えっ?関東最強の縁結びスポットなの?!

最初に、箱根神社について簡単にご説明しておきましょう。

「箱根神社」は、古来、関東総鎮守箱根大権現と尊崇されてきた名社で、
交通安全・心願成就・開運厄除に御神徳の高い運開きの神様として信仰されています。
 
そして、箱根三社というのは、
・箱根神社
・九頭龍神社
・箱根元宮

の事をさします。

また、その三社をすべてお詣りすることを、「三社詣り」と言います。

箱根神社は、出世運や交通安全・心願成就、また縁結びにご利益があります。
九頭龍神社は言わずと知れた縁結び神社。
そして、箱根元宮は、山岳信仰の場とされた、箱根神社の奥宮です。

この中で特に注目したいのは、「九頭龍神社」
こちらは、強力な縁結びの神様がいらっしゃるので、恋する女子は必見!です。

それでは、それぞれ詳しく見て行きましょう!

こんにちは!

神社仏閣大好き♡御朱印ガールの 高橋 のりこ です。

今回は、わたくしが箱根神社のあれこれをご紹介します。

みなさんのお出かけの参考になれば嬉しいです♪

1.九頭龍神社

縁結びの神様といえばここ!

まず、ご紹介するのは、今回注目の「九頭龍神社」です。

箱根神社「九頭龍神社」は、言わずと知れた”縁結びの神様”です。
しかも、その人気は数年前からじわじわと広がり、いまでは、すごい数の人がお詣りしています。

九頭龍神社には、本宮と新宮があり、本宮は箱根園から30分ほど歩いた先にある、木々に囲まれた静かな場所。
新宮は、さきほどの箱根神社の拝殿の右方向にあります。
観光客のみなさんは、本宮の方には、なかなかお詣りに行けないので、平成12年に箱根神社の側に新宮が造られました。

その昔、芦ノ湖には九つの頭を持つ毒龍が住み着いており、村人たちは大変困っておりました。
見かねた箱根神社の祖、万巻上人が龍を湖に沈む「逆さ杉」に縛り付け、改心させました。
その後、その龍は神となり、それを見た万巻上人がお社を建て祀ったことが始まりとされております。

通常、歩きかもしくはレンタサイクルでしか行けない、本宮。
(最近では、モーターボートもあるようですが…)
実は、容易に行く方法があるのです。
それは、毎月13日の「月次祭」
なんと、この日だけは、本宮に行くためだけに船が出るのです。
ただ、近年の人気に伴い、多い時は数千人が集まるという、月次祭。
早めに到着されるといいです。

ここで月次祭の流れをおおまかに説明しておきましょう。

8:30に受付開始
状況により、早まる事もあります。
九頭龍神社に向かって出航する参拝船は「元箱根港」から。
乗船券は1,500円。発券所で乗船券を購入し、その後、受付を済ませましょう。
受付では、”御供”と呼ばれるお供物と、祈祷申し込みの封筒。祈祷希望の方は、別途初穂料が必要です。

9:30 参拝船出航
「九頭龍の森」には、約20分で着きます。

10:00 月次祭の始まり
厳粛な空気に包まれて、祭事が執り行われます。
その後、順番を待って、本宮の前にて参拝します。

お詣りを終えたら、それぞれタイミングで桟橋から迎えの船に乗るという流れになってます。
また、本宮の札所は、この日だけ開所。
ここでしか手に入らないお守りなどもあるので、ぜひ、GETしておきたいですね。

九頭龍神社をお詣りしたら、元箱根港より「箱根神社」に向かいます。

先ほどもお話した、箱根神社のすぐ側にある、新宮。
こちらには、お水取りができるご神水があります。
専用のペットボトルも社務所で用意されておりますので、必要な方は忘れずに!
九頭龍神社をお詣りしたあと、こちらのご神水をいただくと、さらにご利益がアップすると言われています。
忘れずにお持ち帰りくださいね。

”縁結び”とは、恋人というだけでなく、自分が出会うすべての人との縁でもあります。

これから、仕事や生活の中で出会うすべての方との良縁を祈願しましょう。

2.箱根神社

名だたる武将も崇拝した、関東の鎮守さま。

次にご紹介するのは「箱根神社」です。

御鎮座1250年を超える箱根神社は、もともとは数多の武将が訪れる心願成就、勝負の神として名を馳せ、関東総鎮守、箱根権現と崇敬されていました。

その後、東海道中の無事の祈願や、安産祈願、そして家内安全など、今では多くの方に崇敬される、一大パワースポットと称されるようになっています。

こちらの御神祭は箱根大神といわれる、
・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと・夫神、天孫降臨した天照大御神の孫、皇室の祖神)
・木花咲耶姫命 (このはなのさくやひめのみこと・妻神、富士山・桜を象徴する水の女神)
・彦火火出見尊 (ひこほほでみのみこと・子神。海幸山幸神話の山幸彦。初代・神武天皇の祖父)

かつては、源頼朝徳川家康などにも愛されていたそうです。

富士山の南側(富士宮・三島・熱海など)が陽のパワーだとすると、箱根は陰のパワーで確実に物事や事業を進めるための力をもたらすと言われています。

第四の鳥居のすぐ側、手水舎の脇にあるのが、「矢立のスギ」
神奈川の名木100選にも選ばれているこちらは、樹齢約1,200年と伝承されており、
征夷大将軍の坂上田村麻呂が奥州平定に向かう際に参詣し、表矢を献上して戦勝を祈願したとされています。

また、その先に見えるのが参道の階段。
両脇には、樹齢数百年の巨木が…
もちろん、これだけでもパワーがいただけます。
さらに、本殿に続くこの階段は、89段あり、「や・く・落とし」になっているそうです(笑)。

ちなみにこの階段は、芦ノ湖から平和の鳥居を通り、山頂の箱根元宮まで、強力な浄化スポットらしいですよ。
大きな杉の木の下では、ぜひ、深呼吸してみましょう。

そして、最近、人気なのはこちら!「平和の鳥居」です。
こちらで撮った写真がインスタ映えをすると、いまではこの前に行列ができるほどです。
多い日には、1時間近く並んだという方もいました。

昭和27年に建てられ、昭和39年には、ご鎮座1200年と東京オリンピック開催を記念して、吉田茂元首相の揮毫による「平和」の扁額(へんがく)が掲げられたそうです。

みなさんも、行列覚悟でステキな写真を撮ってみてください。

3.箱根元宮

箱根神社の奥宮です。

最後は「箱根元宮」です。

こちらですが、駒ケ岳ロープーウェイで山頂まで登ります。
これがまたなかなかでして…
天気によって運休になったり、時には、雲の中というか、霧の中というか、山頂の視界が全くないときもあり、また強風で運行しなかったりと、何度も行っていても、なかなかいい状態で登れないのです。

駒ヶ岳は北に霊峰神山を拝し、古代祭祀=山岳信仰が行われたところ。
その起源は、今からおよそ2400年前、人皇五代孝昭(こうしょう)天皇の御代、聖占仙人(しょうぜんしょうにん)が、神山に鎮まります山神の威徳を感應し、駒ヶ岳山頂に神仙宮を開き、次いで利行丈人、玄利老人により、神山を天津神籬(あまつひもろぎ)とし、駒ヶ岳を天津磐境(あまついわさか)として祭祀したのに始まると言われています。

奈良時代、人皇46代孝謙(こうけん)天皇の御代、高僧の万巻(まんがん)上人が入峰し、霊夢をうけて箱根三所権現として奉斎。
天平宝字元年(757)に山麓の芦ノ湖畔に社殿を造営し、里宮としたのが現在の箱根神社であるとされています。

山頂の箱根神社元宮は、この奥宮として、昭和39年堤康次郎氏の寄進により再建され、爾来祭祀が厳修されており、四季を通して登拝者で賑っております。

駒ケ岳山頂からの眺め、これがまた素晴らしいですのですよ。
芦ノ湖が一望できます。
また、天気が良ければ、富士山の美しい姿も拝めます。

元宮の回りを散策していると、不思議な石を見つけました。
それは「馬降石」
注連縄を張ってある石を「馬降石」といい、白馬に乗って神様が降臨(こうりん)された岩と傳えられています。
石の上の穴は降馬の折の蹄跡で、穴にたまる水は旱天にも枯れたことがないと傳えられる不思議な岩。
また参道の右側には「馬乗石」(ばじょうせき)があり、白馬の信仰を今に残しているます。
この山の七名石の一つとされています。

さて、これですべてのお社をお詣りしました。
「箱根神社」「九頭龍神社」「箱根元宮」をお詣りしたことで、出世運、金運、健康運、縁結び、恋愛成就、心願成就、などなど、すべての運がアップすると言われております。
これが、関東最強と言われる由縁でもあります。

そして、御朱印ガールのわたしがおすすめするのは、やはり”朝活”です。

神社にお詣りするのにおすすめの時間は、午前中、特に空気が澄んでいる朝が良いとされています。
できれは、早い時間にお詣りされると、いっそうのご利益がいただけることでしょう。