夏は早起きして上野に行こう!

蓮の花が咲いているのは午前中!

美しく幻想的な蓮の花は、夏の代表的なお花です。
可憐に咲くその姿は、古来より、人々の心を和ませてくれてます。

東京で蓮の名所と言えば上野恩賜公園の不忍池
江戸時代には浮世絵にも描かれたほど、昔から蓮の名所で知られています。

蓮の花は、早朝から咲き始め、昼には閉じてしまいます。
そう!美しい姿を見るには、早起き必須!です。

目指すはここ「弁天堂」

上野に来たことがない方、初めての方でも、この「弁天堂」を目指して行けば、迷う事はありません。
こちらは、不忍池の中央に建っております。
江戸初期の寛永年間に、天台宗東叡山寛永寺の開山、慈眼大師天海大僧正(1536~1643)によって建立されました。

天然の池であった不忍池を琵琶湖に見立て、また元々あった聖天(しょうてん)が祀られた小さな島を竹生島に見立て、さらには「宝厳寺(ほうごんじ)」に見立てたお堂を建立したのです。

こちらのご本尊さまは「辯才天」です。
音楽と芸能の守り神として広く信仰され、また「辯財天」とも書くことから、金運上昇といったご利益があります。

まずは、こちらにお詣りしましょう!

こちらでも御朱印がいただけます。

この後、「御朱印」について詳しくお話しますが、こちら弁天堂でも御朱印をいただく事ができます。
本堂入りまして、左手で対応してくださいます。

忘れずにいただきましょう。

不忍之池 弁天堂
場所:東京都台東区上野公園2−1
アクセス:湯島駅[1]から徒歩約7分

向こうにビルが見えるのも、ここならでは!

「不忍池とビル街」も、上野ならではの景色と言えるでしょう。
こういう画は、他ではないような気がします。

数千年も昔からある蓮の花と、現代の象徴であるビル
不思議とマッチしています。

一面に広がる蓮が、とても、とても美しいです!

蓮の花もとても美しいですが、蓮の葉も、この時期は青々としていて、それもまた、美しさに拍車をかけているような気がします。

仏教においてハスは知性や慈悲の象徴とされ、死後の極楽浄土に咲く花とされています。

花托の形状がハチの巣に似ていたことから古来は「ハチス」と呼ばれていましたが、それが「ハス」と呼ばれるようになりました。

不忍池に浮かぶ蓮の花は、東京の夏の風物詩として、江戸時代から変わらず街の人を魅了し、そして癒してくれていたことでしょう。

ちなみに、2014年完成したばかりのハス観察ゾーン
池の中に作られた歩道は、歩きながらハスを楽しむ事ができます。
池のまわりから見るより、間近でみられるので特にオススメです。

儚くも美しい、蓮の花♡

蓮の花は、わずか4日の命
そして、咲くのは早朝からで、お昼には閉じてしまいます。

不忍池の蓮の見頃は、例年ですと7月上旬から8月上旬。
ただ、お花は気まぐれですので…(笑)
その年によって、咲く時期は多少ずれてしまいます。
ホームページ等で、確認されてから行かれると良いでしょう。

夏の暑い日差しを避けて、朝早く、蓮の花を観賞しながらのお散歩はいかがでしょうか?
ぜひ、カメラを片手に、お出かけしてみてくださ♪

不忍池
場所:東京都台東区上野公園
アクセス:湯島駅[1]から徒歩約4分

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上野公園なら、気軽に始められる「御朱印巡り」

上野公園にはたくさんの寺社があります♪

不忍池の蓮を満喫したら、せっかくなので、今大ブームの「御朱印巡り」をしてみませんか?

数年前からブームになっている「御朱印」
気になっているけど、どうしたらいいかわからない…
そんな人は、まずここから始めてみるのがいいかもしれません。

上野恩賜公園では、たくさんの神社仏閣があるため、なんとっ!公園の中だけで御朱印巡りができちゃうのです!!

まずは、御朱印帳を手に入れよう♪

ところで御朱印って何?

まずは初めに御朱印について。
御朱印とは、寺院や神社に参拝していただくことが出来る、御宝印や社名を朱で押した印と、御本尊名や社名などが墨書きされたものです。
その寺社に参拝した証になります。

そもそも御朱印は、納経印とも言われるように、お寺で写経をし、それを奉納した証としていただけるものでした。
お寺で始まった御朱印が、その後神社に広がり、現在では、ほとんどの寺社でいただけます。

最近は、タレントや芸能人の方も多く集めていらっしゃるようですね。
番組などでも、多く取り上げられるようになりました。

御朱印帳って、どこにあるの?

さて。
御朱印巡りをする上で必要なものが「御朱印帳」
御朱印を書いていただくための帳面です。
最近は、自社のオリジナルの御朱印帳を作っているところが多いです。
また、ネットや実店舗もあるので、自分の好みのものを探すのも楽しいですね♪

上野公園でいただくなら、ここ!上野東照宮のものがいいでしょう。
葵の御紋の入った、パステルカラーの御朱印帳(1,500円)をGET!
最初のページに、美しい御朱印が書かれてます。
ちなみに御朱印はひとつ300円から500円です。
お詣りに行く際は、小銭を用意するのもマナーのひとつです。

では、御朱印巡りのスタートです!

御朱印集めの前にこちらの記事もチェック!

こちらでは、実店舗やネットで買える御朱印帳を詳しく紹介しております。

寺社の御朱印帳はちょっとハードルが高い…と言う方は、とってもオシャレなものも揃ってますので、ぜひ!チェックしてみてください♪

素敵な1冊に出会えるかも♡

1.上野東照宮

言わずと知れた上野の最強パワースポット!

「東照宮」とは、東照大権現たる徳川家康を祀る神社であります。

こちらの入口にある鳥居は「大石鳥居」と呼ばれるもので、400年近い歴史があります。
1633年に酒井忠世によって奉納されたものだそうです。
こちらの鳥居ですが、あの関東大震災でも倒れなかったということで、当時の技術の高さには脱帽します。

その鳥居を入ると、その先には真っ直ぐと続く参道があり、その両脇にはたくさんの石の灯篭があります。
その数200基以上だそう!すべて全国の大名たちが家康に奉納したものだそうです。
いかに家康が崇拝されていたかわかりますね。

そして、みなさん、上野に立派な五重塔があるのはご存じでしたか?
これは、1631年(寛永8年)に、江戸幕府の老中で、後に大老となる土井利勝(どいとしかつ)の寄進により、上野東照宮の塔として建てられました。

現在は、「旧寛永寺五重塔」として国の重要文化財に指定されています。

その先には黄金に輝く唐門。

参道の先にあるのが、こちらが「唐門」です。
黄金に輝くその様子は、やはり日光東照宮を思い出させます。
こちらは、外国人にも人気の撮影スポットとなっており、参拝客が後をたちません。

そして、注目すべきはその煌びやかさだけではありません。

扉の左右を守る「昇り龍・降り龍」
こちらの昇り龍・降り龍は、「日光東照宮」の“眠り猫”などで有名な、あの名工・左甚五郎の彫刻とされています。

中はさらにすごいらしい…

また、拝観料500円を払うと、中にある社殿を見る事ができます。
また拝観入口からすぐの場所には、樹齢は600年を超える立派なご神木があります。
御本殿も唐門同様、金色堂の名のごとく、立派な様子です。
ぜひ、拝観料を払って、中をご覧になってください。

ちなみに、毎月17日限定で、昇り龍をモチーフとしたお守りが授与されます。強運・勝利・出世の御守として、大変人気があるようです。
もし、気になる方は17日にお詣りしてみてくださいね。

現存する社殿は、三代将軍・家光公によって造られたもの。
戦争や震災などで焼失することもなく、今なお残る大変貴重な建造物です。
やはり、これも家康公のチカラが働いているのでは?と言われ、ここが都内屈指のパワースポットとされる所以なのです。

また、こちらの絵馬は「他抜」(たぬき)が描かれています。
なぜたぬきかと言うと、社殿脇にある“御狸様”こと「栄誉権現社」があり、他を抜く狸という縁起があることから、受験・就職など“必勝の神さま”として崇められています。

ご利益のエピソードとしては、落語家の林家三平師匠が『笑点』メンバーに決まったのは、「上野東照宮にお参りした効果」と語っているらしいです。

我こそは!と思う方は、密かにこちらにお詣りすると、出世間違いなし!かも??(笑)。

そして、こちらが東照宮の御朱印になります。
唐門、向かって左手に社務所があり、そちらでいただく事ができます。

この時は、ちょうど「ぼたん祭り」の時期でした。
上野公園と言えば、”桜”が有名ですが、こちら東照宮の脇にはぼたん苑も併設されており、冬と春には、ぼたん祭りが開催されています。
また、その時期に御朱印をいただくと、限定でぼたんの印が押されます。

気になる方は、ぜひ、その時にお詣りしてみてください。

2.上野大仏

受験生必見!「絶対に落ちない」大仏

「上野に大仏?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
その場所は、京成上野駅や東京メトロ(地下鉄)上野駅などから、不忍池(しのばずのいけ)を横目に、公園内を上野動物園方面に歩いていく道の途中にあります。

ちょっと解りにくい場所にあるこちら。
しかも、大きな看板があるだけで、大仏さまはどこ?
その看板脇にある階段を登っていくと、そのお姿はあります。

正面に大きなパゴダ(仏塔)が見え、その左側に、なんとっ!お顔だけが見えます(笑)。

幾度の災難に見舞われますが…

上野大仏が造営されたのは、今からおよそ400年前の1631年。当時大仏様の高さは約6m。
大仏殿も建造されたそうです。
しかし、その後火災や地震に遭い、その度に修復されてきましたが、1923年の関東大震災で頭部が取れて落ちてしまいます。
しかも、第二次世界大戦の際には、金属類回収令により、顔以外の部分が日本軍に差し出されてしまいました。

のちに、寛永寺に保管されていたお顔の部分だけが、ここにお祀りされる事となり、上野大仏に降りかかった幾多の災難から”これ以上は落ちない”として、密かに受験生の間で人気になったようです。

上野大仏の御朱印は、実はこちらではいただく事ができません

ではどこで?
それは、この後紹介する「寛永寺清水観音堂」でいただく事ができます。

こちらが「上野大仏」の御朱印。
「釈迦如来」と書いてあります。

そして、こちらが「パゴダ」の御朱印になります。

「パゴダ」とは、仏塔の事を意味し、上野大仏のすぐ側にあるのがそれです。
中には、中央に薬師如来、左右に日光菩薩、月光菩薩が安置されております。
これらは、江戸時代に東照宮に祀られていたものでした。

上野大仏にお詣りの際は、こちらにもお詣りを。