクセス:鶯谷駅[南口]から徒歩約5分

夏は「朝活」でお出かけしよう♪

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不忍池の蓮は、初夏の1か月ほど…
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